◯◯の選び方ガイド
自分にぴったりのお弁当箱は?素材やサイズの選び方
お弁当箱は、「素材」「容量」「用途」を中心に考えるとぴったりのものが見つかります。家族や性別、食べる量、持ち運び時間など、使う人にあったものを選びたいですね。今回は、スタイルストアで人気のお弁当箱を中心にご紹介します。
素材別に機能を見極めよう
1.アルミ製は軽くて菌が繁殖しにくい
[アルミお弁当箱]
レンジ…×
オーブン…×
食洗機…×
アルミお弁当箱のメリットは、軽くて丈夫、お弁当箱内で菌が繁殖しにくいところです。電子レンジでの温めはできませんが、保温庫には入れられます。そのせいか、幼稚園児を中心に人気のお弁当箱です。
スタイルストアで取扱中のアルミ製お弁当箱は、「THE(ザ)」が手がけるTHE LUNCH BOX(税込1,944円)。蓋部分がしっかりと本体をカバーする、他ではあまり見ないかたちをしています。
蓋の内側を少し削り、箱が取り出しやすくなっているのが特徴。同時に汁漏れしにくい構造にもなっています。リーズナブルな価格も評価され、老若男女問わず人気のアイテムです。
2.ステンレス製は臭いや色が写りにくい
[ステンレスお弁当箱]
レンジ…×
オーブン…×
食洗機…○
ステンレスのお弁当箱は、丈夫で長持ち、匂いや色がつきにくく、さびにくいといったメリットがあります。保温庫で使えるのはアルミと一緒ですが、ステンレス製は保温庫や食洗機でもお使いいただけます。
デメリットは、電子レンジやオーブン使用不可な点と、アルミに比べると価格が高めになっている点です。
ステンレス製のお弁当箱といったら「工房アイザワ」。角型ランチボックス(税込み6,156円)は、蓋の内側にパッキンがついていて汁漏れしにくく、スリムな2段仕立てになっています。男性サラリーマンを中心に人気のかたちです。
3.半磁器製はレンチン可
[半磁器製お弁当箱]
レンジ…○
オーブン…○
食洗機…×
半磁器製のお弁当箱メリットは、なんといっても電子レンジやオーブンに使えるところ。
デメリットは、お弁当箱自体が重く、食洗機が不可な点です。冷蔵庫での作りおきや自宅でのお弁当等、持ち運ばないのを前提としたお弁当に向いています。
「ceramic Japan(セラミックジャパン)」製のハーベストキャニスターは、SS(税込み1,296円)とS(税込み2,376円)、M(税込み3,564円)の3種があります。カラーはホワイトと茶の2色からお選びいただけます。
重ねられてレンチンOKとくれば、作り置きに使いたくなるかたちですね。食器棚の引き出しの整理にも向いているサイズです。SSはW80×D80×H60mm、SはW180×D80×H60mm、MはW215mm×D96mm×H70mmの大きさです。
4.ポリプロピレン製はレンチンOK
[ポリプロピレン製お弁当箱]
レンジ…○
オーブン…×
食洗機…○
ポリプロピレンはお弁当箱によく使用されている素材で、レンジや食洗機が使えるのがメリットです。箱自体が軽くて持ち運びも楽々、通勤通学用のお弁当箱として人気です。
デメリットは、アルミやステンレスに比べると抗菌効果が弱い部分。また、色や臭いがお弁当箱に移りやすい点もあります。
菌の繁殖を防ぐには、保冷剤や抗菌シートが効果的です。「GEL-COOL(ジェルクール)」のランチボックス squareシリーズは、蓋部分が保冷剤の役目をしています(この部分は食洗機にはお使いいただけませんのでご注意ください)。
菌が繁殖しだすのは25度前後と言われており、保冷蓋を使うことで4時間後でも15度程度まで温度上昇を抑えられます。保冷剤付きのお弁当箱でムシムシ時期を乗り切りましょう。
5.木製は湿度調整機能あり
[木製お弁当箱]
レンジ…×
オーブン…×
食洗機…×
木製のお弁当箱は、近年人気のタイプ。曲げわっぱに入ったごはんは、冷たくてもおいしく感じられると言いますよね。木製のお弁当箱は自然の素材でできているため、湿度を調節する機能が備わっているのです。
