◯◯の選び方ガイド

私にはこれがちょうどいい! バイヤーが長年使い続ける偏愛財布を紹介します

2024年12月18日更新

こんにちは、バイヤー加藤です。当店でご紹介しているお財布は、2024年12月現在、90種類以上。ギャルソン型、Lジップ、二つ折り、三つ折りなど、形ひとつとっても様々で、自分にぴったりのお財布にたどりつくのは難しいなと、中の人の私でさえ感じます。それに、生活パターンや性格によってもその人にぴったりのお財布ってきっと違うはず。

そこで、こちらのコラムではいつもの商品紹介とは趣向を変えて、当店バイヤーが実際に長年使い続けている偏愛財布をご紹介します。短くて約2年、中には7年使っているというお財布も!

ライフスタイルも好みもさまざまな4人のバイヤーは、お財布に求める条件もそれぞれ。自分に近いなと思うバイヤーがいたら、財布選びのヒントにしてくださいね。

バイヤー柳沼偏愛財布

SAFUJI/ミニ長財布 うすめ

偏愛歴:7年

こんな人:荷物はなるべく少なく軽く。基本はキャッシュレス派

財布に求めるもの:長財布でコンパクト、小銭入れの使いやすさ

ミニマリストが長財布を選ぶ理由

キャッシュレス派で、いつ見ても荷物が少ない、バイヤーの中でミニマリストNo.1の柳沼が使い続けているのは、意外にも長財布でした。

SAFUJIの長財布は、薄くてコンパクトなのに、小銭入れは大きく開いて使いやすい。コンパクトな財布は、どこかしら機能に妥協があったりしますが、これにはそれが一切ないんです。私はキャッシュレス決済が8割、現金が2割。頻度は下がっても、定期的に使うから、一箇所でも使いにくいところがあると、やっぱりストレスなんですよね。たまに別の財布を使うこともありますが、やっぱりこれに戻ってきてしまいます。

by バイヤー柳沼

スリムな長財布といえば、の当店の代表的アイテムでもある「SAFUJI/ミニ長財布 うすめ」。

薄さ、スリムさを追求すると、出し入れのしやすさが課題になってきます。でも、こちらのお財布は見事にそれをクリア。

柳沼が絶賛する、小銭入れはこんなに大きく開きます。確かに、小銭が視認しやすく出し入れもしやすい!それでいて閉じるとすっきりと美しい佇まいで、パンツの前ポケットにも入ってしまう。

「それだけの荷物で会社に来てるんですか?」といつ見ても驚く、柳沼のすっきりした通勤姿には、このお財布も一役買っているんだなと納得です。

バイヤー加藤偏愛財布

Neutral Gray/ハスキーロングウォレット

偏愛歴:5年

こんな人:子供の病院の診察券、近所の各スーパーのカードなど、とにかくカード量が多い。キャッシュレスは使いすぎが怖くて、現金決済中心

財布に求めるもの:物が多くても、どこに何が入っているかが分かりやすく、出し入れがしやすい

整理下手の私が、たくさんのカードを管理できるのはこの財布のおかげ

現金決済中心で、家族の診察券など、毎日使うわけではないけれど常備しておきたいカード類がとにかく多い(その数20枚ほど……)私が5年間頼りにしているお財布が、「Neutral Gray/ハスキーロングウォレット」です。

現金、クレジットカード、キャッシュカード、自分の身分証に加えて、子供の診察券、各スーパーのカード……とにかくカードが多い私。今まで、通院用のカード入れを作ったり、使うときだけ持っていくようにしたりと色々な形を試しましたが、結局「あれがない!」「診察券忘れた!」と慌ててしまうんですよね。整理下手で忘れっぽい性格のため1か所にまとめたほうがよい、と悟りを開き、出会ったのがこのお財布。

