◯◯の選び方ガイド

まな板とカッティングボードの選び方のコツ

2016年12月16日更新

こんにちは。バイヤーの中井です。

普段の食卓やおもてなしのシーンで
活躍してくれる木のカッティングボード。

パンやチーズなどを切ったり、
フルーツや前菜を盛ってプレート
がわりに使ったりと、とても重宝する
アイテムですよね。

そして、少し前に撮影した
こちらのカッティングボード。
実は、今年の秋のはじめ、
woodpeckerさんのワークショップに
参加した時に自分で仕上げをした
ものです。

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代官山店で開催されました。

ワークショップでは、小刀や鉋(かんな)
を使って、一心不乱に削ってきました。

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と同時に、木のプロであるつくり手の
福井さんに、山桜のカッティングボードと
いちょうのまな板の違いや選び方、
お手入れ方法なども教えていただき
ましたので、みなさまにもご紹介
させていただきますね。

「まな板」と「カッティングボード」の選び方

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この日の講師、woodpecker 福井先生。秋のはじめ、この頃はまだまだ暑くて半袖でした。

今回のテーマは、
「一生使いたいまな板とカッティング
ボードを学ぶワークショップ」。

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てならい堂は、スタイルストアの3代目店長&独立された中村真一郎さんが運営されています。

日本全国のモノづくりを体感するコトを
提案している「にっぽん てならい堂」さんが
企画され、私は午前中の部に
参加しました。

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まずは製作する前に、
「まな板」と「カッティングボード」、
この2つは何が違って、どんな選び方
をすると良いかのお話から。

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「柔らかい“いちょう”と硬い“桜”は
それぞれ違う個性を持った木なので、
感触がぜんぜん違います。

まな板には、包丁の刃にやさしい
やわらかくて弾力のある“いちょう”が
適しています。」(福井さん)

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「一方で、“カッティングボード”は
ブレッドナイフのようにギザギザの刃で
バゲットをカットしても傷がつきにくい
頑丈な桜がおすすめです。」
(福井さん)

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適材適所、目的にあった素材を選ぶと
使い勝手が良くて、結果的にものもちも
良くなる訳ですね。

ワークショップでは、いちょうや桜を
はじめ、ウォールナットなど他の樹種も
ご用意いただき、触ってみて
その感触の違いを確かめるのも
おもしろかったです。

一心不乱に削る女

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学んだ後は、いざ製作。

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今回は、カットされた木材を、
小刀とサンドペーパーで形を整え、
カッティングボードには天然オイルを
塗って仕上げます。

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カーブのある細かいところは
こんな風に角を落としていきます。

上の画像は、私がガッタガタにして
しまった状態を、福井先生がリカバリー
してくれているところ。

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直線の縁は、鉋(かんな)で
角を落としていきます。

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髪を乱しながら、鉋をシュッと
後ろに引いております。

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ここでも先生にリカバリーいただきました。

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持ち手にドリルで穴を開けてみました。
おかしいな、見事に中心から
ずれてますね。

最後にサンドペーパーで表面を
整え、天然成分のオイルを塗って
完成です!

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左が完成したもの。
右は3年くらい使ったもの。

環境にもよりますが、使って、
オイルをぬってお手入れして・・・
と繰り返すと、深みのある色に
変化していくのですね。

日々のお手入れについても教えていただきました

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いちょうのまな板のお手入れについては
こちらのコラムにてご紹介していますが、
桜のカッティングボードも基本的には
同じだそう。

使ったら棕櫚タワシで汚れを落として、
きちんと角までふきんで拭いて
しっかり乾燥させる。

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カッティングボードの場合は最後に
天然オイルをぬってあげると
表面が保護され、美しいツヤを
取り戻すことができます。

ご家庭にあるオイルを塗っても
大丈夫だそうですが、亜麻仁油や
紅花油、くるみ油など、乾きが早い
乾性油がおすすめだそうです。

使っていくうちに良い風合いに
育っていくアイテムたち。

選び方やお手入れの参考になれば
嬉しいです。

woodpecker/桜のカッティングボード
の商品ページはこちら>>

いちょうのまな板の
商品ページはこちら>>

このコラムを書いた人

中井 明香

スタイルストア バイヤー

中井 明香

いつもの暮らしがちょっと心地良くなるようなものやこと、つくり手の思いやものづくりのストーリー、その地域ならではの話をお伝えしたいなと日々考えています。