バイヤーからのお便り
毎朝の白湯生活に!ひとり分にぴったりな鉄瓶できました
こんにちは、バイヤーの畠田です。
毎朝起きたら、まずキッチンでお湯を沸かして、その間に顔を洗い、白湯を飲むの習慣にしています。起きがけの身体を内側からダイレクトにあたためてくれる白湯。若い頃は「健康のために飲まなきゃ」と、意識的に白湯を飲むようにしていましたが、最近は「美味しいから飲みたい」と思うようになりました。身体が求めているものを摂れている感じがするのは、歳を重ねたからなのでしょうか……。
今回、そんな「朝の白湯生活」に使っていただきたい、ひとり分の白湯を淹れるのにちょうどいい鉄瓶が仲間入りしました。また、当店で人気の鉄瓶「ティケトル」も、期間限定でウォルナットの持ち手が選べるように。ぜひこの機会にご覧くださいね。
ロングセラーの鉄瓶から着想を得て
沸かすだけでお湯がまろやかになる鉄瓶。鉄瓶といえば、当店では鋳心ノ工房(ちゅうしんこうぼう)の「ティケトル」がお馴染み。IHが使えて、持ち手は木製・鉄製が選べる、現代の暮らしに合わせて作られた鉄瓶です。
これまでに22件のつかい手の声をいただいておりますが、嬉しいことに、いずれも「買ってよかった!」の声。やはり白湯を飲むために購入された方が多いようです。
1.1LのSサイズと、1.7LのMサイズをお取り扱いしており、Sサイズは比較的コンパクト。ただ、Sサイズでも約1450gほどあり、お湯を注ぐ時に片手で支え続けるのが少し大変に思うことも。
鋳物は保温力と引き換えに、重くなってしまうことはどうしても避けられない定めなのですが、「せめてもう少しだけでも軽くて、一人分の白湯を淹れるのにぴったりな鉄瓶があれば……」と、つくり手の鋳心ノ工房・増田さんにご相談をさせていただきました。
白湯生活にぴったりな鉄瓶、作っていただきました
そこで作っていただいたのが、「鉄瓶・平つぼ」。実はこちら、元々「急須」なんです。
急須と鉄瓶の違いは、内側に錆びを防ぐ琺瑯加工が施されているかどうか。急須はあくまで「お茶を淹れる道具」であるため、直火にかけることはできません。また、内側が琺瑯加工されているため、「鉄分が摂れる」「お湯がまろやかになる」という鉄瓶ならではの利点も失われてしまいます。
そこで「コンパクトで使いやすいサイズ感」と「鉄瓶としての魅力」を両立させるべく誕生したのが、急須の型を使いつつ内側には琺瑯加工を施さない、こちらの「鉄瓶・平つぼ」。重量は約1230gとティケトルSよりも少し軽くなり、片手で持ちやすくなりました。
容量は0.7L。白湯は一度にそんなにたくさん飲まないですし、ひとり分が沸かせれば十分。でもカルキが抜けたおいしい白湯を飲みたい。あわよくば鉄分も摂りたい……。そんな方に手に取っていただきたい鉄瓶になりました。
ちなみに、底面が狭いためIHはご使用いただけません。また、普通サイズの五徳の場合、安定しない場合がございます。別途小さな調理道具が乗せられる五徳などをお使いいただくことをおすすめいたします。(当店の場合は「コンロサポーター」のお取り扱いがございます。)
鉄瓶で沸かしたお湯でお茶を淹れるのもおすすめ。お茶の渋み成分である「タンニン」と鉄が反応することで、渋みが少なくなりすっきりとした味わいになるんです。ぜひお茶の時間にもご活用くださいね。
人気のティケトル、期間限定でウォルナットが選べます
一方、ロングセラーのティケトルには「木製の持ち手が熱くなりにくい」という独自の魅力もあります。鋳物×木のハンドルという見た目も他になく、キッチンに並んでいるだけでかわいらしいですよね。
これまで、ホワイトオークのハンドルと鉄ハンドルのみの販売でしたが、期間限定で「ウォルナットハンドル」の受注をお受けしております。
このウォルナットがまたかわいいんです。ホワイトオークはすっきりとして北欧家具と相性が良さそうな印象ですが、ウォルナットは民藝品の家具にも合いそうで、和の空気も纏った落ち着いた雰囲気。
熱くならないなら木ハンドル一択では?と思った方は、鉄ハンドルお取り扱いの経緯を書いたこちらのコラムもぜひご覧くださいね。
>>>これぞ一生もの、鉄瓶と持ち手にまつわる話
ティケトル ウォルナットハンドルの受注期間は2025/2/11(火)まで。発送は3月上旬からを予定しております。オーダーいただいてからのご制作となるため、お届けまで少しだけお時間をいただきます。ごゆるりとお待ちいただけますと幸いです。
最後に、ティケトルに届いている、とっても嬉しいつかい手の声をご紹介させてください。
ここ数カ月、朝起きたら、まず窓を開けて換気をして、掃除をして、その間にやかんでお湯を沸かして掃除後に白湯を飲むのが習慣になっていました。鉄瓶がいいのは数十年前から知っていましたが、手入れの面倒さが先に立って、中々買えずにいました。ステンレスのやかんがくたびれてきたのを機に思い切ってこちらの鉄瓶に買い換えました。
結果、なんでもっと早く買わなかったのかと思います。白湯が美味しいだけでなく、気のせいかもしれませんが、この鉄瓶で沸かしたお湯で入れた緑茶の液色はとってもきれいです。買うのに少し思い切りが必要な値段ですが、買う価値はあります!もう少し安ければ、たくさん買って友人達に配りたいです。コロッとした丸い形もかわいくて、見てるのも幸せになります。この先何十年もずっと大切に使います。
東京都 | 40代 | 女性 | 235 さん
鉄瓶は扱いが難しい、というイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、水分を残さないようにさえ気をつければ傷めることなく使い続けられる一生もの。
このつかい手のように、鋳心ノ工房を鉄瓶が長く連れ添える相棒として迎えてくださる方が増えると嬉しいなと思います。
ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。