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暮らしを支える「名もなき家事」、便利グッズやひと工夫で負担を減らそう

2024年08月29日更新

共働き世帯が増えている昨今は、家事も二人で負担しているご家庭が多いかと思います。しかし、まだどちらかに負担が偏りがちなのも事実。その理由のほとんどが、「名もなき家事」の存在だとよく言われています。

今回は、そんな「名もなき家事」を楽にするコツや、負担を軽くしてくれる便利なアイテムなどをご紹介します。忙しい日々の中で、家事のストレスや負担を少しでも減らしたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「名もなき家事」とは?

毎日行う家事は、家で快適に過ごすためには欠かせないもの。一般的に家事といえば、洗濯や料理、掃除などを思い浮かべる方が多いでしょう。しかし実際は、名前を付けるほどでもない小さな家事が、快適な生活を支えています。

名もなき家事の定義とその重要性

「名もなき家事」とは、家事としては目立たないけれど、暮らしを快適に保つためには欠かせない、細かな作業のことなどを意味します。特にあまり家事をしない方は、家事をとてもシンプルなものと考えている方が多いかもしれません。例えば、毎日の食事に必要な料理でも、買い物→作る、以上!と。でも、それぞれの家事には細かな作業がたくさん含まれています。

例えば料理でいうと、材料を買い物に行く前にまず予算を決めて、栄養バランスなどを考えて献立を考えます。そして買い物に行って帰宅したら、買ったものを冷蔵庫にしまう作業があり、調理・盛り付け・皿洗い・食器の片付け……と、必要な作業の数は膨大。しかし、どれも家族が快適に過ごすためには大切なものばかりです。

名もなき家事が日常生活に与える影響

名もなき家事は、一見とても些細なことに思えるかもしれません。しかしそんな小さな作業でも、誰かがしなければ、少しずつ不足が出たり清潔さが失われたりするのです。そして家中のさまざまな場所で、小さなトラブルやストレスが勃発します。

例えば、毎日使うトイレやお風呂を快適に使えるのも、便器の掃除、トイレの壁の拭き掃除、床のホコリ取り、風呂場の排水溝にたまった髪の毛を取る……などの、名もなき家事をこなす人がいるからこそ。特に汚れやすい場所は、小さな作業を怠ると、不衛生になり家族の健康にも影響します。他にも、日用品の補充をしていないと必要なものがすぐに使えず困ったり、物の整理をしないと部屋が散らかったりと、やらないと少しずつ影響が出てくるのが「名もなき家事」です。

名もなき家事にはどのようなものがある?

はっきりとした名前を持たない家事には、どのようなものがあるでしょうか。それぞれのご家庭のライフスタイルによって内容は変わってくるかと思いますが、具体的な名もなき家事をほんの一部だけご紹介します。

名もなき家事の具体例

・ゴミ出し・ゴミ袋の交換・ゴミ箱を拭く・洗う・トイレットペーパーの補充・トイレの 壁・床・棚の拭き掃除・郵便物の整理・日用品の買い足し・補充・加湿器の洗浄・エアコンの掃除・献立を考える・買い物に行く・食器洗い・シンクの水滴拭き・食器・キッチン道具をしまう・キッチンの壁・床の拭き掃除・ガスコンロの掃除・洗濯前、衣類を色物と白で分ける・襟袖汚れを先に部分洗いする・洗濯機のフィルターのホコリを取り除く・洗面所の鏡を拭く etc……

以下では、名もなき家事の代表的な例とその家事がどうして大切なのか、そして作業する際のワンポイントをご紹介します。

ゴミ袋の交換

ゴミを集めて出した後、すぐに新しいゴミ袋をセットする作業です。ゴミ袋をセットしていない状態のままだと、次にゴミを捨てるときに困ってしまいます。最初に気づくのが自分であれ、家族の誰かであれ、ゴミを捨てようとしたときに捨てる場所がないとストレスになるのが厄介なところです。

また、ゴミ袋を交換しないまま放置しておくと、悪臭や害虫の発生原因にもなってしまいます。家の中を清潔で快適な状態に保つためには、ゴミ袋の交換はやはり大切な家事です。