縦型カード入れは、大量のカードがすっきりと収まり、かつすっと取り出せることに使い始めたときは感動しました。頭痛薬と絆創膏はフリーポケットにいつも入れていて、最近は娘の学校のスクールバス回数券も入れています(私自身が学校に行くことはそんなにないのですが、家に置いていると必要な時にやっぱり忘れちゃうんですよね)。

by バイヤー加藤

縦型カードポケットは7つもあります。2~3枚のカードを入れてもぎゅうぎゅうになりにくく取り出しやすいのでカードがどんどん増えても大丈夫。はじめは変わった仕様だなと思っていたのですが、慣れると他のお財布には戻れなくなってしまう使いやすさなんです。

こちらのフリーポケットも本当に便利です。お薬、絆創膏、アクセサリー、お守り、大事なメモ、いろいろなものを受け入れてくれます。

ホースレザーに加えて、当店限定の箔加工を施した山羊革バージョンも登場しています。本当に使いやすいので、色々なバージョンをつい作りたくなってしまうのですが、この革もとても良い革で、上品な華やかさがあり、長くきれいに使って頂けると思います。

バイヤー中井偏愛財布

mercredin./ウォレットバッグ カード&コインケースセット

偏愛歴:約5年

こんな人:財布とポーチ&小バッグを兼ねたい、手ぶらで財布を持ちたい、現金&カード派、カード枚数は8枚くらい

財布に求めるもの:お札やカードの取り出しやすさ、軽さ、ギボシ付きに弱い

バッグを持ち歩かないために財布をバッグにするという発想

mercredin.のウォレットバッグは、色違いをリピート買いしたほど自分の趣向に合っている、というバイヤー中井。確かに、どんな服装でも、中井はいつもウォレットバッグを斜め掛けにしてオフィスに登場します。

シンプルなデザインと革の上質さのおかげで、どんな装いにも馴染み、どこに持って行っても恥ずかしくない品の良さがあるのもよいですね。

私はちょっと出かける時に、なるべく財布、スマートフォン、家の鍵、櫛、飴など最低限のものだけ持って歩きたい、しかも両手は開けたいタイプなので、財布とポシェットが兼用のこちらはまさに理想にぴったりでした。

お札&カード入れもバッグを開けるだけでサっと取り出すことができ、小銭入れも分かれていて必要な時だけ取り出せば良い点も使いやすいです◎

蓋を開けるとすぐお札を取り出せる分、お店でちょっとびっくりされたこともありますが、基本的に斜め掛けしていて体の近くにあるので、安全面でも日本であればそんなに心配せず使えると思います。むしろ肩掛けできる分手もあくので、ご飯屋さんやお店でのお会計時に気持ち的に焦らず余裕を持つことができたり、他の事で気を取られていてもお財布や別のものを忘れる心配がなく安心して使えています(ちなみに私の場合は海外でも使用。こちらを斜め掛けした上からコートを羽織って過ごしていました)。

あと、当初は想定してなかったのですが、通院時に、お薬手帳が入るサイズだとわかり、地味に便利だなと感じています。

by バイヤー中井

喉の弱い中井は飴が必需品で、いつも入れているそう

ハスキーロングウォレットと同様、こちらも、現金やカードだけにとどまらず、いろいろなものを入れることができます。「小さいバッグを持つために、お財布は小さくしたい」という話はよく聞きますが、こちらなら、財布=バッグなので、これ一つで颯爽とお出かけできます。バッグに合わせてお財布を変える必要がないのもよいですね。

海外旅行でもおすすめというのは、推し活で頻繁に海外へ行く彼女らしく、説得力があります。

バイヤー楠偏愛財布

Coquette/ゴブラン ラウンドファスナー 長財布

偏愛歴:約3年

こんな人:使用可能な場所ではキャッシュレス決済派。でも地元の商店街では現金しか使えないお店も多く、現金も常に持ち歩く。

財布に求めるもの:バッグからすぐに取り出せるように目立っていてほしい。人とかぶりたくないので、珍しいカラーや柄のお財布が好き。

長財布の存在感が大切

お財布にはスリムさやコンパクトさを求める人だけではないんだと興味深かったのがバイヤー楠のエピソードです。

とにかく人とかぶりたくない、そんな彼女が愛するのが、「Coquette/ゴブラン ラウンドファスナー 長財布」。しっかりと密に織られたゴブラン生地のお財布は、他ではなかなかお目にかからないですよね。そしてとても可愛い!

