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第二回 おばあちゃんの着物を取り寄せてみる

2016年09月29日更新

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「着物の勉強をはじめよう!」と
意気込んだものはいいものの、
何からしていいのか全くわからず
いきなり途方に暮れるハタダ。

ネットや本で知識は
手に入れられるものの、
手元に着物道具が一式ないと
何にも始まらないのでは・・・?

と思い、ひとまず、着付け教室に
通っていたおばあちゃんに電話。
「使ってない着物、貸して~!」と
ヘルプを要請してみました。

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『着物姿の写真を楽しみに待っています』と
一筆付きで、快く送ってくれたおばあちゃん。
ありがとう・・・がんばります・・・!

そして届いたのがこちら。

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教室に通っていた際に使っていたバッグに
練習用の着物道具一式を入れて
保管していたとのこと。
これは初心者おあつらえ向き!

とりあえず、かばんから出してみました。

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・・・なにがなにやら!!!

同じような紐がたくさん入っているし
何に使うのか、想像のできない道具も
ちらほら・・・

にらめっこしていても埒があかないので、
ひとつづつ中身の解読をしてみました。

必要最低限のものってなんだ?

「着付けに必要な必要最低限の道具」を
インターネットで調べながら
照合していきます。

1.着物と帯

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左:長着(着物)、右:帯

まずは、これがなくちゃ始まらない
長着(着物)と帯ですね。
どちらも好みの柄で
着るのがとっても楽しみになりました。

2.肌着・長じゅばん

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左:長襦袢、右上:半襦袢、右下:裾除け

半襦袢と裾除けは、
肌に直接触れる肌着のようなもの、
長襦袢は、着物と肌着の間に着る
「見せるインナー」のようなものだそうです。

3.腰ひも・伊達締め

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左:伊達締め、右:腰ひも

やたらとたくさんある!と思った紐のたぐい。
腰紐は着くずれないように締めるもの、
伊達締めは、長襦袢と着物を
それぞれとめるものだそう。

「腰紐3本」&「伊達締め2本」は
必要最低限とのことですが、
着付けの仕方によって使う本数が
変わってきたりするそうで・・・
とりあえず足りそうなので良し。

4.帯まわりの小物

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左上:帯板、左中央:帯締め、左下:帯枕、右:帯揚げ

帯板・・・帯のシワを防止する
帯締め・・・帯の形を整え固定する
帯枕・・・お太鼓結びをする時に形を整える
帯揚げ・・・結んだ帯がくずれないようにする

帯まわりだけでこんなにいろいろ使うんですね!

その他の着付け小物

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左:ウエストベルト、右:衿芯

ウエストベルトは腰まわりに巻いて
着付けを助けてくれるベルト。
衿芯は半衿に入れて、
衿をぴしっと見せてくれるもの。

ウエストベルトは必須ではないですが、
衿芯は着付け必須アイテムです。

何に使うのかわからなかったものたち・・・

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何に使うのかわからなかった物たち。
いずれわかるだろう・・・ということで
とりあえず、そっとしておきます。

必要最低限のもので足りないのは
あと、「足袋」と「履物」くらいでしょうか。
これは準備しなくちゃいけないですね。

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着物を着るのに、こんなにたくさんの
道具が必要なのか・・・と
ちょっと気が遠くなったものの、
中身一式をなんとなーく理解して
ほっとしたハタダ。

一旦、全部鞄の中に戻そう。
と思ったその時、
大変なことに気がつくのでした・・・

(次回へつづく)

絵:chihiro kawata

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着物の季刊誌「七緒」のウェブショップ、
こまものや七緒」の運営もしています。
着物セットに入っていなかった足袋は
ここで買おうかなあと目論見中。

このコラムを書いた人

畠田 有香

スタイルストア バイヤー

畠田 有香

ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。