トイレのペーパー補充

トイレットペーパーが切れないように、常に補充しておく作業です。ペーパー補充には、トイレットペーパーを買いに行く、空になった芯を取って捨てる、という作業ももれなく付いてきます。意外と面倒で見えにくい家事ですが、当たり前と思われがちなトイレの快適さを支えている大切な作業です。

切れたまま放置しておくと、いざという時に自分も家族も困るのが厄介。また、来客時に「トイレットペーパーがない!」なんて恥ずかしい思いをしないためにも、余裕を持って補充しておくことが大切です。

シンクの水滴拭き

料理や食器洗いの後、シンクの水滴を拭いて清潔に保つ作業です。シンクを使った後濡れたまま放置すると、水垢やカビが発生しやすい状態に。濡れた場所は雑菌が繁殖しやすいので、食べ物を扱うキッチンのシンクは特に、食中毒などの恐れも考えられます。

水滴をサッと拭くだけの作業ですが、シンク全体がきれいに保て、見た目も良くなるという大きなメリットがあります。調理や食器洗い後の最後の一仕事は、疲れているし、面倒に感じられるかもしれません。しかし、キッチンを気持ちよく使うためには欠かせない家事なのです。

郵便物の整理

届いた郵便物やチラシをチェックして、必要なものだけを残す作業です。大事な郵便物を「どこに置いたっけ……」とならないためにも、要らないものと必要なものを仕分け、また要るものを置く場所を作っておくことも大切です。

要らないチラシなどの紙類は、すぐに捨てないと色々なところに散乱しがち。紙ごみが家のあちらこちらに置かれていると、家全体が雑然とした印象になってしまうのもストレスですよね。家を快適な状態に保つためにも、郵便物の整理は侮れない家事のひとつです。

ガスコンロの掃除

定期的に行う必要があるのが、調理のたびに汚れる部分を掃除する作業です。調理後のコンロ周りは、まだ熱が残っていて汚れが落としやすい状態。そのため、調理後の片付けの際に、サッと油汚れなどを拭いてしまうのが理想的です。

ついつい後回しにしがちな作業ですが、放置すると油汚れや食材のこびりつきが落ちにくくなり、後の掃除がより大変になってしまいます。掃除に時間を取られないためにも、こまめに掃除を行って清潔に保つことが大切です。

「名もなき家事」を楽にするコツ

「名もなき家事」は数えればキリがないほど多いため、仕事や育児の合間にこなすのはとても大変です。そんな負担を減らすために、ここでは「名もなき家事」を楽にするコツをご紹介します。

リスト化する

頭の中であれもしないと、これもしないと、と考えるのはとてもストレスですよね。そんなごちゃごちゃとした頭の中を整理するためにも、毎日のルーティンとしてリストを作成するのが効果的です。ルーティンのチェックリストを元に作業を進めていけば、効率よく家事を進められます。

家族で分担する

負担が大きくなってしまうのは、一人に全ての負担がのしかかっているから。そこで試していただきたいのが、家族みんなで名もなき家事を分担することです。名もなき家事は一つずつ見ると小さな作業ばかりなので、旦那さんや奥さん、お子さん……と複数人でやるようにするのはいかがでしょうか。

家族で小さな作業を分担するには、まずは夫婦で「名もなき家事」のリストを共有してみてください。お互いに何ができるかを話し合うことが大切です。またお子さんがいる場合ですが、子どもに家事に参加してもらうことは、子どもたちにとっても将来の役に立ちます。まだ年齢が低い子にはゲーム感覚で役割を与えるなど、楽しめる工夫をするとよいでしょう。

習慣化する

毎日の習慣に名もなき家事を組み込むことができれば、あれもこれもとバタバタすることもなくなります。しかし、習慣化するためには、無理なく続けられる工夫が必要。例えば、郵便物の整理は、帰宅後玄関で行う。そのために紙類を捨てるボックスを用意しておく、などです。

郵便物を取ったついでに、食器洗いをしたついでに、と、何かの作業の流れで名もなき家事を済ませてしまうと、習慣化しやすいですよ。また、毎日行う掃除などは、5分だけ!と時間を決めてしまうのもおすすめです。疲れているときは無理をせず、できることをこまめに行う習慣を意識してみてください。

