バイヤーからのお便り

ワークショップで革を磨いてみませんか?

2016年04月27日更新

01

こんなに輝いている革は見たことがありません。
革の風合いは普通であれば経年変化で長い時間手入れをしながらその味を楽しむもの。
この革は逆転の発想で、使い始めに先に磨くことで、まるで長く使い込んだ様な独特の風合いを出せるのが特徴。
それを可能にしたのが、この財布『BUFFING』のために開発されたこの革です。

老舗メーカー山藤さんが『BUFFING』で目指したのは、”長い時間をかけて経年変化による味を楽しむ”その過程を組み替え、最初に「磨く」ことで自分好みの味を作り出してしまおうという全く新しい発想です。

素材は、顔料がミクロン単位で4層に塗り重ねられおり、これを専用の研磨剤で磨くことで、下に敷かれた色が研ぎ出されてくるという仕掛け。

また、意図的に3層目に敷かれたシルバー(ゴールド)層が、カメラで言うレフ板の用な効果を発揮し、反射した光で上に乗った色が透明で立体的な何とも言えない風合いになるのです。

また、磨いて作り出した「ベストな味」の状態を長く楽しんでもらうために、クロームなめしを採用しているので、その後ポケットの擦れや手の脂などでの表情の変化は最小に抑えられています。

なお、自分で磨くのは怖いという方のために、今回は購入者様向けのワークショップの機会も用意されています。

イチオシはL字長財布。
今回はTSUKURITTE用に特別に、山藤の熟練の職人により、いつもよりも深く磨いたものをご用意いただきました。
BUFFING』のカラーは東京の夜景をイメージしたという独特の艶感はゴールド、ネイビー、ワイン、グリーンの4色をご用意。

モノにこだわりがあって、他の人とはちょっと違うアイテムを持ちたいと思っている、仕事をバリバリこなす男性や、男性向けアイテムを使いこなすカッコいい女性に持ってもらいたいと個人的には思いました。

やっぱりスーツやジャケットの着こなしにピッタリはまると思いますが、ジャケットの内ポケットに入れても気にならない厚みと、そして中にものを入れたときにもその膨らみが美しくなるようにと計算されていて、山藤の財布作りの技術の粋を結集したと言える一品です。