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お気に入りの一足を!ルームシューズ・スリッパの選び方と当店のおすすめ5選

2024年02月28日更新

「種類が多すぎて、どれを選んだら良いのかわからないから…」と、ルームシューズの選び方は適当になりがちです。実は、ルームシューズは選び方しだいで暮らしをぐっと快適にしてくれるアイテム。「なんでもいいや」と適当に選ぶのはもったいないんです。この記事では、ルームシューズを履くメリットと選び方のポイント、当店のおすすめルームシューズを5つご紹介します。暮らしの質を上げたい方はぜひ最後までチェックしてくださいね。

ルームシューズを履くメリットとは?

足にやさしい素材を使ったルームシューズは履き心地が良いほか、足の保護や適度な保温の効果があります。また、ルームシューズを履くことで床面を傷や汚れから守る役割も。裸足も心地よいですが、ルームシューズには「快適さ」や「衛生面」「足や床面の保護」などのさまざまなメリットがあります。

ルームシューズの選び方、3つのポイント

ルームシューズ選びの主なポイントとして、「形状」「素材」「機能性」が挙げられます。一つずつ詳しく解説します。

形状で選ぶ

1つ目のポイントは「形状」です。以下では「シューズ型」「ブーツ型」「バブーシュ型」の特徴と、メリット・デメリットをご紹介します。

脱ぎ履き簡単、通気性の良い「スリッパ型」

スリッパ型は脱ぎ履きが簡単なのが特徴です。足を入れるだけでさっと履けるので、来客用として使っている方も多いのではないでしょうか。踵がなく通気性が良いのもうれしいところ。涼しく履きたい方や、足の蒸れが気になる方におすすめです。一方で、歩いていると脱げやすく、パタパタと音がするのが難点。踵がオープンな分保温性が低いため、冷え性の方は素材選びに気を配る必要があります。

踵があるから脱げにくい「シューズ型」

シューズ型は靴のように踵がついているのが特徴です。フィット感があり脱げにくいから、階段の昇り降りの際も安心。動きに自由度が高く歩くときにパタパタと音がしないので、家事や移動がスムーズにできます。足全体を覆う形状で、保温性が高いのもポイント。ルームシューズを履いて家の中を歩き回ることが多い方には特におすすめです。裏にすべり止め加工がされているとより安心して履けますよ。

足が覆われるので蒸れが気になるのがデメリット。通気性の良さ、吸放湿性など素材にこだわって選ぶと良いでしょう。

足首まで覆われるからあたたかい「ブーツ型」

足首まですっぽり覆うブーツ型は、足が覆われる部分が多いため保温性が格段に高いことが特徴です。安定感のある履き心地もうれしいところ。保温性の高さから特に冬場に重宝しますが、冷え性などで足の冷たさが気になる方は通年の使用もおすすめです。靴下を履くことを考えて、少しゆとりのあるものを選ぶと良いでしょう。

一方でブーツ型は脱ぎ履きに手間がかかるのが難点。おうち時間が長く、着脱が少ない方に適した形状です。蒸れが気になる方は履き口を調整できるものを選ぶと安心ですよ。

モロッコ発祥、踵を踏んで履く「バブーシュ型」

モロッコの伝統的な靴「バブーシュ」と同じ形状をしたバブーシュ型。屋外でも室内でも使える、デザイン性が高いものが揃っています。踵を踏んで履く形状で、足を滑り込ませてサッと履けることが特徴です。踵がないので通気性が良く、季節を選ばずに使えます。インテリアに馴染むルームシューズを選びたい方におすすめです。

革素材のものは最もバブーシュらしさがありますが、通気性が悪くにおいがこもりやすいのがデメリット。陰干しをしたり脱臭剤を使ったりと対策が必要です。

その他にも、バラエティに富んだ形状のルームシューズ

裸足で履きたい方は、ビーチサンダルのような「トング型」や開放感のある「5本指型」がおすすめです。靴下を履いて履きたい方は、個性的な「モカシン型」も良いでしょう。ルームシューズにはさまざまな形があります。好みや使い方に合わせてお気に入りを探してみてくださいね。

素材で選ぶ

2つ目のポイントは「素材」です。以下ではルームシューズの代表的な素材である「帆布」「麻(リネン)」「レザー」の特徴と、その他のおすすめ素材をご紹介します。

お手入れ楽々、耐久性にすぐれた「帆布」

すぐれた耐久性をもつ帆布素材。通気性も良く蒸れにくいので、長時間履いていても快適です。汚れたら丸洗いできるとお手入れの簡単さも魅力的。使いはじめは硬さを感じるものの、だんだんと柔らかく馴染んできます。