アイテムを活用する

家事をリスト化しても分担しても、大変なものや面倒なものは変わらない……そんな名もなき家事もたくさんありますよね。そんなときは、家事を楽にしてくれる便利なアイテムを活用して、効率的に済ませてしまいましょう。例えばごみ出しは、その後のごみ袋の交換やごみ箱の掃除が大変。そんなときは、掃除の手間がかからないシンプルなごみ袋スタンドが便利です。

頑固な汚れが溜まりがちなコンロ周りには、五徳カバーをかぶせてみたり、疲れているときは特に面倒なお風呂掃除には、こすらずに汚れを落とせる洗剤スプレーを使ってみたり。便利なアイテムを一つ採り入れるだけで、負担がぐんと減り、心もふっと軽くなります。当店で取り扱う便利グッズもご紹介しますので、ぜひ活用してみてくださいね。

名もなき家事の負担を解消する、便利なアイテム5選

ここからは、名もなき家事をちょっと楽にしてくれるような、当店おすすめの商品をご紹介します。

分別ごみ袋スタンド スリム

掃除の手間いらず、楽に分別できるごみ袋スタンド

分別ごみ袋スタンドの最大の特徴は、分別の数を自由に選べること。スリムは最大で4分別でき、キッチンの狭いすき間などに収納できて、必要な分別までできるのがうれしいポイントです。使い方は、ワイヤーのフックにごみ袋を引っ掛けるだけ。ごみ袋を横から取り出すことができるので、ごみを楽に回収できますよ。

キャスター付きなので、移動は自由自在。掃除のときも手軽に移動できるから、こまめに掃除できて、汚れやほこりがたまりがちなキッチンの床を清潔に保てます。一般的なごみ箱は、袋を取り付けても内側が汚れたり、ふたや側面の汚れが目立ったりするのが困りどころ。こちらはワイヤーフレームだから、汚れにくく手入れも簡単ですよ。ごみの分別やごみ箱の掃除が億劫な方にもおすすめです。

つかい手の声

■一般的なゴミ箱のような面がないことで、袋の大きさいっぱいに詰めれて便利です。汚れが気にならないのもストレスフリーです。また、スリムなので通路に置いても邪魔にならず、掃除のときもサッと動かせて重宝しています。デザイン的にも、金属製品が多い台所にしっくり馴染んで良いですね。(愛知県 | 30代 | 女性 | 匿名 さん)

■4月からゴミの分別が一段と細かくなり、リサイクル可能なプラスチック製品をまとめるために購入しました。想定していたキッチンの小スペースに置くのにシンデレラサイズで、質感も使い勝手もよく大満足です。組み立てにすこし手間取るのと、床に敷いているマットの上ではキャスターのストッパーが効かないので、星4つといたしました。(東京都 | 50代 | 女性 | cyayaka さん)

Three Snow 新越ワークス/ステンレス五徳カバー

汚れ防止で掃除を時短、物置台にもなる五徳カバー

ガスコンロの五徳掃除は、複雑な形状で掃除がしにくいうえ、頑固な油汚れのせいで掃除がとにかく厄介ですよね。こちらの五徳カバーは、使用していない五徳への油や調味料の跳ねを防ぐことで、お手入れをぐっと楽にしてくれます。五徳の上にサッとかぶせるだけなので、掃除の時間がなかなか取れない方にもおすすめです。

汚れ防止だけでなく、五徳を平らな台のようにできるのも便利なポイント。食材を入れたボウルを待機させたり、盛り付け皿を準備しておいたりと、狭いキッチンスペースを有効活用できますよ。錆びにくく汚れも落としやすいステンレス製なので、カバーのお手入れも簡単。食洗器も使用可能なので、お手入れに手間取りたくない方にもおすすめです。

つかい手の声

■すごいアイディア商品ですよね!見つけた時はこれだ!と思いました。毎日料理をすると油やソースやらが五徳と周りに跳ねて最後に掃除をしてましたが、細かい所のヨゴレは見て見ぬふりなんてしたりしてました汗購入してからは毎日使っています。汚れてもカバーを洗うだけ♪お皿やトレイなども一時的に置けるのも助かります。穴があるので普段はコンロ上にフックで吊るして保管しています。(神奈川県 | 40代 | 女性 | 匿名希望 さん)

