みんなの愛用品

千切りが好きになる、ピーラー活用のすすめ

2022年03月28日更新

こんにちは、バイヤーの畠田です。

金属加工のメッカ新潟県燕市で作られている、ヨシタ工業デザイン室のピーラー。当店のロングセラーでもあるのですが、恥ずかしながら、これまで使ったことがありませんでした。というのも、これまで自宅で使っていたピーラーにそんなに不便な点を感じていなかったので、「買い換えたい」という優先順位が低かったのです。

でも今回、実際に使ってみてその良さに納得。使い比べてわかった、このピーラーの良さをお伝えします。

紅白なますの仕上がりが劇的に変わった一品

ヨシタさんのピーラーは、1mm巾の「細千切り」、 3mm幅の「千切り」、 「皮むき」の3種類。全種類試した中でも、一番のお気に入りは3mm幅の「千切り」です。

わたしは千切りにちょっと苦手意識があります。理由は、同じ幅で仕上げるのが難しいから。紅白なますが好きで、年末年始以外にもたまに作るのですが、大根と人参の幅がばらばらになってしまって、仕上がりが不格好だなあといつも感じていました。

その点、千切りピーラーを使えば苦労なく、ほぼ一定の幅できます。素材の切り方が揃っていると、仕上がりが美しいだけでなく、食材の味の浸かり具合や熱の通る時間にもばらつきがでないので、食感や味も良く仕上がるのもうれしいポイント。なますの出来栄えも見違えました。

包丁で千切りする時は、薄く切る→細く切るの2工程で時間がかかる上に、薄切りにした食材を重ねて細く切る時に食材が滑ったり……これまで千切りは「面倒で避けたい」工程だったのですが、千切りピーラーを使い始めてからは、あまりにスイスイ千切りができてしまうので、千切りのハードルがうんと下がりました。

きんぴらやなますなど以外にも、味噌汁やスープに入れる野菜も千切りにすることが多くなりました。火が早く通る上に、千切りだとたくさん食べられるので、野菜を摂りたい時に重宝しています。ちなみに、サラダなど生で野菜を食べる時は、より細く仕上がる「細千切り」、加熱したり酢の物にしたり、加工して使う時は「千切り」がおすすめです。

新しい刃は、切れ味がやっぱり違います

また、ドライバーひとつで刃を取り換えられるのもヨシタさんのピーラーの良いところ。これまで替え刃はヨシタさんから直接のご購入のみだったのですが、多くのご要望をいただいたこともあり、2022年2月から、当店でも替え刃のお取り扱いを始めました。

これまで自宅で愛用していたピーラーに特に不便さを感じていなかったのですが、今回ヨシタさんのピーラーを使ってみたら、驚くほどスムーズに刃が滑り、やっぱり切れ味が違うなと感じました。製品としてのもともとの刃の切れ味にももちろん違いがあるかと思いますが、ヨシタさんのピーラーの刃が新しいものだからという点も大きく影響していそうです。刃物なので、どんなピーラーでも切れ味はいずれ落ちるもの。そうなった時に、本体を買い替えることなく切れ味を復活させられるのはありがたいなと思います。

握りくらべて実感、ラウンドバーの肌当たりのよさ

左:ヨシタさんのピーラー 右:私物のステンレスピーラー

そして、ヨシタさんの調理道具シリーズの共通ポイントでもあるのが、持ち手に採用されているラウンドバー。角がとれたステンレスで、やわらかい握り心地が特徴です。これまで使っていたピーラーもステンレス製なのですが、握り比べてみると、握り心地が全然違うのです。ピーラーで削る時って力を結構入れたりするので、握り心地は使い心地に直結します。

ちなみに、ヨシタさんのピーラーには、一般的なピーラーによくついているじゃがいもの芽とりがついていません。これまでじゃがいもを剥く時は芽とりを使っていたので、ないと不便かな?と思っていたのですが、皮をむいた後、切る工程で包丁を使うので、そのときに包丁をつかってとるようになりました。意外とすいすい取れるので、特に不便には感じていません。むしろ、ピーラーの芽とりの部分はスポンジが入らずきれいに洗えないのが気になっていたので、その点が解消してすっきりした気持ちになりました。

ちょっとお得な2本セットや替え刃もありますので、ぜひご覧くださいね。

このコラムを書いた人

畠田 有香

スタイルストア バイヤー

畠田 有香

ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。