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2アイテムの着回しで夏を乗り切る!バイヤーの夏コーデ

2025年07月09日更新

こんにちは、バイヤー加藤です。

気がつけば「暑い」という言葉しか発していないような気がする最近です。ここ数年の猛暑で、私の夏服にあらわれた変化は「スカートを穿く回数が激増」、「トップスは風を通すものしか着なくなった」の2つです。今年ヘビロテしているトップスとスカートの2アイテムを軸に、コーディネートをご紹介します。

メインアイテムは風通しの良い服

私は今、週の半分はこの2アイテムを着まわして過ごしています。

「Kilka×assiette涼しくてすっきり見えが叶うアシンメトリーカットソー」は、ぴったり体にフィットするカットソーやTシャツはもう着られない、でもブラウスやシャツはアイロンが面倒、という私にとっては理想的なトップス。

洗濯を繰り返しても毛羽立ちが少なく、艶と光沢があるのでほどよいきちんと感があります。二の腕をしっかり隠してくれてゆとりがあるけれど絶妙なカッティングでだらしなく見えず、何より着ていて肌への張り付きが全くなく風が通るのがよいところ。あまりに涼しいのでホワイトの他グリーンも購入、交互に洗っては着てを繰り返しています。

もともとパンツ派の私ですが、こうも暑いとデニムや細身のパンツは肌への張り付きが辛く、ボトムスは「Kilka/さらりと軽い、すっきりシルエットのロングスカート」に置き換えました。

これが大正解。久々のスカートは、風が通り抜ける感覚がやみつきになります。ロングスカートなのでパンツ感覚でコーディネートを組めるのも便利です。

何より嬉しいのが、ウエストはゴムでらくちんなのに、すっきりシルエットであること。タイトすぎず、かといってギャザースカートのように下半身にボリュームが出ないのでバランスよく着られるんです。

気温35℃!でも仕事が待っている

それでは、実際の着回しコーデをご紹介します。

特に暑い日や、外を歩く時間が長い時にはこれ!と決めているのがこちらの組み合わせです。

たとえば、展示会は同じような期間で開催されることが多いので、日中は会場から会場への移動が多くなります。先日も炎天下、風も吹かない暑さの中で1日中移動したのですが、このコーデのおかげで何とか乗り切ることができました。

実はどちらも、化学繊維の機能をうまく使ったアイテムなんです。トップスは裏糸にあえてポリスエステル糸を使用して接触冷感性を高めています。綿100%に比べると、かいた汗が繊維にいつまでも残らないので、汗によるべたつきや蒸れを感じにくくなり、ひんやりさらさらの着心地が続きます。お洗濯をしても数時間で乾いてしまうのも嬉しいポイント。

スカートも、同じくポリエステル100%のドライタッチな薄手生地で、肌にまとわりつくということがありません。

私はカジュアルな服装で仕事をしてもよい環境ですが、もう少しきれい目な装いが求められる場合は、シューズをパンプスにすればOKです。

STELLA CIFFON/3wayレジンパールデザインチェーンネックレス

アクセサリーとの相性がとてもよく、きちんと見えも叶います。冒頭のコーディネートでは大ぶりなイヤリングを合わせましたが、ネックレスをプラスするのもおすすめです。

外気との温度差対策に、涼感ニットをプラス

暑い暑いと言っていますが、私は寒がりでもあります。夏、暑さと同じくらい嫌なのが、室内のエアコンで体が冷え切ってしまうこと。観劇が趣味で毎月のように劇場に行きますが、到着直後は涼しくても、3時間以上いると席によってはブランケットが必要なくらい冷えます。

映画館なども夏場は23~25度くらいに設定されていることが多いそうですし、エアコンのきいたオフィスで1日仕事をされるという方も、冷えは気になるところではないでしょうか。

劇場の場合、席も狭く荷物を最低限にしたいのと、カーディガンを着たり脱いだりするとお隣の迷惑になりそうなので、私はいつものスカートに7分袖ニットを合わせます。

こちらのニットは通常の2倍の撚りを入れたシャリ感のあるコットン糸を鹿の子編みにしているので、肌に触れる面積が少なく、とても清涼感のある着心地です。それでいて7分袖が肩と腕をカバーしてくれるので冷え知らず。洗っても効果が落ちないデオドラント加工も施してあるので、汗をかいてもにおいを気にせず過ごすことができます。

スカートは、幅広のゴムが通してあるのでずっと座っていてもウエストに食い込まずらくちん。右脇にポケットがあるので、観劇の際はハンカチと咳対策の飴を入れています。

一見コットンのようなナチュラルな素材感なのですが、長時間座っていてもシワがつきにくいのも気に入っています。裏地付きでベージュも透けません。

天気予報を聞いて、家のまわりでしか過ごさないと決めた

どこかにお出かけしたいなと思いつつも、天気予報で気温を聞くと「やっぱりのんびり過ごそう」と思ってしまう週末。そんな日は気楽なカジュアルコーデに落ち着きます。

家事をすませたらリビングでごろごろ、日差しが落ち着いたらちょっぴり外へ、そんな日はいつものカットソーとパンツを合わせます。こちらのカットソーはカジュアルパンツと合わせても少しきれい目に見えるのがやっぱりいいなと思います。

「NARU/タイプライターダンプ コージーパンツ」は、暑い日でもこれなら穿ける、と思える薄手コットンパンツ。涼しく、体を締め付けないパンツです。高密度に織られているので透け感が気にならないのも嬉しいポイントです。生地の特性上、ややシワにはなりやすいのですが、それもこのパンツの魅力。あくまでカジュアルなパンツと割り切って、この涼しさを楽しんでいます。

厳しい暑さの中毎日すこやかに過ごすために、服選びは実はかなり重要だなと実感しています。こちらのコラムが体に負担をかけず、TPOに応じた装いで日々を過ごすためのヒントになりましたら嬉しいです。

今回ご紹介したアイテムはこちらから>>

このコラムを書いた人

加藤 紀子

スタイルストア バイヤー

加藤 紀子

ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。