インタビュー&ゲストコラム
kOh 上武さんのヘルシンキ旅行記その2
今回、旅行中に訪れた
世界遺産は2ヶ所。
ヘルシンキから船で15分の、
海上要塞スオメンリンナ島と、
隣国エストニアのタリン旧市街です。
あいにくの曇り空だったけれど、
スオメンリンナ島は
訪れてよかったと思う場所でした。
快晴だったらもっとよかったんだけど...。
ヘルシンキ市民がピクニックに来る
というのも納得の、のんびりできる
自然の美しい場所。
一時スウェーデンの、
そしてロシアの支配下にあった
要塞の島だけに、こんなものもありました。
そして別の日に訪れた、
エストニアのタリン旧市街。
ヘルシンキからは、フェリーで
片道2時間です。
北ヨーロッパでは唯一、いくつか
中世からの建物が現存している街。
旧市街への門をくぐると、
人と車さえなければ、
タイムスリップしたかと思うかも。
タリンの街はとても小さく、
細い路地が繋がり合って
できているような街。
地図を見ていると建物や
街の雰囲気が味わえず、
かといって地図を見ないと
あっという間に迷子になりそうになる。
ここは時間に余裕をもって、
ふらふら目的もなく歩き回ると
いいのかなと思いました。
スオメンリンナ島もタリンも、
古いものが現存している
雰囲気を楽しみつつも、
それらの建物ができた必然性を知る。
イタリアに住んでいた頃にも考えた
ことだけれど、こうして
「歴史の本を読んでから
建物の外に出たら、
その時代のものが残っていて
見ることができる」って、
素晴らしいなぁと思います。
木材と紙の文化の日本では、
なかなかそこまで古いものを
たくさん残すことはできなかったので。
歴史教育の違いって、
こういうところからの影響も
あるのかもしれないなぁ。
さて、最後にちょっと後日談。
ヘルシンキ滞在中、毎日何度も
「ムーミン」と「マリメッコ」を見かけました。
初めは「あ、ムーミン」とか反応してた
のですが、旅行の最後の方にはすっかり
見飽きて無反応に。
ところが...帰国後、都内を歩いていて
たまに「ムーミンのTシャツ」とか、
「マリメッコのバッグ」を見かけると、
思わず反応してしまうのです。
早くこの病から逃れたいものです(笑)。
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