みんなの愛用品
一枚の布が一番役に立つ話ーmino編
以前、愛用品としてご紹介した、
ORIMの大判ストール。
その際、結局、これは一枚の大きな布
だから、巻いたり掛けたりくるまったり、
様々に使えて便利だ、とお伝えしました。
お客さまから「コラムの説明がなかったら
自分では絶対に買わなかったと思う」との
コメントを後日頂きまして、その方も、
今では年中ORIMのストールを活用して
くださっているとのこと。嬉しい限りです。
そういう意味では、今日ご紹介する
「mino」も便利な一枚の布(ニット)。
夏のシンプルな装いを華やかにしてくれ
たり、冷房対策、紫外線対策と、夏の
お出かけには大変重宝する一品です。
Tシャツの上に羽織れば一気に華やかに
冷房対策にも心強い一枚
私が愛用するのは春minoです。
これは冬minoより一回り小ぶりで、
裾が前は太もも真ん中ぐらい、後ろは
一番長いところで、ヒップが完全に
隠れるぐらいの長さ。手持ちの服と
バランスがとりやすく、パッと羽織っても
それなりにサマになって見える便利な
一着でもあります。
最近の、猛暑・酷暑なニッポンの夏。
どうしてもTシャツやタンクトップなど
シンプルでカジュアルな服装になりがち
ですが、そんな時もminoがあれば、
この通り。
装いがぐっと華やかな雰囲気になります。
Tシャツに箔をつけてくれる服って
一着あると便利ですよね。
もちろん真夏の炎天下での装着は
暑いですが、そういう時こそ持っておく
べきなのがmino。
真夏の冷房は容赦ないですからね。
特に私は朝晩の通勤で40分程電車に
乗っているとき、
1、混む時間帯なので冷房MAX
2、混んでいるので動けない
3、首の後ろに冷房直撃が40分続く
と、非常に体に厳しい環境です。
そんな時はminoで首をカバー。
すっかり冷たくなった首にminoを
巻いた瞬間のホッとすることといったら
ありません。
夏minoか、はたまた春minoか?
暑がりさん&麻好きには夏minoがおすすめ
春minoがおすすめといっても、mino
には「夏バージョン」もあるじゃないか、
とのお声、もっともです。
夏minoは春minoに比べて形がより
長方形で薄手。なので首に巻くときは
ボリュームも出ず、夏のストールとして
スッキリ巻いていただけます。
あとは腕を通せるので、アクティブに動く
ときは、夏minoの方がおすすめです。
(春minoは肩から羽織っているだけ
なので、インナーがポリエステルなど化繊
の場合はツルツル滑ることがあります。
綿や写真のようなリネンジャージは、生地
との摩擦で、ずり落ちずに着用できます)
それと大きな違いが素材。
春mino:リヨセル90%、カシミヤ10%
夏mino:フレンチリネン100%
夏minoは麻100%なので、シャリ感が
あり、軽くてさっぱりとした風合い。
春minoはふっくらとして、夏よりは
あたたかい感触で、3シーズンに対応
する感じでしょうか。
肩から羽織るか(春mino)、腕を通すか
(夏mino)、いずれも1枚の布。
こういう服と巻物の中間といった位置づけ
のアイテムこそ、過酷な夏から私たちを
守ってくれます。
大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。