永遠の定番品

長く美しく。ステラシフォンが考えるフォーマルウェアのかたち

2025年08月27日更新

スタイルストアのつかい手世代は、様々な「フォーマル」シーンに出会います。そんな全てのシーンを1着でまかなえる、と高い支持を集めているのが、STELLA CIFFON(ステラシフォン)のウォッシャブルポリエステルシリーズのアイテムです。

ステラシフォンのデザイナー、森田さんも当店のつかい手と同世代の女性。一般的なフォーマルウェアがしっくり来ず、「私らしいフォーマルとは?」と考えて生まれたのが「ウォッシャブルポリエステルのセットアップ」、「ウォッシャブルポリエステルのワンピース」なのだそう。

今でこそ、ウォッシャブル素材のフォーマルウェアは珍しくなくなりましたが、「長く美しく着られること」を真剣に考えたステラシフォンのアイテムは、素材、デザイン、着心地、全てにおいて別格。

今回改めて森田さんのこだわりをインタビューしましたので、つかい手の高評価の声と合わせてご紹介します。

とにかく生地がすごいんです

適度なハリと肌離れの良いドライな肌触りが特徴のウォッシャブルポリエステル生地。森田さんはこの生地を10年以上使い続けていますが(「たぶん一番初めに使い始めたのはうちじゃないかな」とのこと)、「これ以上の素材はなかなか見つからない」のだそう。

「ダメージが全く出ない」、「仕立て映えがする」、「着心地が良い」の3点がその理由です。

ダメージゼロ

こちらの生地、何年着続けても、お洗濯を繰り返しても、色褪せ、生地の劣化(ツレやほつれなど)が出ません。私もネットに入れて洗濯機で10回以上洗っていますが、確かにダメージゼロ

一度購入したら長く着続けることになるフォーマルウェアにはぴったりの素材です。「1回買ったらOKだから儲からない笑」とつくり手は苦笑しますが、それだけクオリティが高いということですね。

ガンガン洗ってもらえるように、裾はあえてまつり縫いにせず、三巻にしてしっかりステッチをいれているので、裾の糸がほどけてしまうといったこともありません。

360°美シルエット

フォーマルウェアは、基本的に無地です。だからこそ、デザインが重要、と森田さんは語ります。一般的なものはボックスシルエットのものが多く、よく言えばストンとしたシンプルなシルエット、悪く言えば体のラインは目立たないけれどなんだかもっさり見えてしまいます。

トータルでそろえると10万円を超えることも珍しくないフォーマルウェア。高価なのに袖を通してがっかりするのは悲しいですよね。

こちらの生地は、「ドレープがきれいに出る」という特徴があります。そこで生まれたのが8枚はぎのデザイン。

前4枚、後ろ4枚のパーツをつなぐという手のかかる作りですが、そのおかげで全方位美しいシルエットになるのです。

「フォーマルウェア(特に喪服)にボタンはいらない」と考え、不要な要素を排除しつつ、着た時の美しさを考えて、このデザインにしたそうですが、裾に向かってドレープが生まれ、品のある華やかさ。他の生地ではこの立体感が出ません。

着用動画をInstagramに投稿しているので、是非ご覧ください。

きちんと見えるのに、らくちん

実はストレッチがきいているのもこの素材の良さ。移動や会食等で長時間座る際も窮屈感がありません。

実際に森田さんが着用を繰り返しているからこそ、着心地の良いデザインになっています。

例えば肩のライン。ドロップショルダーだとだらしなく見えますし、かといって肩まわりがタイトすぎても着る人を選んでしまいます。こちらは、肩が入り過ぎずきちんと見える絶妙なシルエットなので肩回りが動かしやすいのがポイントです。

また、袖はカフスもゴムも使用しないシンプルな筒袖で、袖口をたくし上げやすいのも嬉しいポイント。

パンツはウエストがゴム仕立て、ヒップから太ももにかけてはゆとりがあり、裾に向かって細くなっているので、らくちんですがとてもすっきり見えます。

縫製、こだわってます

これまでお伝えしたことがなかったのですが、実はステラシフォンは国内縫製にこだわるブランドでもあります。こちらのシリーズは東北の、長いお付き合いのある工場で生産されています。

国内縫製と一括りにしていますが、実は地域によって生産方法には違いがあります。異なる工場が分担して各パーツを縫う地域もあるのですが、東北では一つの工場が最初から最後まで縫製を担当するのが主流。

ネイビー

その方が「商品の完成度が高くなる」と森田さんは感じています。最後にどんな形の商品になるのかを理解しているかしていないかでは、仕上がりにば微妙な差が出るのだといいます。また、一つの工場で作ることによって、使用するミシンの針調子、糸調子が安定するのも良いところ。

この素材は少し縫いづらく縫い目がつれやすいのだそうですが、長く手がけていることもあってきれいな仕上がりです。セットアップだけでも累計で200着以上を販売してきましたが、実際、当店で縫製不良による返品や交換をお受けしたことはありません。

つかい手のリアルな声は?

