インタビュー&ゲストコラム
コンビニスイーツが見違える!?お茶の時間をグレードアップさせる盛り付けの妙
皆さん、こんにちは。ライターのくろだです。
おもてなしのシーンでも使える、
器使い&盛り付けのヒントをご紹介する
「うつわ使いのアイデア帖」、いよいよ今日
から本編のスタートです。
改めまして、どうぞよろしくお願いします。
第一回目は、お家でのお茶の時間、
うつわ選びとお菓子の盛り付けの際に
使える、ちょっとしたヒントをご紹介したい
と思います。
高級なスイーツじゃなくても、特別感のある盛り付けはできる
おやつの準備は、こころ踊りますよね。
上等なお菓子だけでなく、私は、
コンビニやスーパーで売られている、
お手頃価格の市販品も大好きです。
普段見慣れているお菓子を、
上手に、美味しそうに用意できたとき
には、一日楽しく過ごせます。
もちろん、たまーにいただく高級な
お菓子も大好物ですけど!
良いうつわを使えば見栄えがする!?の罠
うつわがよければ適当に盛っても美
味しそうに見える・・・というのは必ずしも
正解ではなく、重要なのは、その組合せ。
お皿とお菓子で、「濃×淡」、または
「淡×淡」の組み合わせを作る、ということを
意識します。そうすると、より素敵なお茶の
時間を演出することができます。
うつわの色×のせるお菓子の色、ポイントは、その「濃淡」
「濃×淡」は、お皿に載せたものが、
くっきり見える組み合わせ。
チョコレートなど濃いめのお菓子の場合は、
色が濃いうつわを選ぶこともありますが、
お互いがはっきりと引き立つならOKです。
形のきれいな、淡い色の干菓子を
いただくときも「濃×淡」で。
濃い色のお皿を使うと、
輪郭がはっきりするからです。
お皿の上の余白を考えつつ、
絵を描くような感じで、少量を上品に。
こういう時は、おやつを主体にしたいので、
お茶のうつわは控えめにします。
「淡×淡」は、やわらかな印象のおやつを
いただくとき。淡い色のうつわに淡い色の
お菓子、というパターンですね。
濃淡の組み合わせは、キリッとした印象に
したいとき。淡い色同士の組み合わせは、
ふんわりした印象にしたいとき。
お茶の時間で練習すると、食卓での応用もスムーズ
お皿に載せる食材をより美しく見せる
というのは、盛り付けの基本です。
自宅でのティータイムにそういうことを
意識しながら器を選び、お菓子を盛る、
ということを何度かしてみると、お料理の
盛り付けにも応用できるようになり、
いつもの食器にいつもの料理でも、
ぐっと見栄えのする食卓が作れるように
なると思います。
次回は、私も愛用する「すずがみ」を
使った、ちょっと上等な一皿の作り方を
ご紹介しようと思います。
どうぞお楽しみに。
中学卒業後に入学した国立高専から、大学、大学院まで、専攻はずっと建築。 インテリアコーディネーターの資格を持ち、インテリアショップめぐりは趣味のひとつ。これまでに訪れたことのあるショップは、全国各地と海外合わせて300以上。現在は会社勤めをしながら、フリーのライターとして雑誌づくりなどに携わる。読売新聞「私・空間」持ち回り連載のほか、雑誌やwebで活動中。