バイヤーからのお便り
新しい東京土産「TOKYO ICON」を先行販売!
おはようございます。
バイヤーの中井です。
今からちょうど7年ほど前の夏。
「スタイルストアで働きたいです」と
募集もしていないのに履歴書を
送りつけた私と会ってくれ、
「まぁ、ウチに来たらいいんじゃない」
と言ってくれた人がいました。
それが当時店長だった大谷さんでした。
そんな大谷さんは、
「日本のものづくりを世界に」という
思いをもとに、2012年7月に
スタイルストアを卒業し、独立。
まずはシンガポールで
テストマーケティング販売を
スタートされたのです。
(その時のことはこちらから
ご覧いただけます!)
シンガポールでのたくさんの出会いを経て
有田焼のKIHARAと、現地デザイン界のキーマンが出会う
(左から:大谷さん、KIHARA 松本さん
右から2人め:KIHARA 木原社長、
右から3人め: エドウィンさん)
その時プロジェクトに参加されていた
つくり手のうち1社が、
スタイルストア開店当時から
お取引をさせていただいている、
400年の焼物の歴史を持つ有田の
「KIHARA」。
そして、シンガポールの有名な
ギャラリーショップ「Supermama」の
代表であり、現地デザイン界の
キーマンであるEdwin Low
(エドウィン・ロウ)氏との
出会いがあり、一緒に商品開発を
されることになりました。
そうして作られたのが、
シンガポールを象徴する65の絵柄を
1枚のプレートに描いた
「One Singapore」です。
マーライオンや建国の父など、
シンガポールの象徴がずらり!
(今入荷待ちでごめんなさい!)
One Singaporeが誕生した原点は、
「Singapore Icon」というシリーズ。
「世界へ挑戦するのは今回が最後」と
決めていたKIHARAは、わずか数ヶ月で
商品を完成させて発表したのです。
制作風景の一コマ。
パット印刷という技法で絵付けを
されているそうです。
こちらは釉薬をかけているところ。
1点ずつ丁寧に作られています。
ちなみにこちらは有田の採石場。
現地で見ると圧巻で荘厳です。
シンガポールのデザイン賞を受賞!
そして2013年に発表したところ、
シンガポールの権威あるデザイン賞
「President’s Design Award」を受賞!
その土地に根ざしたモチーフ、そして
質が高くて美しい日本のものづくりが
現地で受け入れられ、大ヒットしました。
シンガポールの新しいお土産としても
人気があり、シンガポール政府の
関係者も愛用されているようですよ。
こちらは受賞式の様子。
お二人とも良い笑顔!
新しい東京土産「TOKYO ICON」
東京の魅力を69のアイコンに!
Singapore ICON、
有田焼400年を記念して作られた
ARITA ICONに続き、
今回、新たに「TOKYO ICON」が登場。
スタイルストアで先行販売します!
江戸時代から続く歌舞伎や相撲、
浮世絵、おでんやお寿司などの料理、
四季折々のお祭りなど東京の魅力を
69のアイコンで表現したアイテムたち。
絵柄のセレクトも、思わずクスっと
笑ってしまうおもしろさがあります。
(メジャーどころだとハチ公もあれば、
東証アローズ、柴又、もんじゃ焼、
メイド喫茶まで描かれている!
ちなみに代官山店スタッフの多くは
えび天丼がお気に入り。)
富士山やそばなども描かれている
ので、東京というくくりにとどまらず
日本を表しているものとして
海外の方への贈り物にも良いんじゃ
ないかなーと思います。
スタイルストアを卒業したメンバーや
つくり手の方たちが
こんなふうに活躍していること、
海の向こうに、私たちと近しい価値観で
日本のものづくりに敬意を持ち、
仕事を共にする人たちがいること。
そんなことを皆さんにもお伝えしたい
と思って、コラムを書きました。
画像は代官山店で販売している
マグネット。
(店頭のみでお取り扱いしています。)
現在店舗でもクローズアップしていますので
ぜひご覧くださいね!
いつもの暮らしがちょっと心地良くなるようなものやこと、つくり手の思いやものづくりのストーリー、その地域ならではの話をお伝えしたいなと日々考えています。