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スタイルストアで買える【パン切り包丁】おすすめ5選。選び方のコツもご紹介
パンを好きな大きさにスライスして、トースターできつね色に焼く。パン好きにはたまらない、小麦の香りに包まれる幸せな時間です。切れ味のよいパン切り包丁があれば、お店でカットしたようなきれいな断面に。お気に入りのジャムやバターも塗りやすくなり、見栄えもぐっと高まります。この記事では、パン切り包丁を選ぶ際のポイントと、スタイルストアで買えるパン切り包丁のおすすめ商品5つをご紹介します。
ふつうの包丁と何が違う?あると便利なパン切り包丁の特徴をおさらい
パン切り包丁を使うメリット
パン切り包丁のメリットは、あらゆる形・大きさ・固さのパンをきれいにカットできること。刃の形状や長さが通常の包丁と異なり、「パンを切るため」の特別な設計になっています。ストレスなく簡単にパンをスライスできるため、日常的によくパンを食べる方は1本持っておくと便利なアイテムです。
また、パンの形や食感を損ねずにスライスできるのもポイント。切れ味の良いパン切り包丁なら、軽い力で前後に押し引きするだけでOKです。パン特有のふんわり、もちっとした食感を損ねることなく好きな厚みにスライスできます。市販の8枚切りのような厚みや、さらに薄いスライスにもチャレンジできますよ。
パン切り包丁のデメリット
パン切り包丁という名前の通り、パン以外を切る用途には不向きの商品が多いことも特徴のひとつ。メリットが多い反面、キッチンで収納する本数をできるだけ抑えたい方や、そもそもパンを食べる習慣の少ない方にとってはあまり便利なキッチン道具であるとは言えず、デメリットかもしれません。
また、刃の形状によっても用途や特徴が異なります。たとえば「波刃」は、かたいパンでもスライスできますが、研ぎなおしが難しい特殊な形状。「平刃」は、やわらかい生地以外のパンにはあまり使えない点などが挙げられます。せっかく買ったのに、ほとんど出番がない……なんてことがないように、自分の目的に合ったパン切り包丁を選びましょう。
買う前に必ずチェックしたい。自分にぴったりなパン切り包丁の選び方
パン切り包丁の選び方①波刃と平刃の特徴をきちんと押さえる
パン切り包丁の刃は、大きく分けて2つの種類があります。「波刃」と「平刃」です。「波刃」は刃の片面が波のようにギザギザしており、あらゆる種類のパンを切りやすいのが特徴です。フランスパンのようなかたいパンも、軽い力で簡単にスライスできます。商品によっては、かたまり肉のカットなどにも使えることも。その汎用性の高さで、パン切り包丁といえば波刃のタイプが主流となっています。
「平刃」は、普通の包丁によく似た形状です。波刃と異なり、刃に凹凸がほとんどありません。ふんわりとしたパン生地のようなやわらかいものでも、つぶさずにスライスすることができます。波刃と比較すると、断面がより滑らかに仕上がることも特徴です。パンだけでなく、ケーキやシフォンケーキなどのスイーツをスライスする際にも使えます。また、刃を大きく前後に押し引きせずに済むので、波刃よりもパンくずが出にくい仕様です。
パン切り包丁の選び方②きれいにスライスできる刃の大きさ&長さを選ぶ
パン切り包丁は、商品によって全体の大きさや刃の長さがさまざま。多くのメーカーから、あらゆるメリットが詰まったパン切り包丁が作られています。特に初めて買う際は、ネットで口コミのよい商品や、デザインがおしゃれなものを選びたくなるところですが、ポイントは「自分がよくスライスして食べるパンの種類やサイズ」に適しているかどうかです。
きれいにスライスできる刃の大きさと長さの目安は、写真のように刃渡りがパンよりやや長めであること。一度パンの上部へ切れ目を入れてしまえば、そのまますっと下方向へスライスするだけです。パンよりも刃が短い場合は、何度も刃を抜き差ししなければなりません。切っている際にパンの手前と奥の厚みのガタつきが出てしまったり、断面がギザギザになったりしないように、やや長めであることがポイントです。
パン切り包丁の選び方③気になる商品は仕様をよく下調べしておく
刃の素材や形によっては、スライスしたいパンとの相性がいまいちなこともあります。せっかくのお買い物なのに、「イメージしていたより、上手にスライスできない」「スライスするときに、想定以上にパンくずが出て困った」というお悩みが生まれてしまっては困りますよね。
パン切り包丁は、大切に扱えば長年にわたって食卓を彩る道具のひとつになってくれます。気になる商品をいくつか見つけて、比較してみるのがおすすめです。ちょっと面倒ですが、「パンを今よりもっと美味しく食べるため」と思えばワクワクするはず。「刃の大きさと長さ」「刃の形状」「商品ごとの特徴」この3つだけでも、メーカーによってそれぞれ違いが見えてくるはずです。
長く大切に使うために。パン切り包丁の切れ味をキープするコツ
汚れや湿気はサビの原因に。使ったらきれいに洗い、早めに水分を拭き取る
刃の素材は、ステンレスやモリブデン鋼などの金属製が多めです。サビにくいとされているステンレス素材でも、水気を含んだサンドイッチの中身や、水洗い後の水滴などが付いたままの状態で放置してしまうのはNG。知らない間に刃がサビてしまう可能性があります。
