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知っておきたい「オケージョン」コーディネートのマナー&おすすめアイテム

2024年02月13日更新

オケージョンは、いつも誰かの「特別」になります。おめでとう、ありがとう、お元気で。そんな、人を思いやる言葉が飛び交う日には、守るべき服装のマナーやコーディネートのコツがあります。この記事では、結婚式や入学式、卒業式のようなオケージョンシーンのために知っておきたいルールと、おすすめのアイテムをご紹介します。

耳にすることが増えた「オケージョン」という言葉。正しい意味を知ろう

そもそも「オケージョン」とはどんな意味?

ファッション雑誌やウェブ上で目にすることの増えた「オケージョン」という言葉。いまいち意味がよく分からない方も多いかもしれません。「オケージョン(occasion)」とは、直訳すると「出来事」という意味。そこから、結婚式のような節目を祝う行事や式典などの「場所やイベント」を指す言葉として広まっています。

この記事では、スタイルストアのお客様に馴染みのある「オケージョン」シーンを想定し、最低限守りたいマナーやコーディネートのコツを詳しくご紹介します。たとえば、親族や友人の結婚式・お子さんの入学式・職場の送別会のようなイベントです。ぜひ参考にしてくださいね。

「フォーマル」と「オケージョン」の違いとは

まず、「フォーマル(formal)」について。直訳すると、「儀礼的」「正式な」という意味です。現在はその意味が派生して、礼装やスーツなど幅広いアイテムに対して使われるようになりました。しかし本来のファッション用語としては、フォーマルは「正礼装(モストフォーマル)」のこと。これは、皇族が式典で着用するものや、結婚式で新郎新婦とその両親が着る服装などを指します。つまり、最も格式の高い服装です。

そんなモストフォーマルの次に正装とされるのが「準礼装(セミフォーマル)」。結婚式のお呼ばれや入学式、パーティーなど非日常的な行事で着る服装がここに当てはまります。つまり「オケージョン」は、セミフォーマルとほとんど同じような意味で幅広く使われる言葉、とおさえておきましょう。

オケージョンで守るべきマナー&おすすめのアイテム

【ウエア】過度な露出はNG。品のあるデザインや上質な生地で華やかに

オケージョンで守るべきマナーのひとつが、お肌の露出を控えめにすること。胸元や背中などが広く開いたデザインのように、素肌が強調されるアイテムは選ばないようにしましょう。肌はまとめ髪で首元を出したり、手首・足首など少ない面積の露出に抑えることで上品な印象になります。ウエアのカラーは肌馴染みのよいものか、モノトーン系がおすすめです。

品のある華やかさを演出するなら、少しだけ肌が透けるような生地を選んでみましょう。上質なシフォン生地やサテン素材なら、薄くて柔らかく、肌触りのよい着心地です。シワが目立ちにくく、座る時間の長いオケージョンシーンにもぴったり。流行に左右されないベーシックなデザインなら、多少値が張っても、何シーズンも着回しができますよ。

【バッグ】小さめサイズがベター。カラーや質感にこだわり、ウェアを引き立てる

オケージョン用のバッグは、アクセサリー感覚で持つもの。収納力はスマートフォンやハンカチ、口紅など最低限の持ち物が入る程度でOKです。最近はハイブランドをきっかけに、世界中でミニバッグが流行しています。素材もデザインも多種多様。結婚式やパーティーといった華やかなオケージョン用なら、ちょっと遊び心のあるデザインにチャレンジしてもよいですね。

とはいえ、バッグは決して安い買い物ではありません。せっかく買うなら、オケージョンと日常を区別せずに使えるデザインで探してみるのもおすすめです。質の良いバッグなら、お手入れしながら長く大切に使うことができます。買う前に、自分の年齢に合ったデザイン、価格、サイズ感をイメージしておくのが大切です。

【シューズ】ウェアとバランスのよいヒール高で、足先は隠して

足元はパンプスやバレエシューズですっきりとさせましょう。つま先の見えるサンダルは縁起が悪いという理由で、一般的にはNG。また、ブーツや厚手ゴムソールのドレスシューズなどはカジュアルな雰囲気になるため、オケージョンシーンでは避けるべきです。

ヒールの高さは、結婚式のようなお祝いのオケージョンでは「3センチ以上の細めヒール」が良いとされています。すっと姿勢が良くなり、ウェアが一層きれいに着こなせるためです。これはあくまでおすすめの条件のため、妊娠中の方や子連れの方は、無理しなくてOK。3センチ未満でも、バランスよくコーディネートすればスタイルアップできます。

【アクセサリー】バランスよく「足し算」して、コーディネートをより上品な仕上がりへ

オケージョンコーディネートに欠かせないのがアクセサリー。小さな華やかさを添えてくれるピアスやネックレスは、ひとつ取り入れるだけでも格段に上品な雰囲気になります。パールやゴールド・シルバー系の素材なら、ウエアのカラーを選びません。最近は、お手頃な値段で高級感を演出できるアクセサリーもたくさんあります。つい色々と身に着けたくなってしまいますが、大切なのは全身のバランスです。

ヘアスタイル・ウエア・メイクを整えてから「華やかさが足りないな」と感じたらアクセサリーを「足し算」していく。あるいは、必ず身に着けたいアクセサリーを先に決めてから、それを引き立たせるようなコーディネートを組んでいく。あれもこれもと欲張りすぎず、抜け感を感じる程度にコーディネートを仕上げるとオケージョンにふさわしい上品さが増します。

