インタビュー&ゲストコラム

【あの人の買って良かったBest3】目から鱗!「ありそうでなかったもの」との出会いって楽しい

2026年08月05日更新

スタイルストアは昨年20周年を迎えました。普段はバイヤーのおすすめや愛用品を中心にご紹介していますが、この節目にスタイルストアを長くご愛用頂いているお客さまに、今までお買い物した中でも、これは良かった!と思えるものをお聞きしています。

第18回目にご登場いただくのは、東京都在住のルルさん(40代)。ご夫婦とも仕事の拠点は基本的に海外で、ご自身も編の半分はアジア諸国で過ごし、年に数回東京の自宅でご主人と再会するというライフスタイルだそう。そんなルルさんのもの選びには、携帯性や海外で盗まれないか等ユニークな観点も。スタイルストアでのお買い物歴は約5年、今回Best3として選ばれたのはこちらの品々です。

■ ルルさん情報 ■
コンサルタントとして案件ごとに現地に赴き、年の半分はアジア諸国で、最短でも1か月間は現地滞在というスタイルで仕事をする。ご主人も別の異国に駐在中。海外で壊れたり盗まれたりしても後悔しないように…と、持参するものは無印良品や100均で購入する。コロナ禍で自宅マンションを購入し、スタイルストアで購入するのは自宅で使うもの。海外での仕事中は、ホテル住まいで外食が基本なので、帰国中は自炊したくなる。4W1Hのキッチン道具が好き。

【買ってよかったNo.1】荷物の重い私が、どこへでも連れて行きたくなる日傘

私の日傘観を変えた一本。気に入りすぎて、実は二代目です

スタイルストアで買ってよかったものを思い返したとき、まっさきに浮かんだのが日傘「HEATBLOCK pentagon」でした。日傘はこれまでいくつも使ってきて、店頭で「軽量」「遮熱効果あり」と書かれたものを選んでいたので、自分ではそこそこ良いものを持っているつもりだったんです。でもこの日傘を使ってみたら、軽さも遮熱の力も全然違いました。私の日傘観を変えてくれた1本です。


しかも今愛用中の「HEATBLOCK pentagon」は2代目。初代を数年使用して、買い替えようかなというタイミングで、一度「「HEATBLOCK VERYKAL」」という自動開閉タイプのモデルを購入しました。でも、やっぱりあの軽さに慣れていた私は、後日「HEATBLOCK pentagon」を買い直してしまいました。

慣れとは怖いもので…VERYKALですら「重い」と感じてしまって

新調した「HEATBLOCK VERYKAL」を手に取ってみると、「重い」と感じてしまったんです。一般的な折りたたみ傘が300g以上あるなかで、約230gちょっとですから、決してVERYKALが重いわけではありません。むしろ十分軽い部類なんです。ただ、私の手はもう、140gというペンタゴンの軽さに慣れきってしまっていたようで。


そもそも私の通勤バッグは、パソコンに充電器、タブレットまで持つので、いつも荷物でぱんぱん。人に持ってもらうと、必ずその重さにびっくりされるくらいなんです。ペンタゴンは、バッグに入っていることを忘れてしまうくらい軽いんです。折りたたみ傘は六角形が一般的ですが、骨を1本減らして五角形にすることで、あの軽さを実現しているのだとか。荷物が多くなるタイプにはありがたい工夫ですよね。

日差しにも雨にも、この一本があれば安心

軽いだけではなく、遮熱効果の高さも愛用している理由の一つ。これまでの日傘とは、正直レベルが違うというか。差していると、涼しさをしっかり感じられるんですよね。生地が太陽の熱を8割以上カットしてくれるそうで、その数字は伊達じゃないなと、真夏の日差しの下で実感しています。

晴雨兼用で、雨の日に安心して使えるのもうれしいところ。軽さと引き換えに、風の強いときはあおられて差しにくいので、風や雨が気になる日は、自動開閉のVERYKALに持ち替えます。でも、それを補って余りあるのが、この軽さと涼しさ。


出張で海外に行くときも、迷わず連れて行くのはペンタゴンのほう。カバンに入れていることを忘れてしまうくらいだから、荷物が増える移動の日ほど、この軽さのありがたみが身にしみます。色も気に入っていて、私が選んだのはすごく綺麗な水色。二代目も迷わず同じ色にしました。この水色、海外に持って行っても悪目立ちせず、その土地の景色に溶け込んでくれるいい色なんです。今まででいちばん好きな日傘になりました。

