インタビュー&ゲストコラム
おもてなしにも使える、うつわ使いのアイデア帖 序章
こんにちは、ライターのくろだです。
普段はインテリアのことを
あれこれと書いていますが、
インテリアと同じくらい食器も大好き。
人は、何かを食べないと
生きていけません。
つまり、食べることは
生きることでもあるので、
食べるシーンを充実させることは、
生きることを大切にすることにも
つながるかも、と思うのです。
テーブルの上を美味しそうに
見せることにも、その背景である
インテリアを整えることにも、
どちらにも同じくらいの重みが
あります。
インテリア好きな人にうつわ好きが
多いのには、そういった共通点が
あるからかもしれません。
さて、うつわ好きの人は、
数多くを持つがゆえに、愛でて
楽しむものと、日常的に使いまわす
ものに分けてしまう傾向があるように
思います。
私も以前は「持っているだけで
幸せ」な食器が多かったのですが、
あまりにも大切にしすぎて出番が
限られ、まだそんなに使ってない
のにうっかり割ってしまった
お皿があって、いつかお別れする
なら徹底的に使わなきゃ、と
考えを改めました。
安いおやつをどうやって高級に
見せるか、どうやったら前回と
違ったごはんの印象になるか
を考えながら、とにかく実践。
うまくいかないなー、ということも
ありますが、うつわの使い回しを
考えるうちに、作る料理の
レパートリーが広がるラッキーな
場面も(たまには)あります。
そんな日々の工夫を、
何回かに分けて、すこしだけ
皆様に紹介させていただければと
思います。
中学卒業後に入学した国立高専から、大学、大学院まで、専攻はずっと建築。 インテリアコーディネーターの資格を持ち、インテリアショップめぐりは趣味のひとつ。これまでに訪れたことのあるショップは、全国各地と海外合わせて300以上。現在は会社勤めをしながら、フリーのライターとして雑誌づくりなどに携わる。読売新聞「私・空間」持ち回り連載のほか、雑誌やwebで活動中。