みんなの愛用品
形違いもすっきり!調理中にするっと取り出せるボウルラック
こんにちは、バイヤーの畠田です。
自分では気がついていなかったけど、言われてはじめて「たしかにそれ、面倒だった!」と気が付くことってありませんか?先日お取り扱いをはじめたボウルラックは、そんな些細なストレスに気が付かせてくれたアイテムでした。
ボウルはサイズ違いのものを重ねて収納されていらっしゃる方がほとんどだと思いますが、数種類重ねている場合、真ん中のサイズを取り出して使うためには
①小さいサイズを動かして
②目的のサイズを取り出して
③小さいサイズを戻す
という3アクションが必要になります。両手を使うため、利き手に持っていた調理道具なども一度置く必要があります。更に、洗った後に片付ける時も同じ手順をとらなければいけないとなると、これまた面倒。
このボウルラックを使えば、真ん中のサイズも1アクションで、しかも片手で取り出すことができるので、日々のボウルの出し入れがスムーズになりますよ。
実際に使ってみて、良かったこと
ボウルをするりと取り出しやすい、というのはもちろん、それ以外にも使ってみてこれはいい!と思ったポイントがいくつかありました。
形の違うボウルもすっきりおさまる
我が家には、Three Snowのフタ付ざるボウルセットのボウル3種(14cm、18cm、21cm)、conteのまかないボウル1種(18cm)があります。フタ付ざるボウルセットのボウルはもともとセットなのでもちろんきれいに入れ子になるのですが、違うシリーズのまかないボウルは重ねられず、保管の場所をとっていました。でも、ボウルラックを使うことでまるで同じシリーズかのように全てすっきりと収納することができました。
一般的なボウルの深さに比べて、フタ付ざるボウルセットは浅型、まかないボウルは深型と全く異なる形をしていますが、一緒にすっきりと収納できるのはとてもありがたいです。
ボウルを全て同じシリーズで揃えている、という方よりも、微妙に違うものが家にあるという方はきっと多いはず。「絶対全て大丈夫」とは言い切れないのですが、異なる種類のボウルでも、径が違えば収納できることが多いですよ。
多少水切りが甘くても乾きやすい
洗った後に完全に水分が乾いてからじゃないとボウルを重ねて収納するのは憚られますが、ボウルラックの場合、ボウルとボウルの間に隙間があるため、水切りかごで乾かした後、完全に乾き切っていなくて多少濡れている状態でも、まあいっかと思えます。
この価格にはわけがある
価格は8,228 円(税込 2023年1月現在)と、収納用品としては良い価格。その理由は、新潟・燕三条の職人さんが手仕事で作られているから。
ワイヤー一本でボウルを支える頑丈さを出すためには、「5mm」の太さのワイヤーが最適なんだそうが、5mmというとかなり太いもののため、つくりの関係もあり、溶接が手仕事になるそうです。機械溶接と違って一度にたくさん作ることができないんですね。実際、細かい部分までとてもきれいに仕上げられています。
更に、素材も鉄メッキだともう少し価格が落とせるそうなのですが、使っていくうちにメッキが剥がれて劣化したりしないよう、オールステンレス製であることにもこだわっています。しっかりした作りで、長く使えるものにしたいという思いを最優先にものづくりされているため、価格に見合う、本当に長く使えるものに仕上がっています。
また、このアイテムを企画したのが、大きなメーカーではなく個人の方という点も一つの理由。このアイテムを考え出した佐藤さんは、本職がエンジニアさんで、手を動かしてものづくりをされるのが大好きな方。日々、キッチンに立って料理をする中で、ボウルを取り出す時の面倒さをなんとか解決できないかと、このボウルラックを考えて、最適な高さや形をご自身で試作を重ねて研究されたそうです。大きな企業で大量生産しているわけではなく、燕三条で手作りで作っているため、どうしても価格が落としにくい、というのもあるのですね。
ボウルは料理でほぼ毎日使うものだからこそ、ちょっとした使い勝手も大事。些細な日常の不便さに気づくことから生まれた、名品だと思います。
ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。