大阪の三井毛織さんという、毛布専業のメーカーさんがつくるベビーアルパカ毛布。

数々の天然繊維毛布を扱う三井さんですが、肌ざわりと暖かさ、どちらも妥協したくないという方におすすめしたいのがこちらの「プレミアムベビーアルパカ」の敷毛布です。

アルパカの中でもわずか15%、極上の肌ざわり

使われているのは、アルパカの中でも生産量がたったの15%というベビーアルパカ。生後3カ月以内のアルパカの子供のやわらかい毛だけを梳いて採った、貴重な素材です。一頭のアルパカから一生に一度しか採れないと思うと、その貴重さを改めて実感します。

色：グレイッシュブルー

なにが違うかというと、まず肌ざわり。採毛時に、バリカンではなく梳き鋏を使っているので、刈った後の毛先が柔らか。毛布に仕上げた時の、シルクのようなしっとり感と柔らかさは、手間のかかる方法で作られているからなんですね。

また、一般的には洋服に使われるような繊維の長い毛を贅沢に使っていることも仕上がりがなめらかな理由のひとつです。

色：ホワイト

その肌ざわりの良さがありながら、獣毛ならではの暖かさも備えているのがアルパカの良いところ。寒冷地で過酷な環境に育つアルパカ、保温性は抜群です。

キャメルよりもなめらかでシルクよりも暖かい。まさにどちらも大切にしたい方に選んでほしい素材です。

もうひとつ、アルパカの特筆すべきは「丈夫さ」。これは何よりもほかの素材に秀でていて、毛玉になりづらく、長年使っても痩せづらいので長くお使いいただけます。

もちろん、他の天然繊維とおなじく吸湿・保温性に優れているため、身体から出る水分はすぐに放湿してくれるので、蒸れることも、汗冷えすることもありません。

色のバリエーションがあります

また、三井さんの他のブランケットと違う点は色のバリエーションがあること。「ホワイト」は素材そのものの色を活かした無染色。色付きがお好みの方には、派手すぎず絶妙な淡い色出しの「グレイッシュブルー」がおすすめです。

デメリットは、素材の希少性が高く毛を梳くのにも手間がかかるため、他の素材と比べて価格が高いところでしょうか。でもこの肌ざわりなら仕方ないかな、と思えてしまう暖かさとふんわり柔らかな質感、ぜひ体感していただきたいです。

寒がりさんには「アルパカの敷き毛布」を

以前、別のコラムでもご紹介しましたが、毛布は「掛ける」よりも、「敷く」方が暖かいってご存知でしたか？寝ている間に体から放出される熱を下から受け止めてくれるんだそうです。

出典：「毛布の使い方で変わる、布団のあったか度」（オムロン ねむりラボ）

「シルクの国産敷毛布パット」よりも暖かさが勝る、アルパカの敷毛布。寒がりの方や、寒冷地にお住まいの方、底冷えする季節にも心強い味方になる一枚だと思います。

ブランケットもあるので、あわせてご覧くださいね。

素材選びに迷ったらこちらをご覧ください

三井さんの天然素材の毛布は、季節や細かいニーズに応えるために、たくさんの素材バリエーションがあります。その分、「自分にピッタリなのはどれだろう」と悩む方も多いはず。

そこで、お選びいただきやすいように暖かさ・肌ざわり・軽さなどの指標と、価格や展開サイズをまとめました。「△だからイマイチ」というわけではなく、あくまで何を重視するか、という視点で素材選びの一助にしていただけると幸いです。

※重量や価格はシングルのブランケットでの比較です。

こんな方におすすめです

【シルク】※敷・掛両方あり
・肌ざわり重視な方に
・お得な2枚セットもあるので、ご夫婦で使ったり
プレゼントしたい方に

【ベビーアルパカ】※敷・掛両方あり
・暖かさと肌ざわり、どちらも大切にしたい方に
・唯一色展開があるので、ホワイト以外ご希望の方に

【キャメル】※掛のみ
・軽めのブランケットがお好きな方に
・とにかく暖かさ重視な方に

【カシミヤとメリノウール】※掛のみ
・暖かさと肌ざわり、どちらも大切にしたい方に
・特に蒸れづらいので、汗かきな方に