こんにちは、バイヤー加藤です。

ネックレスやイヤリングに比べて、身に着けるのにハードルが高いと思われがちなのがブローチ。着け方のコツがよくわからない、大ぶりなモチーフは気後れしてしまいそう、そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。

当店の18周年を記念するアイテムとして、当店で大人気のデザイナー佐々木ひとみさんに作って頂いたのが、ブローチ初心者でも楽しむことができる、小ぶりなブローチのセットです。

相性の良い組み合わせを佐々木さんと相談してセレクトした、当店でしか手に入らないセットはおかげさまで好評いただき、欠品が続いていましたが再入荷しました。今なら全種類の在庫が揃っていますので、ぜひご覧ください。

物語を感じる5つのモチーフ

たつのおとしごと珊瑚

5つのセットを順にご紹介します。こちらはたつのおとしごと珊瑚。

龍の化身と信じられてきたたつのおとしごはラッキーモチーフとして人気です。また、珊瑚は古くから母なる海の象徴として、女性のお守りとして愛されてきたモチーフです。

愛らしいたつのおとしごは、アンティークの刺繍モチーフをもとに佐々木さんが型を起こしたのだそう。シルバーなのにどこか温かみがあるのは、刺繍糸の質感がほのかに残っているからなんですね。

淡水パールを口にくわえたたつのおとしごと、ムーンストーンをあしらった珊瑚は、海を感じさせる爽やかな組み合わせです。

みつばちとはちの巣

こちらはみつばちとはちの巣をモチーフに作られたピンブローチです。女王を中心にして大きな巣を作る蜂は、古くから繁栄の象徴とされており、ラッキーモチーフとして愛されてきました。

小ぶりながらにキラキラと輝くみつばちと、パールをあしらったはちの巣は、シンプルですが目を惹きます。

つばめと小枝

こちらはつばめと木の実のセットです。

つばめは欧米では「幸せを運ぶ鳥」として愛されているモチーフなのだそう。つばめが美しい青い実に向かって飛び立つ、そんな物語を感じさせるセットになっています。

白蝶貝をあしらったつばめと、透明感のある青めのうの実をあしらった小枝は上品な雰囲気の組み合わせです。

ことりと葡萄

こちらはことりと葡萄のセットです。

葡萄は蔓をのばしたくさんの実を着けることから、豊かさや繁栄をもたらすモチーフなのだそう。愛らしい白蝶貝をあしらったことりが甘い香りに誘われてやってくる、そんな物語を感じさせるセットになっています。

アメシストを連ねた葡萄は大人っぽい装いにもしっくり馴染みます。

うさぎとさくらんぼ

こちらはうさぎとさくらんぼのセットです。

ぴょんぴょんと飛び跳ねるうさぎは飛躍を意味するラッキーモチーフなのだそう。今年の干支でもありますね。また、2つの実をつけるさくらんぼは円満や愛情を意味するそうです。

しっぽに淡水パールをあしらったうさぎと、カーネリアンをあしらったさくらんぼは、5つの中でいちばん可愛らしい組み合わせかもしれません。

小ぶりだからつけやすい

ブローチを着け慣れない人にとって、いきなりボリュームのある大きなものにチャレンジするのは勇気がいりますよね。こちらは、普段着の胸元にも気軽に着けられるように、小ぶりなサイズのモチーフをセレクトしています。

こちらはタックピンタイプのブローチです（うさぎのみ、安全ピンタイプとなっています）。ブローチは回転ピンタイプのものが多いのですが、服を着た状態でちょうどいい場所に回転ピンのブローチをつけるのは難しいですよね。

タックピンは、好きな場所にさして留め具で止めるだけでよいので、気軽に着けることができます。

ブローチというとお出かけの時につけるものという印象が強いですが、こちらは普段から取り入れやすいデザインです。カットソーやTシャツのポイントとして着けるのがデザイナーの佐々木さんのおすすめです。

また、洋服以外にもつけやすいのがタックピンタイプの良いところ。帽子のポイントにしたり、バッグやストールに着けるのもおすすめです。

着け方のポイント

ブローチは生地にピンをさすので、どうしても穴が開きます。生地に厚みがあるカットソーやニット、織りの甘いリネン素材などは穴が目立ちにくいですが、密に織られた生地は穴が目立ってしまうことも。もし穴が開いてしまったら、その部分に少し水をつけてアイロンをかけると穴が目立ちにくくなります。

ただ、あまり繊細な生地に着けるのは避けて頂いた方が安心です。

見た瞬間思わず「可愛い！」と声に出てしまう、魅力にあふれたピンブローチたち。少しフォーマルなシーンのおしゃれだけでなく、シンプルな普段着や雑貨のポイントとしても大活躍します。

ネックレスやピアスと違い、直接肌に触れないので、金属アレルギーの心配も少ないのがも嬉しいポイント。今までブローチを敬遠してきた方にこそ、手に取って頂きたいアイテムに仕上がりました。

2つ組み合わせて着けるもよし、一つだけをシンプルに着けるもよし、一つをお洋服に、もう一つを帽子につけるなど、2つあることで色々なコーディネートが楽しんで頂けます。ブローチを生かした着こなしを是非お試しください。

加藤 紀子

ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。