大きいサイズのバッグやリュックを持ち歩くので、小さい財布だとバッグの中をごそごそ探しすのが地味にストレスなんです。だから、お財布は大きめが一番。こちらのお財布は明るいカラーで柄もはっきりしているので、すぐに見つけて取り出すことができます。

普段の現金やマイナンバーカードなどのカード類も常に持ち歩きますが、収納力も申し分ありません。あと、お守りをいつも持ち歩いているのですが、このお財布のファスナーポケットは仕切りがあって2部屋になっているので、1か所は小銭、もう1か所はお守りの定位置になっています。私にとってお守りは大切なものなので、ファスナーがついているポケットに入れられるのは安心なんです。

そして、何よりこんな可愛い柄のお財布は他にないと思います。取り出すたびに気分が上がります。

by バイヤー楠

大きなバッグの中からこまごまとしたものを探すのって確かにストレスですよね。その点、このお財布の存在感なら安心です。

ファスナーポケットは仕切りのついた2部屋収納

小銭入れのポケットに仕切りがついている仕様も珍しいですよね。ファスナーがついているので鍵を入れるのにもよさそうです。こだわりの日本の素材×日本の職人の手による丁寧なつくりというクオリティの高さも長年使い続けられるポイントです。

バイヤー加藤偏愛財布

SITUS/ミニマリストウォレット

偏愛歴:約2年

こんな人:普段はカード類をたくさん持ち運んでいる私も、旅先には近所のお店のポイントカードも診察券もいらないので、財布を変えて出かけるようにしている。

財布に求めるもの:旅先では小さなバッグやサコッシュを斜め掛けして、貴重品はすべてその中に入れるので、サイズはもちろん軽さも重要。カード類は3-4枚あればよい。

旅先の頼もしい相棒

最後にもうひとつ、私の偏愛財布をご紹介します。

日常生活から離れて、移動先で使うものだけを入れるのに「SITUS/ミニマリストウォレット」はぴったり。

私は手が小さいので、たいていの財布は片手では持ちづらいのですが、こちらは手にすっぽり収まって(スマホより小さい!)、サコッシュやポシェットにも入れやすく、アウターのポケットにも入るのが気に入っています。

カードポケットが計5か所あるので、クレジットカード、交通系ICカード、銀行のキャッシュカード、念のための保険証・免許証がちょうど入ります。手のひらサイズなのに、お札が折らずに入るのも重宝しました。とても軽いのも旅先のストレスを減らしてくれます。

また、一見お財布に見えない素材感なので、防犯的にも目立たなくてよいなと海外旅行時に感じました。

by バイヤー加藤

アメリカのデュポン社が開発した、ポリエチレンの極細長繊維をランダムに重ね合わせ、熱と圧力だけで高密度に結合させた不織布「タイベック(R)」を使用しています。ハリのある丈夫な紙、といった触り心地で、重さたったの約33g。衝撃の軽さです。

三つ折り財布ですがお札を折らなくて済むのも使いやすいポイントの一つ。現金の出し入れがスムーズにできるので、お札の種類に慣れない海外でも助かります。

使うほどに柔らかくなりますが耐久性は抜群。水にも強いので、アウトドアやスポーツ観戦時など、お天気に関わらず外にいなければいけない時にもぴったりでした。

「いつも使っているお財布を教えてください」、改めて身近な人たちに聞いてみると、それぞれのお財布を愛する理由からはその人ならではの個性や背景も浮かび上がってきました。

形やスペックももちろん重要ですが、自分の生活パターンや性格、「これはゆずれない」というポイントを頭に浮かべながらお財布を選んでいくのも理想のお財布にたどり着く近道かもしれません。

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このコラムを書いた人

加藤 紀子

スタイルストア バイヤー

加藤 紀子

ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。

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