インタビュー&ゲストコラム

パッキング迷子のバイヤーが、整理収納アドバイザーに会いに行きました

2026年03月19日更新

こんにちは、バイヤー加藤です。

普段から整理整頓が苦手な私が特に苦労するのが、旅行前のパッキングです。大きいトートバッグに荷物をほうり込むと荷物がふくらんで、中の物が上手に探し出せない。コンパクトにまとめようとしても、バッグから荷物があふれてしまう。そんな悩みを解消するために、1泊分の荷物がすっきりまとまる3部屋収納の「BRT ファンクショナルボストン」をSiiLo(シーロ)と共同開発しました。

同じく共同開発した「ポケッタブルボストン」同様、マウンテンパーカーなどに使用される透湿防水生地を使ったバッグです。

このバッグを上手に使いこなして、もっと楽にパッキングをしたいという思いから、整理収納アドバイザーの山本サヤカさんにお話を伺いました。お手持ちのバッグにも生かせる整理収納のコツも教えていただきましたので、是非ご覧ください。

山本さんは整理収納のエキスパート

山本サヤカさんは、京都を拠点に活躍されている整理収納アドバイザー。整理収納アドバイザー1級認定講師、整理収納ベーシックコーチ認定講師、整理収納アカデミアマスターといった数々の資格をお持ちのスペシャリストです。

ちなみに整理収納アドバイザー1級認定講師は、整理収納アドバイザー有資格者20万人の中で30数名しかいない、とてもレベルの高い資格なんだそうです。

そんな山本さんには、実際に「BRT ファンクショナルボストン」を約1か月使って頂きました。もともとバッグがお好きとのことで、帰省やお仕事、ジムなど様々なシーンを想定しながら試用してくださいました。

整理収納のプロから見た、ファンクショナルボストンの魅力

山本さんにファンクショナルボストン使用の感想をお聞きすると、思いもよらない回答が続々と寄せられました。

端にあるものを簡単に取り出せるデザインがすごくいい!

開口一番飛び出したのが、「荷物の取り出しやすさ」についてでした。しかも、「端にあるもの」の取り出しやすさって、どういうこと?

人って、端っこに物を入れたいんです。真ん中に入れると取り出しにくいから。例えば、移動中に水を飲みたくなった時に、このバッグの外側ポケットの端にペットボトルを入れておけば、バッグを大きく開けなくても取り出すのができるのがいいですよね」と山本さん。

こちらのバッグ、3部屋収納のうち、左右両サイドのポケットは隠しマグネットで開閉をします。ファスナーを開けたり、スナップボタンを外すといった動作が必要ないので、すっと物を取り出せるのが良いところです。

必要なところだけをピンポイントで開けられるのが便利!

クライアントのところに行く際など、電車での出張も多い山本さん。混みあった電車内などで便利だったのが、「バッグをがばっと開かなくても、必要なものにすぐにリーチできる」点だったそうです。

ファンクショナルボストンは、メイン、2か所のサイドポケットと、それぞれ独立した3部屋構造になっています。

衣類、書類、飲み物などその他雑貨、これらをざっくり部屋ごとに入れられるので、普通のバッグなら大きく開いて中から目当てのものを取りださなくてはいけませんが、こちらなら必要な部屋だけを開けてすっと出すことができてストレスフリーだったそうです。

電車内でタブレットを取り出してメールチェックをする際、混雑していても、バッグを肩から降ろすことなくものを取り出すことができたのが良かったとのことでした。

このバッグは、移動中にこそ真価を発揮します。

「旅先って、移動していることがほとんど。ということは、大体の時間は、バッグをかけながら動作をしますよね。上記2つにも共通しますが、移動しながら作業がしやすい点が、このバッグが他とは違うところだと思います。」と山本さん。

歩いていて急に雨が降ったとしても、サイドポケットに折り畳み傘を入れておけば、すっと取り出せる。観光名所でパンフレットをもらったり、お寺でお守りを買ったりしたら、これもサイドポケットにスムーズに入れられる。ボストンバッグやキャリーケースではなかなかこうはいきません。