見た目がおしゃれでごはんがおいしいと話題の木製お弁当箱ですが、電子レンジやオーブン、食洗機、保冷庫は使用できません。また、詰めるものによってはお弁当箱にシミを作ってしまう等、手入れが大変という面もあります。
ランチボックス mWood SG 白(税込み9,720円)は、木製のお弁当箱に保冷機能のついた蓋がセットになっています。このタイプは珍しく、スタイルストアでも人気の商品となっています。
ごはんをおいしくいただける木製箱はお手入れが大変ではありますが、保冷剤や保冷シートを上手に組み合わせ、長く愛用していくことはできます。
今一度確認したいお弁当の容量
1.おかず入れにぴったりの220ml
蓋部分が保冷剤代わりになっているランチボックス squareシリーズS(税込み1,080円)は、容量220mlのコンパクトサイズ。果物やおにぎり、茶碗1杯分のごはん、サラダなど、追加で使うのに適しています。カラーは、ホワイト・ライトグレー・マンゴー・ネイビーからお選びいただけます。
こぶりなお弁当箱はサブとして活躍しますね。1つあると便利ですよ。
2.食の細いお子さんなら360ml程度
幼稚園や保育園に入りたての年齢や食細めのお子さんにおすすめなのは、「工房アイザワ」の角型ランチボックス小1段(税込み3,456円)。13.5×13.5cmの手のひらサイズのお弁当箱で容量は360mlとなっています。保温器でも使えるステンレス製です。
汁漏れしにくいパッキン付き、抗菌効果あり、落としても割れない等、メリットも沢山感じられます。
3.保育園や幼稚園児は400ml程度
幼稚園児や保育園児が使うお弁当箱は、400ml前後のものが一般的。足らない場合はおにぎりを別でつけるなどすると満足のいくランチタイムになります。
保冷庫のない園の場合は、保冷剤が蓋代わりになっているランチボックス squareLシリーズ(税込み2,052円 )がおすすめ。容量は400mlで仕切り付きのお弁当箱です。軽くて持ち運びもしやすくなっています。カラーはホワイト・ライトグレー・ネイビー・マンゴーの4つからお選びいただけます。
4.小学生は男女共に600ml程度
小学校1年生と6年生では食べる量に差が…となりそうですが、基本的に小学生は男女ともに600mlのお弁当箱が最適と言われており、プラスアルファで増やせば問題ないようです。
「工房アイザワ」の角型ランチボックス小2段(税込み5,616円)は、360ml×2=720mlの容量が入るお弁当箱。1段分におかずをいっぱいつめ、おにぎりを持たせるなどの方法でも良いし、食べ盛りの子にはお弁当箱いっぱいにごはんを入れてあげても。
小学生お弁当箱は多少大きい方が重宝します。長く使えるステンレスだからこそ、2段がおすすめですよ。
5.男子中高生は900ml程度
一番お弁当の容量が必要なのは、食べ盛りの男子中高生たち。この時期はお弁当容量が900ml〜と大きめのタイプが好まれます。角型ランチボックス大(税込み4,968円)は、1,000ml入る大型サイズです。
平タイプと2段タイプは悩みどころですが、2段タイプだとのっけもりがしにくくなるため、丼メシが好きな子なら平たいタイプの選択肢も考慮に入れてみてください。男子中高生が大好きな焼肉弁当などもらくらく作れます。汁漏れしにくいパッキン使いは、男子中高生でも扱いやすい造りになっています。
6.女子中高生は700ml程度
ダイエットが気になるお年頃の女子中高生は、男子に比べるとやや少ない量の700mlが適切な量と言われています。
「GEL-COOL」のランチボックス square SG(税込み2,052円)は、約18×9cm(容量約500ml)。これに220ml容量のsquareシリーズSを追加してあげると丁度よいお弁当サイズになります。
学生のお弁当箱は、軽さや抗菌性も考慮してあげたいですよね。ポリプロピレン製のお弁当箱はおすすめです。
7.女性(20〜40代)は600ml程度
