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夏に飲みたいアイスティー。ホームメイドでおいしく作ろう

2017年06月27日更新

夏こそ飲みたいアイスティ2017

冷たいアイスティーで涼をとる

紅茶やフレーバーティーを冷たく冷やしていただくアイスティー。ガラスのグラス越しに透き通って見えるアイスティーは、目にも涼しい夏向けの飲み物です。

ホームメイドのアイスティー

いろいろなアイスティーが市販されていますが、毎日気兼ねなくいただくためにも、ホームメイドで作ってみませんか?見た目にも美しいアイスティーのレシピはたくさんあります。夏のおもてなしにもおすすめです。

べーシックなアイスティー

「本格アイスティー」はオンザロックで

まずは、ベーシックなアイスティーのレシピからご紹介していきましょう。通常の紅茶と同じように熱湯で抽出するアイスティーは、「本格アイスティー」と呼ばれることも。ベーシックな淹れ方は、ホットティーを氷にあてるように注ぐオンザロック方式。耐熱性のグラスを使うことをお忘れなく。

白く濁ってしまうことも

ホットティーを氷で一気に冷やしてアイスティーを作る場合、クリームダウンと呼ばれる白濁が起こることがあります。茶葉に含まれるカフェインとタンニンが結合した成分が白く濁って見えるのです。味わいには影響がありませんが、透明感がポイントのアイスティーの場合、できるだけこのクリームダウンを防ぎたいですよね。

白濁を防ぐには

クリームダウンを防ぐためには、茶葉選びが肝心。「キャンディ」や「ヌワラエリア」のようにもともとタンニンが少ない茶葉を選ぶようにするとよいでしょう。タンニンが多く含まれている茶葉を使う場合は、蒸らし時間を短めに。タンニンの抽出量を抑えることで、クリームダウンを防ぐことができます。

水だしでいれるアイスティー

夜寝る前に準備して

水だしで作るアイスティーなら、夜寝る前に準備しておくと翌日には飲み頃に。ガラス製のティーポットまたはピッチャーに茶葉を5gから10gと水300ccを入れます。フタをしっかりしめて冷蔵庫で保存するだけ。におい移りが気になる方はラップなどでカバーをするとよいでしょう。

水だしは軽くまろやかな味わいに

水だしで作るアイスティーは、熱湯を注いで作るお茶に比べると香りが弱く軽い味わいになります。時間をかけて抽出することで味わいはまろやかに。麦茶のようにごくごく飲みたい場合は、茶葉の量は5gほどで十分ですが、紅茶好きの方はもう少し濃い目に入れたほうがおいしく感じられるでしょう。

水だしアイスティーにおすすめの茶葉

水だしアイスティーは、上述のように軽くまろやかな味わいになるので、「ダージリン」や「アッサム」「ウバ」など苦みがあるものやコクがある茶葉を選ぶと味わい深いアイスティーを楽しむことができます。フルーティーな香りが魅力的な「アールグレイ」もおすすめです。

アイスティーにフルーツを入れて

見た目もおしゃれなサマードリンク

ベーシックなアイスティーにフルーツを加えることで、より夏向けのおいしい飲み物ができあがります。ここでは、簡単にホームメイドができるフルーツ・アイスティーのレシピをご紹介していきましょう。

ジンジャー・ミント・レモン・アイスティー

ヘルシーなアイスティーなら、ジンジャーにミントとレモンスライスをプラスしたこちらのレシピもおすすめです。5cmほどの皮をむいてスライスした生姜と一緒に紅茶を淹れて。常温ぐらいに覚めてからレモン果汁1個分とティースプーン2杯分のはちみつをプラス。サーブするときにミントの葉とスライスしたレモンも加えておしゃれな雰囲気に。

アイスティー・サングリア

ノンアルコールのサングリアをアイスティーで作るレシピは、小さなお子さんやアルコールに弱い方にもおすすめです。作り方は簡単。アイスティーに細かくカットしたお好みのフルーツを入れるだけ。甘みが欲しい場合は、はちみつかフルーツのシロップを2分の1カップから1カップ分プラスするとよいでしょう。白蜜を使う場合は量を少なめに。

ハイビスカスティーにイチゴを入れて

真っ赤に色づくハイビスカスティーを使ったアイスティー・レシピも人気があります。こちらはハイビスカスティーとミントティー、ラズベリーティーをブレンドしているレシピですが、ハイビスカスティーだけでもOK。アイスティーにイチゴとレモン果汁1個分を加え、最後にミントの葉数枚とはちみつを3分の2カップ加えています。