■使わないバーナーでは、五徳部分よりバーナーキャップが汚れるのですが、とにかく、それが防げることがいいですし、同時に、調理準備中の諸々を置けるのも気が利いています。買って良かった!(神奈川県 | 40代 | 女性 | 匿名 さん)

carewill/乾燥機でつかえる洗濯ネットバッグ

脱衣カゴも兼ねる、洗濯作業の手間が減るバッグ

こちらは、洗濯における移し替える、入れ替えるの手間を最小限にしてくれるアイテムです。開口したまま自立するので、まずは洗濯カゴとして使用可能。次に、チャックを閉めてそのまま洗濯機に入れられるから、洗濯物を仕分けてネットに入れる、一連の作業を省略できるんです。また、バッグごと取り出せるので、物干しまでの移動も楽らく。開口したままにできるから、洗濯物の出し入れも楽にできます。

脱水後の絡まった洗濯物たちを引き離しながら取り出すのも、意外と力のいる作業ですよね。絡まりがきついと、干す時にシワを伸ばす手間も掛かります。一方こちらは、脱水が終わればバッグの持ち手を掴み、一度に全てを取り出せるうえ、洗濯物同士が絡まりにくいから干す時もスムーズです。乾燥機対応なので、洗濯後にいちいちネットから移し替える必要もありません。

つかい手の声

■ドラム式でそのまま乾燥するので、購入しました。実物は以外にコンパクトでした。これから経年劣化でどのようになるのかが分からないので☆一つ減らしました。(奈良県 | 60代 | 女性 | ソラン さん)

■洗濯ネットどうしの絡まりがストレスだったので、これで、解消できるといいなとおもい、購入しました。へたらないでいてほしいです。(神奈川県 | 50代 | 女性 | 匿名希望 さん)

木村石鹸/汚れを取りやすくする襟袖スプレー

部分洗い不要、襟袖汚れを根本から防ぐスプレー

襟袖につく黄ばみや黒ずみは、通常の洗濯ではなかなか落ちてくれませんよね。部分洗いやつけ置きをするのが最適解かと思いますが、これも面倒な家事のひとつです。そんな煩わしさから解放してくれるのが、こちらの襟袖スプレー。頑固な襟袖汚れの原因は、皮脂にあります。こちらは、そんな皮脂汚れを衣類側でガードする発想から生まれました。

洗濯した衣類を干す前、気になる部分にひと拭きして乾かすと、汚れが付きにくい状態になります。これは、着用中「ソイルリリースポリマー」という成分が皮脂と衣類のクッションになり、次の洗濯時にスプレーと皮脂が一緒に剥がれ落ちる仕組みです。洗濯の度にスプレーを吹きかける必要がありますが、部分洗いをする時間と労力に比べればほんのひと手間で済むので、習慣化しやすいのも嬉しいポイントです。

つかい手の声

■白シャツはどうしても襟袖汚れが気になるので購入しました。スプレーしてそのまま洗濯機に入れて今のところ落ちています。(埼玉県 | 60代 | 女性 | あけび さん)

Blue Deo 空気除菌消臭器 S201

フィルター交換なしで菌も家事も減らす、空気清浄機

空気清浄機を使う中で最も面倒な家事といえば、定期的なフィルター購入・交換ではないでしょうか。一般的な空気清浄機のフィルターは、菌やウイルスなどを吸着させるので、細菌やカビが増えやすいのが特徴。一方こちらは、独自の光触媒技術を採用した「光除菌フィルター」で、それらを元から分解除去します。フィルター交換が不要なので、お手入れに手間がかかりません。

フィルターに気になる物質が留まることもなく、空気中に出すのは水と二酸化炭素だけなので、小さなお子様やペットのいるご家庭でも安心してお使いいただけます。A4サイズとコンパクトですが、推奨床面積は約8畳と見た目以上にパワフルです。場所を取らないのでインテリアの邪魔にならず、1.3kgと軽量設計なので、家中の様々な場所で活躍してくれますよ。

名もなき家事のストレスを、ひと工夫で解消しよう

今回は、名もなき家事の大切さや具体例、負担を減らすアイテムなどをご紹介しました。膨大な数の名もなき家事は、いつのまにか多くの時間も取られてしまいます。家事を楽にするコツや便利グッズを活用して、大切な自分時間や家族との団らんのひとときを増やしてみてくださいね。

文・構成/藤原さきこ

このコラムを書いた人

スタイルストア 編集室

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