インタビュー&ゲストコラム

おもてなしにも使える、うつわ使いのアイデア帖 序章

2016年12月09日更新
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左:isola パレット 織部釉、右:古白磁 四稜小皿、右奥はスープストックトーキョーの2012年イヤーカップ

こんにちは、ライターのくろだです。
普段はインテリアのことを
あれこれと書いていますが、
インテリアと同じくらい食器も大好き。

人は、何かを食べないと
生きていけません。
つまり、食べることは
生きることでもあるので、
食べるシーンを充実させることは、
生きることを大切にすることにも
つながるかも、と思うのです。

テーブルの上を美味しそうに
見せることにも、その背景である
インテリアを整えることにも、
どちらにも同じくらいの重みが
あります。

インテリア好きな人にうつわ好きが
多いのには、そういった共通点が
あるからかもしれません。

さて、うつわ好きの人は、
数多くを持つがゆえに、愛でて
楽しむものと、日常的に使いまわす
ものに分けてしまう傾向があるように
思います。

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1616/arita japan (&STYLE STOREのみでのお取扱いです)、C&Sは著者私物

私も以前は「持っているだけで
幸せ」な食器が多かったのですが、
あまりにも大切にしすぎて出番が
限られ、まだそんなに使ってない
のにうっかり割ってしまった
お皿があって、いつかお別れする
なら徹底的に使わなきゃ、と
考えを改めました。

安いおやつをどうやって高級に
見せるか、どうやったら前回と
違ったごはんの印象になるか
を考えながら、とにかく実践。

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左:isola パレット、右:コトノハ茶器店の中国茶器セット(一部)

うまくいかないなー、ということも
ありますが、うつわの使い回しを
考えるうちに、作る料理の
レパートリーが広がるラッキーな
場面も(たまには)あります。

そんな日々の工夫を、
何回かに分けて、すこしだけ
皆様に紹介させていただければと
思います。

 

このコラムを書いた人

中学卒業後に入学した国立高専から、大学、大学院まで、専攻はずっと建築。 インテリアコーディネーターの資格を持ち、インテリアショップめぐりは趣味のひとつ。これまでに訪れたことのあるショップは、全国各地と海外合わせて300以上。現在は会社勤めをしながら、フリーのライターとして雑誌づくりなどに携わる。読売新聞「私・空間」持ち回り連載のほか、雑誌やwebで活動中。