見た目も美しいセパレートティー

人気のセパレートティー

最近人気のアイスティーのレシピに、セパレートティーがあります。その名の通り2層に分かれたアイスティーで、見た目の美しさも人気の理由。混ぜずにセパレートの状態のままストローでいただくと、それぞれの味わいをくっきりと感じることができます。

紅茶+ミルクのセパレートティー

アイスティーを作り、グラスの4分の3ほど注いだところにミルクを加えて作るセパレートミルクティー。ポイントは、グラスに氷を入れること。ミルクを注ぐ際には、氷にあてるように静かにゆっくりと注ぐようにしましょう。氷の無いところに注ぐとアイスティー全体が白濁してしまいます。

紅茶+フルーツのセパレートティー

フルーティーなセパレートティーには、絞った果汁や果汁100%のジュースを使います。おすすめは、グレープフルーツやオレンジなどの柑橘系。ブドウやパイナップルのジュースでも夏らしいさわやかなセパレートティーに。先にジュースを注いだグラスに氷を入れてアイスティーを注くときれいな2層になります。

カフェのようなアイスミルクティー

アイスティーでもミルクティーを楽しみたい

通常のアイスティーにミルクを入れると、味がぼんやりしてしまったり見た目がきれいにならないことも。そのため、アイスティーではミルクティーは楽しめないという説もあります。ところが、カフェのメニューにはアイスミルクティーが存在しますね。味も見た目も満足できるアイスミルクティーはどのように作るのでしょう。

小鍋で作るミルクティー

小さめのミルクパンなどに、お水150㏄とミルク250ccを入れて中火で温めます。沸騰直前のタイミングで茶葉を10gほど投入。沸騰させないように火加減を見ながら、お鍋の中をかき混ぜていきます。少しずつ紅茶のエキスが抽出され、ミルクブラウン色になったらOK。時間は4分から6分ほどが目安です。

茶葉を漉して冷やす

抽出されたミルクティーをボウルなどに移して冷やします。このとき、茶こしを使って茶葉を取り除きましょう。ボウルを氷水などにつけて外側からある程度冷やし、保存容器に入れ替えて冷蔵庫へ。

甘みが欲しいときは

甘いミルクティーにしたい場合は、お鍋で紅茶を抽出しているときにお砂糖をプラスして。グラニュー糖だけでなく、黒砂糖やキビ砂糖もコクのある味わいになります。冷たくしてから甘みを加えたい場合は、白蜜がおすすめ。アイスミルクティーの色を損なうことなく上品な甘みが加わります。

アイスティーを楽しむ器たち

ガラスのティーポット

それでは最後に、アイスティーにおすすめの器や道具をご紹介していきましょう。まずは、「TOJIKI TONYA」の「耐熱ティーサーバー」。見た目にも美しいティーポットは、テーブルでオンザロック方式のアイスティーを作るときにも役立ちます。

セパレートティーにおすすめの背の低いグラス

セパレートティーを入れる際には、背の低いグラスがおすすめです。背の高いグラスを使うと、アイスティーにプラスしたミルクや果汁の層が厚くなってしまい、ストローでいただく時に味が混じりにくいから。「KIMOTO GLASSWARE」の「花鳥風月グラス」は、グラスの底に日本の伝統文様がデザインされた美しいグラスです。

たっぷり飲みたい方はロンググラスに

ごくごくたっぷりアイスティーを楽しみたい方は、ロンググラスがおすすめ。「VISION GLASS」のLHサイズなら、350mlサイズなので安心です。ミントやレモンなどが入ったアイスティーもグラス越しに楽しめますね。

可愛いミルクパンも

ホットティーを氷で冷やす熱湯抽出の方法でアイスティーを作る場合は、ミルクパンも活躍します。こちらは「TOJIKI TONYA」の「ミルクパン 」。耐熱性の陶土で作られた柔らかなフォルムが印象的です。直火はもちろん、電子レンジにも対応しているので使い勝手もよく、少量のお湯を沸かすときに便利です。

夏はアイスティーで涼をとろう

暑い夏にぴったりの飲み物、アイスティー。ガラスの器を使って目にも涼し気な演出をすることで、おしゃれな雰囲気も楽しめます。麦茶の代わりにごくごく飲んでも、おもてなしのドリンクとしてもおすすめです。

このコラムを書いた人

インテリアをはじめ、雑貨やファッション、アートなど美しいものが大好きです。夫と二人の息子、犬と猫と一緒に暮らしています。