また、メイン収納のファスナーは、通常のバッグとはファスナーの付け方が逆になっているのが特徴です。メイン収納部分も、肩にかけたまま開閉しやすくなっています。

ファスナー下のテープを持ちながらファスナーを引くと楽に出し入れができ、ファスナーを締めたらテープの下にファスナーを隠しておくと観光中の防犯面でも安心です。

左利きにも優しい、ユニバーサルデザインのバッグです。

山本さんは左利き。たいていのバッグは、右利きの人が左肩に掛けることを想定したデザインになっているそうです。特に、女性もののバッグは、ブランドのロゴや外側のポケットなどが付いていることが多いですが、それも右利き向けの仕様なので、左利きの方にとって使いやすいとは言えないものも多いのです。

でも、ファンクショナルボストンは、極力シンプルな外観で、左右対称のシンメトリーなデザイン。だからとても使いやすかったそうです。性別も問わないので、家族間で共用するのにも向いています。

私は、「何をどう入れるか」にはかなり真剣に向き合ってこのバッグを手掛けたのですが、移動中のことや利き手については恥ずかしながらあまり考慮に入れていなかったので、山本さんのご意見はとても参考になりました。

インタビューには山本さんと親交のあるつくり手のSiiLoディレクターの木村さんにも同席いただきましたが、木村さんも利き手についてのお話はとても興味深く感じられたそうです。

整理収納のノウハウをいかしたパッキングのコツって?

山本さんは帰省にもこちらのバッグを持って行って下さったので、どんなふうにパッキングしたのかもお聞きしました。

収納力は抜群!1泊の荷物を入れてもまだ余裕がありました。

ごらんの通りかなりマチが広いので、1泊2日想定のバッグではありますが、荷物の少ない方なら2~3泊でも大丈夫かもしれません。

山本さんがメイン収納に入れたものは、

・衣類(ジップロックに入れてひとまとめに)

・ヘアアイロン、コスメポーチ

・モバイルバッテリー、充電ケーブル、タブレット(メイン収納部の内ポケットにぴったり収まったそうです)

といったアイテムでした。

泊まった翌日の朝にしか使わないものは、メイン収納部の底に入れる」のがコツだそう。例えばヘアアイロンは、移動中にはまず使わないので、底に入れてしまってOKです。

バッグの中身を「上から見てわかるように」収納することが大切!

ものを重ねて入れるのではなく、「縦に」入れていくのが原則です。

このコメントが飛び出したのは、インタビュー中に私が旅行用の荷物を試しに入れていた時のことでした。私は、持ち物を寝かせて、どんどん積み重ねて入れていたのですが、「それだとどこに何が入っているか分からないし、ものを取り出しにくくないですか?」と山本さんから指摘されたのです。

私のパッキングの様子を再現してみました。上へ上へと荷物を積み重ねているから、何が入っているのか分かりませんね

確かに……!普段から、私は「あれはどこに入れたかな」といつも何かを探していたり、底のものを取りだそうとしてバッグの中がぐちゃぐちゃになったりしていました。

衣類収納袋、タオル・インナー収納袋、歯ブラシ、コスメポーチを入れています。

そして、こちらが山本さんに教わった整理収納メソッドでパッキングした様子です。入れたものは上のカットと全く同じなのですが、縦に入れることで何が入っているか一目瞭然です

ファンクショナルボストンはメイン収納部分が直方体で形がしっかりしているので、荷物を立てて入れるのにも向いています。縦長で深さがあるポーチを用意しておくと、このバッグの収納により適しているそうです。

整理下手の私にはこの教えは目からうろこでした。以来、普段使いのバッグでも縦を意識して荷物を入れるようになり、バッグの中が少しすっきりしたように感じています。ちなみにこの原則はお部屋の収納にも生かすことができます。

パッキングがしやすく、シンプルなデザインの使い勝手の良いバッグをとの思いで完成したこちらのバッグ。山本さんのお話をお伺いして、それだけではない色々な良さがあることに気づかされました。早く旅に出たいな、と今からわくわくしています。

パッキングの様子やバッグを持ったところなど、こちらのリール動画も参考になさってください。

このコラムを書いた人

加藤 紀子

スタイルストア バイヤー

加藤 紀子

ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。