ふつうの包丁と同じように、パン切り包丁もサビが原因で切れ味は悪くなってしまいます。さらに、一般的には「波刃」の場合は研ぎなおしが難しいため、一度サビてしまうとお手入れが難しいことも。長く大切に使えるように、洗った後はできるだけ早く汚れや水分を拭き取り、安全なところに収納する習慣を作るようにしましょう。
切れ味の変化は研ぎなおしのサイン。パン切り包丁購入後のアフターケア
パン切り包丁の使用頻度やサビの有無にもよりますが、大切に使っていても刃の経年変化は避けられません。「パンにうまく刃が入らず、生地が潰れてしまった」「力を入れないとスライスできず、パンくずが今までよりたくさん出てしまう気がする」などの変化を感じたら、研ぎなおしのサインです。
パン切り包丁の研ぎなおしができるかどうかは、購入した商品の素材や刃の形によって異なります。ふつうの包丁と比べると、パン切り包丁の刃は特殊な形状のため、家庭での無理なお手入れは控えるのがベターです。メーカーや工房によっては、研ぎなおしのサービスがあることもあります。切れ味の変化を感じたら、お手持ちのパン切り包丁のブランドや、購入店へ問い合わせてみましょう。
スタイルストア厳選のパン切り包丁5選
和 NAGOMI/パン切りナイフ
パン教室の奥様方と作ったパン切り包丁
NAGOMIは「本当に良いものを。ずっとつき合えるものを。」を信念に、刃物の産地として有名な関市の老舗刃物メーカー、三星刃物が手掛けています。そして、そんなNAGOMIの中でもとくにこだわりを持って作られたのがパン切り包丁です。パン教室に通う奥様方に協力してもらい、使いやすい包丁が出来上がりました。
こちらのパン切り包丁は通常のパン切り包丁よりも刃先が丸いのが特徴。この刃のおかげで、パンの生地に引っかからず、ふわふわの食パンや硬いバゲット、具沢山のサンドイッチもきれいにカットすることができます。ハンドル部分の手への馴染み具合なども抜群で、さすが奥様方のお眼鏡にかなっただけありますね。
Three Snow 新越ワークス/3種刃のショートパン切り
一本で何役もこなすショートサイズのパン切り包丁
パン切り包丁のデメリットとして、使う頻度の割に大きく、収納に困るというものがあります。そこでおすすめしたいのがThreeSnowの「3種刃のショートパン切り」です。刃渡り16cmとコンパクトで、一般的な包丁スタンドに収まります。そんな短さでもきちんと食パン一斤を切れます。
さらにすごいのが、刃先から付け根にかけて3種類の刃がついている点。付け根はふわふわのパンが切りやすい小さな波刃、中間は硬いパンが切りやすい大きな波刃、先端はパンの縁をスパッと切れる平刃になっています。そのため、これ一本でどんな種類のパンも切ることが可能。キッチンをすっきりさせたい方におすすめです。
pomme/パン切りナイフ
女性の手のために作られたパン切り包丁
包丁というと、道具らしく、どこか仰々しいイメージがありませんか?インテリアにこだわってもなかなか雰囲気を揃えられない、気に入ったデザインに出会えない、そんな方に朗報です。pomme(ポム)の包丁は、女性の手になじむ、優しい雰囲気のものばかり。女性のための包丁を、と考えているブランドなんです。
パン切り包丁もそのうちの一つ。オールステンレスで優しいゴールドカラーのパン切り包丁は一般的なものより短めのサイズ。卓上で使うのにぴったりです。そして、刃が2種類ついているので、パンの硬い部分も柔らかい部分もスッと切れます。使い心地だけでなく見た目にもこだわりたい方におすすめの一本です。
ヨシタ手工業デザイン室/パン切りナイフ
オールステンレスでお手入れ簡単なパン切り包丁
ヨシタ手工業デザイン室のパン切り包丁は、オールステンレスでお手入れがしやすく、衛生的に使えるのが嬉しいポイント。切れ味や握り心地もよく、普段から使いやすい印象です。シャープな見た目に反し、持ってみると手に馴染むのは刃の方向に向かい、微妙に幅が絞られているから。この一工夫で手にやさしくフィットします。
切れ味は抜群で、パンをサンドウィッチ用に薄くスライスした時でさえ、断面は美しいままです。さらに、パン屑もほとんど出ないので、キッチンのお掃除も楽ちん。パンはきれいに切ると食感もボソボソせず食べやすいので、ぜひこの感動を味わってみてください。
morinoki/パン切りナイフ
お手頃価格のパン切り包丁
「morinoki」(森の木)という包丁シリーズのパン切り包丁は、「お財布に優しい価格でパン切り包丁をゲットしたい」という方におおすすめ。使い続けられるかわからないから、初めはリーズナブルなものからチャレンジしたいですよね。このパン切り包丁は、お手頃価格なのに機能面もばっちりなので初めての一本に最適です。
ハンドル部分にはケヤキの木が使われています。やや細めのフォルムになっているので、女性の手に馴染みやすいです。もちろん、刃の切れ味も抜群。刃物の産地関市の志津刃物製作所さんが手掛けているのでスパッと切れます。パン切り包丁が気になっている方は、こちらの包丁から始めてみてはいかがでしょうか。
今回はパン切り包丁の選び方から、実際におすすめの商品までをご紹介しました。パン切り包丁はなかなか出番がないと思われがちですが、いざお家に置いてみると意外と活躍してくれる場面がよくあります。今回の記事を参考にして、お気に入りの一本を手に入れてみてください。
文・構成/小藤田まこ
スタイルストアのお客さまに、日々の暮らしをアップデートするコツや、商品の選び方などのノウハウをご紹介するコラムをお届けしています。