【買ってよかったNo.2】レンゲは買わない派、だけど今ではいちばん出番の多いスプーンに

レンゲは、わざわざ買うほどでもないと思っていた私

歴代買ってよかったもの、第2位は「」在宅で仕事をする日が増えていた頃、お昼にラーメンを食べることが多くなって。そのたびに「レンゲがあったら便利だな」と思ってはいたんです。でも、なかなか手が出ませんでした。というのも、レンゲって、ラーメンのスープやチャーハンくらいにしか出番がない気がして。それ以外の場面は、たいていスプーンで足りてしまう。わざわざ専用のものを増やすほどでもないかな、と思っていたんですよね。


そんな私の気持ちを動かしたのが、「レンゲスプーン」という名前でした。商品紹介で見かけたとき、「あ、これレンゲなんだ」って。見た目が、いわゆるレンゲっぽくないんです。この形なら、もしかしたらラーメンやチャーハン以外にも使えるかもしれない。そう思って、試しに一本だけ買ってみることにしました。

気づけば家でいちばん使っている、働き者のスプーン

使ってみたら、これが思った以上に働き者で。カレーを食べるのにもいいし、麻婆豆腐にもぴったり。おかずを取り分けるスプーンとしても役に立つ。気づけば、普通のスプーンよりずっと登場回数が多くて、たぶん今、家にあるスプーンの中でいちばん出番が多くなっています。


すくいやすさも、気に入っているところです。匙の面積が広いからか、器の壁についたソースも、線を引くようにすーっと取れるんですよね。普通のスプーンだと、壁に触れるのはほんの一点だけ。でもこれは面で触れてくれるので、麻婆豆腐やカレーの最後の一口まで、きれいにすくえます。取り分けのときも、お皿にソースを残さず盛りつけられるのが気持ちいいんです。

「大は小を兼ねる」、食事も取り分けもこの一本で

見た目が大きめなので、「カレーやチャーハンを食べるには大きすぎない?」と思われるかもしれません。でも、実際は全然そんなことなくて。よくある陶器のレンゲは厚みがあって口に入れづらいのですが、これは薄いステンレスなので、口当たりがなめらか。縦長の形も、むしろ口に運びやすいくらいなんです。しかも、匙の半分くらいの量をよそっても、ちゃんと食べ応えがある。自分で一口の量を決められるのもいいところです。カレーは、今ではこれで食べています。


取り分けに使う大きめのスプーンと、実際に食べるスプーン。その両方を一本で兼ねられるとは、正直思っていませんでした。まさに「大は小を兼ねる」ですね。毎日使うものなので、食洗機でそのまま洗えるのも助かっています。

ちなみにこのraccoシリーズ、我が家では夫もお気に入り。バターナイフを使っているのですが、いつの間にか普通のバターナイフを手に取らなくなりました。私が何か言ったわけでもないのに、自然とそちらを選んでいるんです。トーストを焼く前にバターの塊をのせるのが好きな人なので、「かたまりが取りやすい」んだとか。レンゲっぽくないレンゲも、大きめのバターナイフも、「こういうのもアリなんだ」と思わせてくれる。そういうモノに出会うと、つい惹かれてしまうんですよね。

【買ってよかったNo.3】掃除をしている感覚ゼロ、「ついで掃除」でピカピカな洗面台をキープ

手に取ったきっかけは「水がいらない」こと

歴代買ってよかったもの、第3位は「洗い流しのいらない洗面台クリーナー」です。これを買う前も、洗面台まわりの掃除グッズはいろいろ試してきました。そんな中でこのクリーナーに目がとまったのは、「水で洗い流さなくていい」というところ。「これとタオルさえあれば、洗面台も鏡もピカピカになる」と書いてある。お値段もそれほど高くないですし、物は試しで、軽い気持ちで買ってみたんです。


実際に使ってみて、まず「いいな」と思ったのが香りでした。石鹸みたいな、なんとも言えないやさしい香りで。掃除用のクリーナーって、洗剤特有のツンとした匂いのものが多いじゃないですか。その点このクリーナーは、香りがいいから気分よく手を動かせる。続けられている理由は、香りの良さが大きい気がします。

