harukii/ふんわりシルクWフェイスマフラー S 3年かけて作られた、シルク100%のニットマフラー

「harukii（ハルキ）」は、高橋裕子さんが手掛けるメイドインジャパンのストールブランド。空気のように軽く、肌触りが優しいストール群が当店で大人気です。

こちらは、harukii初の「ニット」製品。カジュアルシーンに使える、ニットのマフラーを以前から作りたいと思っていた高橋さんが3年間かけて開発した、極上の巻き心地のシルクニットマフラーです。

必要としてくれる人のために時間をかけて

harukiiは製品を開発する時に守っていることが3つあります。

1.肌に優しい
2.ユニセックス
3.生産工程を明確にする。

その中でも1の肌への優しさは、高橋さんがもっとも大切にしている製品の核とも言うべき点です。

このマフラーができるきっかけとなったのは「カシミヤさえも肌に強くあたる、肌に着けられるのは綿か絹だけ」というある方の言葉だったそうです。そんな方にも身につけて頂けるマフラーを作りたいと、妥協なくじっくりと素材と工場探しに時間を掛けました。

そして2年前にとある展示会で細い糸で綺麗な表情の高級ニットを編む、工場さんと出会ったそうです。その工場さんとサンプル製作をするも、高橋さんが求める柔らかさには達しませんでした。試行錯誤を繰り返す中で、ある時に触った瞬間にふんわりとした温かさの伝わる、シルクの糸を見つけたのです。

「この糸との出会いがなければ、まだマフラーはできていません。」と。それほどこの糸は高橋さんを魅了したそうです。完成までに3年を費やし、柔らかく優しいマフラーが遂に完成しました。

柔らかくて優しい理由は糸にある

使用しているシルク糸の原糸(元となる糸)はA1という最高ランクです。※ランクには、A1、B2、C3、D4、E5と左から品質にランクがついています。

このマフラーの最大の特徴は、その最高級の糸に更に手を加え、ふんわりと毛羽を多く出す加工をしているところです。

その毛羽の太さは、何と一般的なカシミヤ繊維の半分。7.5ミクロンしかありません。（※1ミクロン＝1000分の1ミリ）

その糸のみを使って編んであるため、マフラーのどこに肌が触れてもふんわりとした優しさを味わえるのです。納得のいくマフラーに仕上がるまで、サンプルは４度も作られたとか！触らせていただいたときに、驚くほどふんわりとした肌触りだったので思わず別のバイヤーと顔を見合わせてしまいました。

すべての始まりは素材の修正から

糸の最大の特徴はふんわり加工ということですが、その加工の前にも、丁寧に糸の調整をしています。

糸をチェックする高性能な機械

原糸に残っている結び目や、天然繊維が持つ節（ふし）、そして目につかないようなゴミなど、それらを超高性能の機械でくまなくチェックし、修正します。結び目や節があると、滑らかな肌触りにはなりません。原糸の段階でこれらをなくしておかないと、その後で除去することはできないんです。

ニット工場の写真

その後、糸を染め、先ほどの毛羽が出る加工を施しています。

修正作業を行う職人の方(写真は他社製品)

元々の高品質な糸にたくさんの手間をかけて、より高品質になるよう素材が活かされる加工をしています。

コーディネートのワンポイントに

形は使いやすい小ぶりなマフラーです。小さいですがシルク100％なので保温性、保湿性が高いのが特徴です。防寒対策だけを考えれば真冬用の肉厚なマフラーのほうが優れているのは事実です。

しかし冬はコートやダウンをしっかり着るので、大きなマフラーは必要ないという方も多いのではないでしょうか。通勤通学や、ちょっとした外出時に首元だけしっかり防寒するのであれば、これぐらいのマフラーが重宝します。

例えばアウターやジャケットの下に差し色として取り入れたり、巻かずに垂らすだけでも雰囲気が変わります。シンプルなコーディネートに気の利いた小物使いでワンポイントにもなります。

表面と裏面で異なった編み方をしているため両面がお使いいただけます。明るい色でも裏面は落ち着いた表情をしているのでコーディネートに合わせるとき、思った以上に難しくないんです。

もちろん男性も使用可能です。ジャケットに合わせると、上品に見えます。荷物にもならないので、通勤用として丁度よいです。

色名はすべて春の植物の名前が付けられています。プレゼントとしてもおすすめの一品です。

長く使用していただくためのお手入れ方法

こちらのマフラーは肌触りのよさを長持ちさせ、また型崩れを防ぐために、ご家庭での手洗いは避け、ドライクリーニングにお出しください。季節ごとに、クリーニングに出して頂き、使わない季節は、防虫剤を入れて保存して下さい。

修理も承ります

「修理をしながら永く使う」、それがharukiiの目指す、ストールとお客様の関係性。万が一ひっかけてほつれができてしまったという場合は、スタイルストアカスタマーサポートまでご連絡くださいませ。harukiiが責任を持って修理してくださいます。