20〜40代の女性のお弁当箱は、概ね600mlを基準にすると良いと言われています。この容量であっても、10代の男女とは多少内容を変えるのが賢いごはんの食べ方になります。最近は糖質制限ダイエットを行う方も多く、御飯の量を減らしてお肉や野菜を食べる方も増えました。
工房アイザワの角型ランチボックス中1段(税込み4,320円)は、間仕切りの場所が移動できます。これならおかずとごはんの位置も調整しやすく、食べ過ぎも防げますね。
8.ダイエット中なら500ml程度
ダイエット中の女性におすすめなのは、少し小ぶりのお弁当箱。通常よりも少ない分量しか入りませんので、自然と食べる量も減らせます。
蓋部分が保冷剤代わりになっているランチボックス square SG(税込み2,268円)は、女性におすすめのサイズ。容量は500ml。ポリプロピレン製お弁当箱なのでレンジでチンできるのも便利です。職場や自宅ご飯で温かなお昼が食べられるのは良いですよね。
こちらもマンゴーイエロー・ホワイト・ネイビー・ライトグレーの4色からお選びいただけます。ポリプロピレンは汚れが付着しやすい素材です。ナポリタンなど色の濃いものをいれる時は、下に葉っぱを敷いたり、小さなケースに入れるなどして工夫してみてください。
9.男性(20〜40代)は900ml程度
20〜40代の男性も男子中高生と同じ900mlのお弁当箱が推奨されています。けれど、日本人男性の場合、40代に入るとメタボ診断される人も多く、カロリーのとり過ぎには危険信号が点滅。「900mlまで良し」ではなく「若干少なめでやめておこう」と考えるのが体型維持のコツです。
「工房アイザワ」の720mlの2段お弁当箱(税込み6,156円)は、通勤通学にも便利なサイズ。みかんを1つ追加するなどの工夫で、大型のお弁当箱にならないよう気遣ってあげると良さそうですね。
お弁当に便利なグッズたち
1.リネン100%のキッチンクロス
お弁当を包むファブリックで厚手のものをお探しの方には、リネン(麻)のものがおすすめ。麻は水分を吸いますが、外へ逃がす性質も併せ持っています。つまり、繊維の奥まで水分が染み込まず、汚れも落としやすくなっています。
上質なリネンを扱うことで知られている「Lino e Lina(リーノエリーナ)」では、45cm×45cmのキッチンクロス(税込み1,296円)を扱っています。お色は8カラーあり、男女共に人気のアイテムです。
2.上質な木製の箸
日本製の木を使用したお箸は、近年人気が高まってきています。
スタイルストアで人気なのは、「CRAFT KONOMI(クラフトコナミ)」のMyはしセット(税込み3,456円)。お箸とお箸入れがセットになっており、楓と桜、楢の3種からお選びいただけます。箸は日本産の木を、ケースはアメリカ産のものを使っています。食洗機は使えませんので、使用後はスポンジ等で水洗いをしてくださいね。
3.ザブザブ洗えるキャンパストート
スレッドラインヘビーキャンバストート(税込み7,344円)は、しっかりした帆布製のトートバッグ。お弁当はもちろん、A4ファイルやマックブックも入る大きさです。サイズはW420×D130×H260mmです。
白い頒布バッグは汚れが気になりますが、たわしでゴシゴシ洗える頑丈な作りとなっています。お風呂場で手洗いし、陰干しして干せば綺麗が保てます。この頑丈さがデイリー使いにはぴったりですね。
4.保冷と保温に優れた燕製のボトル
お手製ドリンクを持参する方におすすめなのは、「Mokuneji(モクネジ)」のBottle M(税込み9,720円)。ボトルもコップも日本で作られており、職人の技が光るアイテムとなっています。
ボトル部分は金属製で保冷保温ができ、コップ部分はケヤキで温かみが感じられます。Sサイズは200cc、Mサイズは270cc、Lサイズは360cc。プレゼントにも人気です。
お弁当は愛情の印
食事は心がリラックスする楽しい一時。お弁当箱もその役割を背負っています。年齢や持ち運び用途、食べる量などで使用する箱は変わってきます。その時その時に合わせ、お弁当箱を変えていくと良いですね。自分にぴったりのお弁当箱が見つかりますように。