歯磨きのついでに、シュッ。掃除している感覚がないんです

でも、いちばんハマったのは、その手軽さでした。水で流す必要がなくて、シュッと吹きかけて拭くだけで終わり。見た目もシンプルだから、洗面台に置きっぱなしにしておけるんです。鏡が少し曇っているのが気になったら、その場ですぐ拭き取れる。私の場合、歯磨きのあとにそのままシュッとすることが多くて。「よし、掃除するぞ」と気合を入れるのではなく、毎日の生活の流れの中で、ちょこちょこきれいにできる。掃除をしている感覚はないのに、洗面台がいつも整っているのがいいですよね。


拭くものも、そのとき手近にあるもので。ティッシュを使うこともあれば、洗濯カゴに入れる直前のタオルでさっと拭いてしまうこともあります。市販の鏡用ワイパーだと、拭いたあとに筋が残って、乾いたタオルで二度拭き…ということもありましたが、これは一度できれいになるところも気に入っています。歯ブラシのすぐ隣に置いて使うものなので、あとで調べたら成分が食品添加物だけと知って、それも安心できるポイントでした。

この「気合がいらない」ところは、我が家ではとくにありがたくて。というのも、夫が洗面台を使いっぱなしで、水はねをそのままにしがちなんです。私が出張から戻ってくると、洗面台が水はねのシミだらけ、鏡にも跡がびっしり…なんてこともしばしば。それでもこのクリーナーがあるから、手を洗ったついでにシュッと拭き取って、それでおしまい。気負わず元のきれいな洗面台に戻せるんです。

滞在先のイギリスで実感した、この一本の心強さ

実は、このクリーナーのありがたみを本当に実感したのは、海外に持って行ったときでした。3年前、イギリスに一年間滞在したことがあって。細身のボトルでかさばらないですし、一本で結構長く使えるので、迷わずスーツケースに入れていきました。


滞在先のアパートは水が硬水で、水が乾くと洗面台の棚や鏡がすぐ白くなってしまうんです。とくに洗面台がガラスのような素材だったので、水はねの跡がくっきり。そこで毎日このクリーナーでこまめに拭いていたら、異国のアパートでも、鏡と洗面台をいつもピカピカに保てたんです。朝、きれいな鏡の前に立てると、それだけで気分がいいものだな…と、遠い異国で改めて感じました。ちなみに、蛇口のシルバーの部分の水垢にもかなり効いてくれて、そこも気に入っています。

もともと私は、職種上海外でのホテル暮らしが長い生活をしています。ホテルは、水回りを毎日きれいにしてもらえるので、その快適さに慣れてしまうと、自宅の洗面台の曇りや水はねが、無性に気になるようになってしまって。お掃除のプロのようにはできないけれど、こういう道具の力を借りて、水回りを少しでも心地よく整えられたら。そんな私の毎日に、ちょうどよく寄り添ってくれる一本です。

以上、東京都在住ルルさん(40代)にお聞きした、歴代買ってよかったものBest3でした。

ホテル暮らしが長いから、自分でやる掃除が億劫になるのかと思いきや、ホテルと同等の清潔さを保ちたくなり、道具を選ぶ、というお話はとても興味深いですよね。「人が来るわけじゃないからいいか」と手を抜くのではなく、そこに暮らす自分が気持ちよく過ごせるように、空間を整えるなり、小掃除をするなり、小さな工夫を厭わなくなるのは、歳を重ねて前向きに変化したことの一つかもしれない、と自分を振り返って思いました。

140gと驚異的な軽さの晴雨兼用日傘「HEATBLOCK pentagon」、わざわざ買わなくてもいいと思っていたのに大活躍だった「レンゲスプーン」、そして水回りをピカピカに保てるいい香りの「洗面台クリーナー」。どれもルルさんにとっては「えっ、こんなものがあったのか!」と目から鱗の品々だったようです。通勤から家時間まで、ルルさんが気持ちよくあるための道具と出会って頂けたことに、とても嬉しい気持ちになったインタビューでした。

このコラムを書いた人

柳沼 周子

スタイルストア バイヤー

柳沼 周子

大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。