みんなの愛用品
ORIMのストールは命を救う布でもある
皆さまこんにちは、バイヤーの柳沼です。
今日は、最近愛用していて、周囲からの
評判も良いストールをご紹介したいと
思います。
それは昨年の春にご紹介した「ORIM」の
ソフトジャージー大判ストール。
お客さまからもすこぶる好評な一枚だった
のですが、私はストールと言うよりむしろ
シンプルな一枚の生地として愛用している
感覚です。巻いたり羽織ったりと、様々に
使っていると、「それどうなってるの!?」
と不思議がられたりするものですから、
今日は皆さんに、私なりのORIM活用例を
ご紹介したいと思います。
大きな布だからできる、さまざまな使い方
Tシャツのような気持ち良さがまた嬉しい
風邪を引いたらこれにくるまって暖を取り、
冷房が直撃してくる新幹線のなかでは
アゴ下までグルグル巻きにして冷え対策。
たっぷりとした分量の生地ゆえに、
時にブランケット的な使い方が出来る
のが、このストールの何よりの特徴です。
身長166センチの私が、両手を一杯に
広げて持って、これがその全容。
横2.2m×縦1.4mという超大判です。
だから見てください。
一枚でこんなふうに、全身くるまることが
できるんですね。
お客さまからの声で「Tシャツの生地」
という表現がありましたが、まさにそう。
だからこんなふうにくるまっても、繊維や
ホコリが服につかないし、静電気もおき
にくいというメリットがあるんですね。
膝掛けとして使う際も、
足首まで覆えるのがポイント。
映画館やレストランなどで寒い席だった
場合、この布一枚で「助かった!」と思う
こと、ホントよくありますよ。
でも地面についちゃってるじゃない?
という突っ込み、あると思います。
しかし、冷房の風が自分に向かって延々
直撃してくるようなとき、多少裾が地面に
付こうが、かまっていられない寒さ
じゃないですか?身を守るほうが大事。
だって、この布は洗えるんですもの!
そして、寒さに震える心配がないときは、
おもむろに丸めて枕にします。
適当な長方形に畳んで腰枕にする
のもおすすめです。
たっぷりのボリューム感がおしゃれに見せてくれる
無地だけど地味にならないのはドレープのおかげ
首に2重巻きにするとこんな感じで、
Tシャツの布とはいえ、ドレープが出て
意外と雰囲気よく見えるんです。
ウールのようなチクチク感はゼロです
から、敏感肌・乾燥肌の方にもとっても
おすすめです。
唯一の難点を挙げるとすれば、
ストールとして巻くときにやや重いと
感じる方がいるかなーという点でしょうか。
ちなみに重さは360gあります。
FU-WAショールで220g、AVOCAの
ドニゴールスローで約460g、
KLIPPANのポケット付きウールストール
で、500g前後といったところです。
ORIMより重いものは「羽織り」を前提とした
アイテムなので、360gという重さが「首だけ」
にかかるとなると、ちょっと厳しいかも
しれませんね。
私の場合はだいたい2重巻きにして使う
ので、布の半分以上は「肩」にのっている
感じ。そのせいか、重みで首が辛いと
思ったことは今のところありません。
というわけで命を守る一枚の布として
大変おすすめなORIMのストール。
「寒いと死んじゃう!」という女性の皆さまに
ぜひご覧頂きたい逸品です。
大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。