豊富なカラーから選べるのもポイント。耐久性、通気性を重視する方におすすめの素材です。

通気性・吸水性が抜群の「麻(リネン)」

麻(リネン)はすぐれた吸放湿性が特徴です。汗をかいてもすぐに吸い取ってくれるから、お風呂上がりにすぐ履けるのも良いところ。

夏のイメージが強い麻素材ですが、繊維の中にある空洞に空気を溜め込めるため保温性があるのもポイント。季節に合わせて適温に調整してくれる優秀素材です。

抜群の耐久性、高級感が特徴の「レザー」

レザー素材のいちばんの特徴といえば、他にない上質な高級感。とても丈夫で使い込むほどに足に馴染み、味わい深い表情を見せてくれますよ。ひとつのルームシューズを長く使い続けたい方にはおすすめの素材です。

一方で通気性が悪く水に弱いため、お手入れには手間がかかることを理解しておきましょう。

こだわりに合わせて選ぶ「その他」の素材

和紙にくま笹を漉き込んだ「ささ和紙」は耐久性や吸水性、抗菌・防臭性にすぐれた万能素材です。通気性を重視するならメッシュ素材が良いでしょう。保温性を求める方にはウール素材もおすすめ。機能や肌ざわりなど、素材ごとの特徴に合わせて選んでみてください。

機能性で選ぶ

3つ目のポイントは「機能性」。ルームシューズをより快適に履きたい方は要チェックです。

歩きやすさ・履きやすさ・疲れにくさ

使う時間が長いほど「歩きやすさ」にはこだわりたいところです。足に馴染む素材を使ったフィット感が良いルームシューズは脱げにくく、歩行時のストレスを軽減してくれます。

忙しい方は着脱がスムーズな「履きやすさ」も大切なポイント。履き口の広いものやスリップオンタイプを選ぶと着脱の手間がかかりません。インソールにクッション性のある素材を使用したものは足への衝撃を和らげてくれるから、「疲れにくさ」につながりますよ。

いつでもきれいを保てる、お手入れのしやすさ

毎日使うものだからこそ清潔を保ちたいという方は、洗えるルームシューズを選ぶのがおすすめ。手洗いや洗濯機で丸洗いできるものなど、ものによって違いがあります。購入時にはお手入れの仕方もチェックしてくださいね。

水回りでの使用が多い方は防水加工のものを選ぶのも良いでしょう。水濡れやちょっとした汚れを拭くだけで落とせるから、乾くのを待つ必要がありません。生活スタイルに合ったお手入れ方法を選びましょう。

においが気にならない、抗菌防臭機能

においや菌の発生が気になる方は、抗菌防臭機能のあるものがおすすめです。素材やインソールに銀イオンや抗菌剤を配合することで、菌の繁殖やにおいの元になる細菌の発生を防ぐ効果をプラスしています。いつでも清潔で快適な履き心地、衛生面の確保ができるのがうれしいですね。ルームシューズを長時間履くことが多い方や、足の汗や蒸れが気になる方に最適です。

履くだけでエクササイズ、フィットネス機能

インソールへの凹凸やカーブなどの加工をすることで、履いているだけでトレーニング効果があるものや、姿勢の歪みを矯正する効果のあるものもあります。運動不足が気になるものの外に出るのはなんだか面倒…という方は、このようなフィットネス機能のあるルームシューズを選んでみてはいかがでしょうか。家事をしながら気軽にエクササイズができるので、健康志向の方におすすめです。

ライフスタイルに合わせて選ぶ、その他の機能

折りたたんでコンパクトに持ち運べるタイプは、お子さまの学校行事や飛行機での移動中など外出時の使用に重宝します。また、レザーや帆布製など耐久性にすぐれたものを選べば、長期間の使用が可能です。お気に入りを長く使いたい方は選択肢に加えてみてください。

欲しいが見つかる、当店のおすすめルームシューズ5選

ルームシューズ選びのポイントをおさえたら、さっそくお気に入りを選びましょう。

今回は当店の人気アイテムの中から「ABE HOME SHOES/帆布のバブーシュ M」「ABE HOME SHOES/脱げにくい綿麻のスリッパ M」「AKAISHI/アーチフィッター 608 ルームシューズ」「SASAWASHI/ささ和紙パイルスリッパ」「rooms/スリッパ」の5商品を紹介いたします。

ABE HOME SHOES/帆布のバブーシュ M

丈夫な帆布製、2way仕様がうれしいバブーシュ

形状

バブーシュ型

素材

綿100%(8号帆布)

機能性

かかとを踏んでも起こしても履ける2way仕様、洗濯機で洗える

こちらのルームシューズに使われている素材は「8号帆布」。すぐれた強度と耐久性、通気性の良さが特徴です。しっかりした生地感でありながらも足馴染みがよく柔らか。使用を重ねるごとにさらに柔らかくなり、オンリーワンの風合いが楽しめます。ネットに入れれば洗濯機で丸洗いできるので、清潔を保ちながら長くお使いいただけます。

踵を踏んでも起こしても履ける2way仕様もポイント。リラックスタイムに楽に履きたい時は踵を踏んで、よく動く家事の時間は踵を起こしてとシーンに合わせて履き方を選べます。踵を起こすと足にしっかりフィット。階段の昇り降りも安心です。クッション性のあるウレタン樹脂の底面で、足の疲れを軽減します。静かに歩けるから集合住宅にお住まいの方も安心です。

