バイヤーからのお便り

ウール100%のインナーは2年間着てもへたらない!

2024年12月24日更新


こんにちは、バイヤー楠です。先日、デイズの展示会に行った際に、デザイナーさんが着ていたのが、ウールフライスタートルネックでした。チクチクしない、あたたかい、蒸れない、突っ張らない等、いいところがたくさんあり、当店の冬のアイテムの中でも人気アイテムですが、驚いたのがそのカットソーは買ってから3年目をむかえるものだった事。長く着続けたカットソーによく見られるヨレもない状態で、思わず「撮影したいのでその服、貸してください!」とお願いしたほどでした。このコラムでは、改めてこのカットソーがいかにすごいかを、お借りして撮影をしたカットソーのお写真とともに、ご紹介します。

「代わりが効かない」を実感して8年たちました


こちらが、3年目の冬を迎えたデザイナーさんの私物と、新品のものを並べた画像です。どっちが新品かわかりますか。?ほぼ見た目も質感も変わりませんが、右が新品のもの。撮影をしていてもほぼ違いがわからないレベルでした。

ウールの服に見られるチクチクがなく良く伸びるうえ、薄手なのにしっかりとあたたかい。それに加えて洗濯を重ねてもきれいな見栄えを保ってくれるのが人気の理由なんです。


私が冬になると、何度もコラムで書かせていただいているのが、「ウール100%」のインナーはかなりレアだという事。「ウール混」のインナーは数多くあるのですが、そのほとんどが価格を抑えるために化繊混なんです。ウール混のものと比べると価格が高いので、手が出にくいアイテムかもしれません。でも、8年もの間、売れ続けている理由は、お値段以上に快適さと劣化しらずのアイテムだからなんだと思います。


画像フォルダを見ていると、販売開始当初からの画像もありました。毎年冬の販売の時期になると撮影をしているので、このアイテムがいかに長い期間、販売をされているかがモデルのゆりさんの髪型からもわかりますね。ちょっと懐かしい気持ちにもなったので、画像とともにご紹介させていただきました!

つかい手の声による気づきがあります


正直に書くと、このレアなウール100%のフライスインナーは、商品ページではなかなか良さが伝わりづらいと思います。そんな時にお買い物の背中を押してくれているのが、実際に着てみたつかい手のみなさんのお声です。

洗濯できるのでとても便利です。室内と外で気温差があっても不快にならないのでとてもよいです。肌触りもよくて、タートルが苦手な自分でも大丈夫でした。

兵庫県 | 40代 | 回答しない | 匿名希望 さん

ウールで温かいのに、気兼ねなくお洗濯できるのが決め手で購入しました。ここ数年はホットフラッシュが起きやすいので、ヒート○○○などは恐ろしくて着られない冬でした。全ての肌着を天然ものにチェンジして、体調の対策もして、だいぶ楽になりましたが、もう化繊に戻る気はありません。

福島県 | 50代 | 女性 | ようちゃんこっこ さん

ウールだけど気兼ねなく洗濯ができるというのも、選ぶ際の大きなポイントですね。私が個人的に納得したのが、屋内外の寒暖差やホットフラッシュ対策で着ていただけているというところ。ウールのインナーは、通気性がよく調湿性も備わっているので、体に過剰な負担をかけずにほてりや汗の対策ができるのはいいなと思います。

ここで、みなさんにお詫びがあります。今年の10月に新色として販売開始したアイボリーですが、洗濯をするとかなり縮むことが判明し、急遽販売を中止いたしました。アイボリーをお買い上げの皆様には、メールでご連絡させていただいております。残念なお気持ちにさせてしまって、申し訳ありません。


この色は他4色と違い、糸の時点で不純物を除去して漂白する、晒という工程を入れていたのが原因でした。現在、販売中の4色は晒の工程を入れていないので、洗濯しても問題はございませんので、ご安心ください。

タートルが苦手な方はUネックがをお試しください。


ここ数年は、天然繊維の価格が高騰していて、毎年のように価格が上がり続けています。DAYSは糸から編み立てていて、自分たちで生地を作るところからやっているので、何とか価格を抑えている状態ですが、同じような生地を生地屋から買って作ろうとすると、この値段で販売するのは本当に難しいんです。


着心地やあたたかさ、お手入れの簡単さなど、代わりがきくアイテムが出てこないからこそ、8年もの間、支持されているのだと思います。ずっと気になっているけどまだ手が出ない方、これから年末年始でお出かけの機会が多い方、ぜひこのインナーをお試しください。

このコラムを書いた人

楠 美冴登

スタイルストア バイヤー

楠 美冴登

ショッピングユニットでバイヤーをしています。 スタイルストアの商品によって、どこかで誰かがちょっとだけ幸せになればいいなと思ってバイイングをしています。それだけが私の大きなこだわりです。