バイヤーからのお便り
足汗による蒸れを解消するリネンのソックス
NISHIGUCHI KUTSUSHITA(ニシグチクツシタ)が手掛ける、汗の蒸れを解消するリネンのソックスが活躍する季節になりました。靴下の産地、奈良県で1950年からものづくりを続けるファクトリーブランドの靴下は、3足1000円の安価な靴下が多く出回る中、効率は後回しで、ただただ履く人の事を考えて作られています。靴下たちは、足入れした瞬間に、違いが実感できるのがすごいところ。
1、良質な天然素材、2、新旧マシンの特徴を生かした編み方、3、時代にとらわれないデザイン、4、買いやすい価格。
この4つのこだわりを追求し続けるブランドの作るこちらの靴下は、春夏シーズンの足汗問題を解消し、快適にしてくれる一品です。
春夏シーズンのラインナップ紹介
当店で、このブランドのお取り扱いが始まったのは、2020年の冬のこと。靴下は画像を見ただけでは他の靴下との違いがわかりにくいアイテムです。そんな中でも、NISHIGUCHI KUTSUSHITAは、履きやすさや素材の良さでお買い上げいただいたつかい手の皆さんの高評価をいただき、じわじわと認知されるように。販売から3年目をむかえる頃には、ファンが増えて人気ブランドとなりました。そんなブランドの春夏向けアイテムをご紹介します。
足汗のストレスを解消するリネン素材のソックス
今年、仲間入りしたのは、リネンリブソックス(左)とリネンコットンパイルアンクレット(右)の2種類です。共通点は、リネン混の素材だというところ。春夏シーズンは、靴を履いているときは蒸れによる不快感があるし、いざお出かけ先で靴を脱ぐと、汗でしっとりとした靴下で床の上を歩くのが恥ずかしい…という問題がつきもの。そんな足汗によるお悩みを解消してくれるのが、リネン素材のソックスです。
光沢がありシャリシャリとした風合いのソックスは、リネンならでは。吸湿性・放湿性に優れているので、汗を素早く吸収してすぐに放出。蒸れがちなソックスの中も快適に保ってくれます。
リネンリブソックスは、履けば履くほどにリネンがしなやかになるのが特徴です。履き口は締め付け感が強くないようにと考えられているので、最初はゆるく感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、程よく足にフィットします。
カバーソックスは、ずれを防止するために、踵部分にシリコンプリントなどを施すものが多くあります。それでも穿いているうちに靴の中で脱げてしまい、外出中、人目を避けながら何度も履きなおすというストレスがつきものです。でも、この型は、シリコンプリントはなく、履き口にゴムを入れています。
また、このソックスは、かかと部分を編み上げる際にマチを大きく立体的にとる「Yヒール」で作られています。この構造により、靴下がかかとにきちんとフィット。常に踵がはまった状態で靴下が穿けるので、傷みにくさと脱げにくさにつながっているんです。
足汗が気になる方は、ぜひリネン混のソックスをお試しください。
なめらかさのあるエジプトコットン素材のソックス
こちらは、エジプトコットンリブソックス(左)とエジプトコットンプレーンソックス(右)ですでに販売している定番アイテムです。共通点は、世界三大綿の一つであるエジプト原産のギザコットンを使っているというところ。ギザコットンは、繊維の一本一本がとても長い希少な超長綿の品種の一つ。柔らかく光沢のある超長綿の糸を使用した贅沢な一品なんです。
エジプトコットンリブソックスは、贅沢なコットンを日本でも数が限られている旧型のマシーンで極限まであまく編み上げているので柔らかく、足への締め付けがきつくないのがいいところ。効率は後回しで、履き心地を重視しているというのがよくわかる一足です。
エジプトコットンプレーンソックスは、本体部分とつま先部分のパーツを手作業で縫い合わせるハンドリンキングを採用。薄手の靴下は、意外とこの縫い合わせの部分が足に当たって痛い・・・という方が多いのですが、この製法だと、縫い目がフラットなので、肌あたりがいいんです。滑らかな肌あたりがお好きな方はエジプトコットンシリーズがおすすめです。
70年以上、靴下づくりを続けるファクトリーブランドが、長年のノウハウを生かして作り上げた靴下には、安価なものにはない穿き心地と不快感の無さがあります。「たかが靴下、されど靴下」を実感する一品です。
ショッピングユニットでバイヤーをしています。
スタイルストアの商品によって、どこかで誰かがちょっとだけ幸せになればいいなと思ってバイイングをしています。それだけが私の大きなこだわりです。