ABE HOME SHOES/脱げにくい綿麻のスリッパ M

脱げない蒸れない、足に気持ちよくフィットする

形状

通常のスリッパ型

素材

甲表:綿85% 麻15%、裏地:ポリエステル

機能性

滑りにくい、洗濯機で洗える

綿85%・麻15%の綿麻生地を表地に使ったこちらのスリッパは、蒸れずにサラッとした履き心地が特徴です。肌に馴染む柔らかさの中に感じる麻のシャリっと感。素足で履くのもおすすめです。甲裏の生地にも吸水速乾性があるため、汗のべたつきが気になりません。洗濯機で洗えるからいつでも清潔。素足で履きたくなるスリッパだからこそ、洗えるのはうれしい機能ですね。

脱げやすい形状のスリッパ型でありながら、インソールの低反発ウレタンが足裏の形にぴったりフィットして脱げにくいのもポイント。さらに甲の部分をフィット感のあるサイズにすることで、歩くときにパタパタするのを防ぎます。歩行時に足裏に余計な力をかける必要がなく、クッション製の高いソールが衝撃を和らげるから、長時間履いても足に疲れを感じません。

AKAISHI/アーチフィッター 608 ルームシューズ

心地よい指圧効果で、足の疲れやむくみをケア

形状

スリッパ型

素材

ポリエステル

機能性

指圧効果あり、足にフィットする

こちらは履きながら足のケアができるルームシューズです。独特の形状をしたインソールが歩くたびにバネのように反発して、足裏全体に指圧のような刺激を与えてくれます。動くごとに足裏の血行を促進しながら疲れをほぐしてくれますよ。足裏のアーチを支える構造が正しい姿勢をサポート。一般的なスリッパと比べて安定感のある履き心地が特徴です。

インソールとアウトソールには弾力性の高い素材を使用しているから、足とのフィット感が抜群。靴と足の隙間がぴったりと埋まって、歩行時にスリッパ特有のパタパタとする感じがありません。快適に移動ができる上、足のむくみや疲れのケアまで引き受けてくれるルームシューズ。暮らしに馴染むカラー展開もうれしく、おうち時間の良きパートナーになってくれそうです。

SASAWASHI/ささ和紙パイルスリッパ

蒸れない&におわない、裸足で履くのが気持ち良い

形状

スリッパ型

素材

指定外繊維(和紙)100%

機能性

蒸れにくい、抗菌・防臭作用あり、洗濯機で洗える

家では裸足派の方にはこちらのスリッパがおすすめです。素材に使われているのは、くま笹と和紙から生まれた「ささ和紙」。くま笹の持つ天然の抗菌・防臭力と、和紙の吸水性のハイブリッドで「蒸れずにさらっと」「においを気にせず」履けるのが自慢です。紙素材ですが耐久性にすぐれているので洗濯機での繰り返しのお手入れも心配なくできますよ。

足裏にあたる面にはパイル状のささ和紙が敷かれていて、履くたびに心地よい刺激が味わえます。つくり手によると、「ささ和紙が足裏の汚れや角質を取り除いてくれるから、履いていると足がすべすべになる」とのこと。履いているうちに足裏のリフレッシュができるのはうれしいですね。左右の形に分かれているので歩きやすいのもポイントです。

rooms/スリッパ

歩きやすさにフォーカスした、高級感のあるスリッパ

形状

ルームシューズ型

素材

合成皮革

機能性

つまづきにくいつま先の形状、地面離れが良い

スリッパ型のルームシューズは脱げやすく歩きづらいことが難点ですよね。カーペットの端のちょっとした段差でつまづいて、ヒヤッとすることも…。こちらのスリッパは、つま先がきゅっと持ち上がった形状が特徴です。この形状がつま先の地面離れを良くしてくれて歩きやすいのに加えて、段差でのつまづき防止にも一役買っています。

踵にはクッション性の高いEVAフォームを使用しているから足馴染みがよく、快適に歩けます。内側はメッシュ生地で蒸れを軽減、足裏にはポリエステルスウェード生地を貼り付けて滑りと足音を防止。「歩く」を真剣に考えてつくられたスリッパです。合皮素材でお手入れがしやすく、高級感のある見た目ながら安価なのもうれしいポイントです。

ルームシューズの選び方をおさえて、お気に入りの一足を見つけよう

ルームシューズの選び方のポイントは「形状」「素材」「機能性」の3点。それぞれのメリット・デメリットを理解して、暮らしのスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。長く愛せるお気に入りのルームシューズ探しの参考にしてくださいね。

文・構成/柳井ひかり

このコラムを書いた人

スタイルストア 編集室

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スタイルストアのお客さまに、日々の暮らしをアップデートするコツや、商品の選び方などのノウハウをご紹介するコラムをお届けしています。