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大阪・関西万博で真価を発揮した猛暑対策グッズBest3

こんにちは、バイヤーの加藤です。先日、家族と大阪万博へ行ってきました。気温38度の猛暑日、朝7時半に出発し、午前9時から夜の9時まで会場に滞在。楽しくも過酷な一日でしたが、スタイルストアで購入した品々のおかげで快適に過ごすことができました。今回は、その中でも特に真価を発揮した商品Best3をご紹介します。
■当日の状況

7月初旬、父、母と娘の4人で往訪。快晴日で最高気温38度予報の猛暑日。食事と休憩以外はほぼ立ちっぱなし。予約できたパビリオンは一つだけで、待ち時間が長いところはパスしたものの、合計で3~4時間は炎天下で並ぶ状況。大屋根リング以外に日陰はほとんどなく、日傘と帽子とUVカットパーカーで凌いだ一日でした。
【NO.1】これはすごい!と驚いたコカゲルの遮熱シート入りハット
私が自信を持っておすすめする第1位は、コカゲルの「エッジアップハット」です。

実は私、帽子を長時間かぶるのが苦手。猛暑日に帽子を被っていたら、どうしたって頭が蒸れますし、汗による湿気で髪型が崩れるのが嫌でした。コカゲルは遮熱シートが仕込まれているということは商品ページのデータを見て知ってはいたものの、どんな風に快適なのかイメージしにくかったのが正直なところ。でも、母が先に娘の分も含めて購入してくれていたので、せっかくなのでかぶるか、という感じで一日使ってみました。

すると、これが大正解。かぶっているうちに、帽子をかぶっていることをほとんど意識しなくなっていたんです。考えてみると「熱がこもらず蒸れない」のが一番の理由でした。この帽子は、細かい穴のああいた遮熱シートが挟み込まれ、帽子内の温度を10度近く下げてくれます。「穴」は放熱と通気性のためのもので、これが想像以上に効果を発揮し、頭に熱がこもる不快感がゼロ。
また、パビリオンに入って帽子を脱ぐシーンでも、汗で髪がぺたーっとなっていたら嫌だな……と思っていましたが、そんなこともありませんでした。38度の猛暑の中、汗はかいたものの、頭がくらくらするような熱のこもりや蒸れる不快感もなく過ごせたのはびっくりでした。

母、私、娘と3世代でコカゲルの帽子をかぶって、皆猛暑日を快適に乗り切れました。このコカゲルのすばらしさはもっと多くの方に知ってほしいと思うと同時に、帽子をかぶるのが苦手な方にこそ、ぜひ一度試してみてほしいと思いました。
【NO.2】風通し◎締め付け感ゼロのインナーに救われました
続いて第2位は、Kilkaの「風を通してひんやり涼しいリネン100%ブラトップ」です。

商品名の通りですが、猛暑日に着用したことで、肌と下着の間を風が通りぬける気持ちよさを実感できました。麻100%のニットなので、綿に比べて格段に通気性が良いんです。私はこちらを5月頃から試着していて、初夏は風が通りすぎて「寒い」と感じるほどでしたが、気温38度の万博デーは本当に助けられました。
いくら汗をかいても下着が濡れた感じにならず、発汗したそばから乾いていくような感覚です。このブラトップの上にカットソー、ユニクロのUVカットパーカーを重ねていましたが、中に熱がこもることもありませんでした。

風通しの良さが売りのブラトップなので、ホールド感はありませんが、私はアンダーバストが汗で濡れることと、締め付け感が苦手。長時間その状態だと、ひどい時には蕁麻疹のように肌が赤くなってしまうこともあります。このブラトップは、アンダーバストの食い込みも汗蒸れもなく、一日中着用して汗をたくさんかいたのに、気になる匂いがほとんどしなかったのも驚きでした(化繊や綿の服でたくさん汗をかくと、脱ぐ時にちょっと匂いが気になること、ありますよね?)。
完売していたチャコールが再入荷しました。また、キナリとチャコールのSサイズの販売を開始しています。
【NO.3】万博デーには自動開閉とゴムストラップが大活躍
そして第3位は、HEATBLOCK VERYKAL(ヒートブロック ベリカル)です。

帽子やUVカットパーカーを併用していても、やはり日傘がないとつらいのが猛暑日の現実。ベリカルは普段から愛用していますが、万博のようにパビリオンやお店を頻繁に出入りする場面で、その真価を発揮してくれました。

一番役に立ったのは自動開閉機能です。ボタン一つでサッと開閉できるので、いちいち傘を閉じてまた開く手間がなく、非常にスムーズ。

ストラップがゴムになっているので、手首に通しておけば、都度バッグにしまう必要もなく、身軽に移動できるのも助かりました。建物間を「出たり入ったり」が頻繁な一日だったので、出る時はワンタッチで開いて、すぐに日差しを遮れるのが便利でしたね。

また、ヒートブロック ベリカルはサイズが約97cmと大きいのもポイントです。女性用の日傘は60cm程度のコンパクトサイズが主流ですが、これくらいの大きさがあると、顔だけでなく体全体に日陰を作ってくれます。UVカットパーカーを着ているとはいえ、直射日光が体に当たるのと遮られるのとでは、体力の消耗具合も違ってきます。炎天下で長時間過ごす日は、身体全体をカバーするサイズの日傘が、日焼け対策はもちろん、熱中症対策としても非常に有効だと実感しました。
【番外編】ユニクロのUVカットパーカーとくらしきぬのスニーカーソックスもおすすめ
当店の商品ではありませんが、手放せなかったアイテムの一つが、ユニクロのエアリズムUVカットフルジップパーカー。これを着ている方を会場で驚くほどたくさん見かけました。
着るとひんやりと感じる素材で、長袖だけれどむしろ着ていた方が涼しいくらい。日差しが直接肌に当たらないと、やはり体感温度がぐっと下がるんですよね。手の甲まで覆ってくれる袖丈で、袖にサムホール(親指を通す穴)があるのも便利。あの状況でとても日焼け止めを塗り直すなんて考えられない!という感じだったので、このパーカーひとつで日焼け対策ができる手軽さは助かりました。
もう一つは、くらしきぬの「肌ばなれのよい、麻のスニーカーソックス」です。

私は普段あまり5本指ソックスもスニーカーソックスも履かないのですが、今回は終日立ちっぱなしを覚悟して、靴下も足に良さそうなものを選んでみました。靴の中もかなり汗をかいてはいると思うのですが、足指1本1本がリネンに覆われているせいかサラサラなままで、麻の吸・放湿性の高さをここでも実感。また5本指なので、しっかり足を踏みしめて歩くことができた感覚があり、疲れにくくしてくれたのではないかと思っています。
猛暑日の万博という過酷な環境だっただけに、今回ご紹介したアイテムたちが、どれほど頼りになるかを身をもって体感することができました。今年の夏も猛暑が予想されていて、「10月も残暑おさまらず、長期間熱中症に警戒を」との3か月予報が出ていましたので、今回のレポートが皆さんのお役に立てばうれしいです。

ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。