バイヤーからのお便り
私の腸内フローラを枯らしたある食材の話
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こんにちは、バイヤーの柳沼です。昨年より腸活に勤しんでおりますが、自分の腸内環境を長期間、定点観測していると、いろんな発見があるものです。
和漢植物発酵液「Herbs to FLORA」の開発に携わって以降、この酵素ドリンクを飲み続け(今12本目を飲んでいるところ)、腸の調子を維持しておりました。が、ある朝明らかに腸の状態が良くない…酵素ドリンクを飲み忘れたわけでもない、納豆もヨーグルトも食べたのになぜ!?
前の夜の外食で、ある食材を大量に食べたことが原因でした。
メニューは「海老のガーリック炒め」
結論から言いますと、私の腸内フローラを枯らしたある食材とは「ニンニク」です。メニューは海老のガーリック炒め。揚げ焼きにしたみじん切りのニンニクが大量に入っていました。
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ゴロンとしたサイズなら食べないように避けたりしますが、今回はかなり細かいみじん切りで、揚げてあったので、思った以上に量を多く食べてしまっていたようです。
翌朝から明らかに便秘。普段の調子がいいだけに、すぐ異変に気づきました。もしやと思って「ニンニク 便秘になる」で検索すると…「殺菌効果」の4文字が!あー手塩にかけて育ててきた私の腸内細菌がやられてしまった(涙)とショックを受けたわけですが、改めて食べ物の力ってすごいですよね。
少量なら便秘解消、大量だと善玉菌死滅
直接的な便秘の原因は、ニンニクに含まれる「アリシン」という成分。これに殺菌効果があり、少量なら食中毒の予防になったり、腸内の悪玉菌をやっつけてくれたり、と私たちの身体にとっていい働きをしてくれます。しかし柳沼の場合は「大量に」摂ったため、
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アリシンを摂りすぎると、腸内の悪玉菌だけでなく、善玉菌まで殺してしまい、腸内の環境を悪化させ、腹痛や下痢、便秘の原因になることもあります。
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まさにこれが起きてしまった、というわけです。
ニンニクにはオリゴ糖が含まれているので、適量を食べる分には、むしろ便秘解消によいと言われています。しかし食べる量を間違えると、殺菌効果が強く出過ぎて、腸内細菌も殺してしまうんですね。それを身を持って体感できた、ある意味で良い経験でした。
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以前、抗生物質を服用した際も腸内細菌がダメになったとご報告しましたが、思わぬ第2弾がニンニク。一般的に、腸内環境が悪化すると、取り戻すのに最低2週間はかかると言われています。私も、和漢植物発酵液「Herbs to FLORA」を毎日飲み、納豆とヨーグルト、きのこや海藻を摂り、1日8,000歩を目指して階段生活を徹底したところ、確かに半月で調子が戻りました。
この一件も、腸の状態を毎日観察し続けたからこそ、即座に気付けたわけですが、こうして身体は色々なサインを出してくれているものなんですね。特に「腸」からのサインは「便通」で答え合わせができるので、この「お便りチェック」を習慣にできたことは本当によかったと思っています。食べたものと運動の有無、便通の関係を観察してみると面白い発見があると思うので、ぜひ皆さんも試してみてくださいね。
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大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。