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第二回 おばあちゃんの着物を取り寄せてみる
「着物の勉強をはじめよう!」と
意気込んだものはいいものの、
何からしていいのか全くわからず
いきなり途方に暮れるハタダ。
ネットや本で知識は
手に入れられるものの、
手元に着物道具が一式ないと
何にも始まらないのでは・・・?
と思い、ひとまず、着付け教室に
通っていたおばあちゃんに電話。
「使ってない着物、貸して~!」と
ヘルプを要請してみました。
『着物姿の写真を楽しみに待っています』と
一筆付きで、快く送ってくれたおばあちゃん。
ありがとう・・・がんばります・・・!
そして届いたのがこちら。
教室に通っていた際に使っていたバッグに
練習用の着物道具一式を入れて
保管していたとのこと。
これは初心者おあつらえ向き!
とりあえず、かばんから出してみました。
・・・なにがなにやら!!!
同じような紐がたくさん入っているし
何に使うのか、想像のできない道具も
ちらほら・・・
にらめっこしていても埒があかないので、
ひとつづつ中身の解読をしてみました。
必要最低限のものってなんだ?
「着付けに必要な必要最低限の道具」を
インターネットで調べながら
照合していきます。
1.着物と帯
まずは、これがなくちゃ始まらない
長着(着物)と帯ですね。
どちらも好みの柄で
着るのがとっても楽しみになりました。
2.肌着・長じゅばん
半襦袢と裾除けは、
肌に直接触れる肌着のようなもの、
長襦袢は、着物と肌着の間に着る
「見せるインナー」のようなものだそうです。
3.腰ひも・伊達締め
やたらとたくさんある!と思った紐のたぐい。
腰紐は着くずれないように締めるもの、
伊達締めは、長襦袢と着物を
それぞれとめるものだそう。
「腰紐3本」&「伊達締め2本」は
必要最低限とのことですが、
着付けの仕方によって使う本数が
変わってきたりするそうで・・・
とりあえず足りそうなので良し。
4.帯まわりの小物
帯板・・・帯のシワを防止する
帯締め・・・帯の形を整え固定する
帯枕・・・お太鼓結びをする時に形を整える
帯揚げ・・・結んだ帯がくずれないようにする
帯まわりだけでこんなにいろいろ使うんですね!
その他の着付け小物
ウエストベルトは腰まわりに巻いて
着付けを助けてくれるベルト。
衿芯は半衿に入れて、
衿をぴしっと見せてくれるもの。
ウエストベルトは必須ではないですが、
衿芯は着付け必須アイテムです。
何に使うのかわからなかったものたち・・・
何に使うのかわからなかった物たち。
いずれわかるだろう・・・ということで
とりあえず、そっとしておきます。
必要最低限のもので足りないのは
あと、「足袋」と「履物」くらいでしょうか。
これは準備しなくちゃいけないですね。
着物を着るのに、こんなにたくさんの
道具が必要なのか・・・と
ちょっと気が遠くなったものの、
中身一式をなんとなーく理解して
ほっとしたハタダ。
一旦、全部鞄の中に戻そう。
と思ったその時、
大変なことに気がつくのでした・・・
(次回へつづく)
絵:chihiro kawata
着物の季刊誌「七緒」のウェブショップ、
「こまものや七緒」の運営もしています。
着物セットに入っていなかった足袋は
ここで買おうかなあと目論見中。
ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。