オケージョンにふさわしい、おすすめのウェア・小物5選

オケージョンアイテム選びのイメージは湧きましたでしょうか?ここからは、当店おすすめのオケージョンアイテムを5つご紹介します。

STELLA CIFFON/ウォッシャブルポリエステルのセットアップ

ウォッシャブル仕様の生地を使った、モノトーンのセットアップ

まずご紹介するのは、パンツスタイルのセットアップです。装飾のないシンプルなデザインで流行に左右されず、色もオケージョンにふさわしいブラックとベージュを用意。それでいて、立体的で華やかな印象のあるシルエットのおかげで、ジャケットがなくても成立します。また、ボトムスはテーパードシルエットで、足元がすっきりとした印象に。足首がほんの少し見える程よい丈感なので、重たくならず、かつ上品にまとめられます。

お手入れが楽なウォッシャブル生地で、シワにもなりにくい素材なので、椅子に座ったままの時間が長いイベントでも安心。地元での冠婚葬祭の際、持っていくオケージョンウェアとしてもおすすめです。また、トップスとボトムス、シューズをカジュアルなものとあわせれば、日常のコーディネートにも取り入れられます。

STELLA CIFFON/ウォッシャブルポリエステルのワンピース

立体的で程よい丈感のワンピース

次にご紹介するのは、ワンピースのオケージョンウエアです。黒一色のベーシックなワンピースですが、大人の女性の体型をすっきり見せる立体的なシルエットで着やせ効果もあり、のっぺりとした印象にはなりません。スカートも程よい膝下丈で、正座をするシーンでも足が見えすぎず、オケージョンのシーンにふさわしい上品さを保てます。

さらりとした着心地の、ウォッシャブルポリエステル生地を使用。ご家庭で洗濯が可能で、シワもつきにくいので、長くお使いいただけます。こちらも先ほどのセットアップと同様に、あわせるアイテム次第ではお仕事やお出かけに着ていくこともできるので、オケージョンの機会は少ないけれど、いざというときのために用意しておきたい、という方にもおすすめです。

mercredin./ミニショルダーバッグ enveloppe

最低限の荷物を、ミニマルかつ美しく持ち運ぶ

オケージョンに持っていくバッグは、必要最小限のサイズ感のものを選ぶのが基本です。こちらのバッグはミニ財布、スマホ、ちょっとした小物などを、斜め掛けで美しく持ち歩けるのが魅力。ヌメ革を使用しており、シャープで洗練されたシルエットは、改まった装いにぴったりです。

それでいて、普段使いも可能なプレーンなデザインでもあります。身軽にお出かけしたいときはもちろん、旅行や出張のサブバッグとして、または美術館やレジャーなど荷物を負担にしたくないときなどには、特に便利です。使うほどにツヤが出るので、普段から使用していれば、いざオケージョンのシーンで持つとき、美しい質感をお楽しみいただけますよ。

DOUBLETREE/ラウンドトゥパンプス VANESSA

歩きやすく足にフィットする、約4.5cmヒールのパンプス

改まった場にふさわしい、ヒールのあるシューズを用意したい。だけど、歩きにくいのは困る。そんな方にぜひお試しいただきたいのが、こちらのパンプスです。ヒール高は 約4.5cmですが、パンプスとブーティの中間のような、足を覆う面積が広い形をしています。さらに、足へのあたりのやさしさと衝撃吸収性を考えた、2種類のソールを使用。見た目からは想像がつかないほど、歩きやすくなっています。

「歩きやすい靴」というと、どうしても爪先が大きくコロンとした、ほっこり見えするデザインを想像しがち。ですが、こちらはカジュアルさを抑えたモードな見た目で、オケージョン用のワンピースやパンツスーツとあわせても、違和感がありません。カジュアルなウエアとも相性がいいので、普段からこまめに履いて、足に慣らしておくこともできます。

Ouca/編み玉淡水パールの2wayイヤリング

パールとメタルパーツの2Way仕様が嬉しい

最後にご紹介するのは、2Way仕様のパールイヤリングです。オケージョンの服装にあわせるアクセサリーは、メインとなるウエアやヘアスタイル、メイクとの相性を考えて足し引きしたいもの。こちらは淡水パールのパーツとメタルパーツを取り外しでき、華やかさをプラスしたいときはパールをつけて、アクセサリーはシンプルにまとめたいときはメタルパーツのみでお使いいただけます。

淡水パールの編み玉はボリューム感のある仕上がりで、結婚式など、おめでたい日にもふさわしいデザインです。一見重みがありそうですが、中が空洞になっているので、実際の負担感は少なめ。金属部分にはシリコンカバーがついており、安定感も十分で、イヤリングを落とす危険を減らせます。

まとめ

今回は、オケージョンのためのウエアと小物をご紹介しました。もちろん、冠婚葬祭や式典のマナーを守ることは重要ですが、見栄えや着心地、使い勝手のよさも妥協したくないところ。セットアップやシューズ、バッグなどアイテムの種類はさまざまですが、どれも使い心地にもこだわって作られているので、大切な日の装いにぜひ取り入れてみてください。

文・構成/上野智美

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このコラムを書いた人

スタイルストア 編集室

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