ここからは、つかい手のリアルな声を見てみましょう。

やはり、喪服として購入される方が目立ちます。

今まで気に入ったデザインに巡り合えなかった方が、実際着用されると、着心地も良くしわにもなりにくい点にも驚かれるようです。

とても素敵なセットアップで感動しました。
喪服って必要だけど葬式のときだけしか着られないのはもったいないし、デザイン的にも保守的な感じのものが多くて気に入らず、ずっと買わずに済ませてましたが、これはまさにビンゴです。

by 匿名希望 さん

義姉の法事があり、購入しました。
来年は父親の法事もあるので着用予定です。
座っていてすっと立ちあがった時の座りジワも気になりません。
ボトムスは少しゆったりしています。

by 60代 | あんり さん

ちなみに、法事や結婚式以外では、学校行事に着るという方が目立ちました。式典だけでなく、参観や保護者会などにもちょうどよいそうです。

結構な期間、悩みました。
学校に着て行くのは他にもあるし、でもコメントを読むと良さそうだし、サイズもどちらを選ぼうか悩んでいましたが、購入してみて良かったと思います。
寒い時期に面談がありましたが、パンツの下にヒートテックを履いてもひびかず、上も極暖の肌着を着ましたが楽でした。
色違いもいつか購入したいと思っています。

by 40代 | 匿名希望 さん

良かったと思います。
学校の参観日などでも 固すぎずちょっとした面接などでも丁度良い感じです!

by 40代 | 匿名希望 さん

インナーを工夫すれば寒い時期にも十分着られるのも良いところ。

学校行事にはネイビーを購入される方が多いようです

アクセサリーはもちろん、スカーフをプラスするとまた印象が変わります。デザインがシンプルなのでアレンジ次第でいろいろな着こなしが楽しめます。

身長158センチバストとヒップは90センチを超えているので服探しに苦労します。38を購入しましたがスッキリと細見えします。後ろボタンがキチンとくるみボタンになって高級感もあります。いざという時のための準備が出来て安心です。

by 50代 | バンビ さん

バストが大きめの方からは、すっきり見えるとのお声も。広がりすぎて着ぶくれしないよう、バスト下からドレープが広がるようになっているからです。

【POINT!】サイズ選びなどのアドバイス

・セットアップはトップス、ボトムスともにゆとりのあるデザインです。9号の方は36サイズがおすすめ。(トップスは36、38ともに同じサイズ。ボトムスのみ寸法が変わります)
・肩幅がしっかりしていたり、バストが大きくてトップスが窮屈に感じることが多いという方がきれいに着られるデザインです。
・「シワになりにくいとありましたが、購入時のたたみシワがハンガーにかけても取れませんでした」というお声を頂きつくり手に確認したところ、「着用時の座りじわなどはつきにくいのですが、たたみシワは取りにくいかもしれません。スチームをかけていただくのがおすすめです」とのことでした。

低身長さん向けワンピースが完成しました

カラーはブラックのみとなります

「ウォッシャブルポリエステルのワンピース」には低身長さん版が登場しました。身長150cm~157cmくらいの方がきれいに着て頂けるようにデザインしたワンピースです。

身長153cmの当店スタッフの、「結婚式に着ていけるワンピースがない」という一言から生まれた小柄さん向けワンピースは、小柄な方が一番気になる全身のバランスが、とてもよく見える仕上がりになりました。

当店の中では、こちらのシリーズは高価格帯のアイテムです。だからこそ、長く美しく着られるよう、つくり手は素材、デザイン、縫製すべてに気を配ってこちらのシリーズを作り続けています。結婚式、お葬式に加えてお子様の入学・卒業、また仕事で責任あるポジションについて相応の装いが求められる……、私たちの様々なシーンを、ステラシフォンのフォーマルアイテムを相棒にして乗り切ってみませんか。

STELLA CIFFONのフォーマルアイテムはこちらから>>

このコラムを書いた人

加藤 紀子

スタイルストア バイヤー

加藤 紀子

ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。