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バイヤー柳沼の旅手帖 八戸&奥入瀬への旅【1】奥入瀬散策の前に行くべき村の話
読むだけで心はいつでも旅立てる。
旅の感動を皆さんとともに楽しむ
コラム「みんなの旅手帖」。
今回お届けするのは、バイヤー柳沼
による、青森県は八戸&奥入瀬への旅。
紅葉目前、夏の終わりの最後の最後、
自然そのままの緑と渓流が美しい
風景を満喫してきたようですよ。
それでは皆さま、行ってらっしゃいませ。
自然に元気をもらう、その前に
9月の終わり、青森県にある奥入瀬渓流
へ一泊二日の旅をしてきました。
十和田湖から約14キロほど続く
奥入瀬(おいらせ)川の渓流は、
八戸からバスで1時間半ほどの場所に
あります。
旅の目的は、奥入瀬渓流の自然を
満喫すること、その拠点として宿泊する
奥入瀬渓流ホテルでゆったりした時間
を楽しむこと。
とはいえせっかく機会なので、大自然
に身を置く前に、八戸でランチがてら
海の幸を楽しむことにしました。
向かったのは「八食センター」です。
八食センターのキャッチコピーは
「八戸市の何でも揃うでっかい市場」。
八戸港から届く新鮮な魚介はもちろん
野菜にお肉、地元のお菓子や地酒まで
60ものテナントが軒を連ねる食品市場
です。
回転寿司やラーメン屋さんなど、
魅力的な飲食店も多いのですが、私が
まっすぐ向かったのは「七輪村」。
ここでは場内で買った魚介類を七輪で
焼いて食べることが出来るのです。
七輪利用料として大人一人300円を
払い、焼きたいものは場内で買い
「七輪村で頂きます」と言うと店の
方がはいはい、とそのまま渡して
くれる、というシステム。
立派な帆立にエビ、つやつやの秋刀魚
にぷりぷりのイカ、炭火で焼いて
食べるってホント興奮しますね。
海老がみるみる赤くなり、香ばしい
香りを漂わせる、秋刀魚からじくじく
と脂が滲んで、美味しそうな焦げ目が
ついていく、そのさまをライブで
見つつ、焼けた!というベストな瞬間
口に運ぶ出来ることのシアワセ・・・
何を食べても美味しいのですが、
帆立のミルキーな甘みと、普段食べて
いるものと全く違うイカの歯触りは
特に印象に残りました。
七輪村を満喫した後は、八戸駅に
戻り、無料送迎バスに乗って一路
奥入瀬渓流ホテルへ。
このホテルは、今は星野リゾートの
運営ですが、もともと奥入瀬渓流
グランドホテルという名前でした。
かの岡本太郎氏が愛したホテルとして
も有名で、館内には氏の作品も多く、
2か所の暖炉はそのシンボルとなって
います。
次回はホテル周辺の渓流散策の模様
をお届けしようと思います。
短いですが動画も撮ったので、渓流の
水音もご紹介しますね。
バイヤー柳沼の旅手帖
八戸&奥入瀬への旅【1】
奥入瀬散策の前に行くべき「村」の話
八戸&奥入瀬への旅【2】
キャラメルの香り漂う道
八戸&奥入瀬への旅【3】
地元の人に愛される、まっすぐな味
大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。