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インテリアにしっくり馴染む、おすすめのお正月飾り5選

2021年12月17日更新

少し寒くなってきたな……と思っているうちに冬になり、気がつけば一年が終わる頃。新しい年を迎える準備をしたいところですが、どうせなら見ていて明るい気持ちになれる飾りや、おうちに招いたお客様に褒められるようなものを置きたいところです。今回はインテリアの一部として取り入れやすく、季節感がありながらも垢抜けた雰囲気の正月飾りを5点、ご紹介します。

新年気分が高まる、おすすめの正月飾り5選

soil/鏡餅 S

珪藻土で作られた、すべすべ質感の鏡餅

まずご紹介するのは、金沢の左官屋さん発のブランド「soil」の鏡餅。こちらは珪藻土(けいそうど)で作られており、鏡餅部分は天然の色味を生かした白色です。珪藻土というとバスマットやコースターに使われることが多い素材。内部に微細な孔が無数にあいており、吸水性、保湿性、消臭性に優れているのが特徴です。

この珪藻土のすべすべとした質感が、ちょうどよく「お餅らしさ」を醸し出しています。オレンジに着色されたみかん部分もかわいらしく、見るたびに思わず触りたくなるような仕上がり。洋室にも和室にも合うので、リビングや玄関にさりげなく置く正月飾りとしておすすめです。

ふくら 2種飾り

現代的な部屋にも馴染みやすい、ソフトな印象の和紙飾り

「正月飾りは和のイメージが強すぎて、部屋に合わない」「賃貸だから大きなピンで留めるような飾りは避けたい」という方におすすめしたいのが、こちらの「ふくら」です。無形文化財に指定されている小国和紙を使った飾りで、赤や青などはっきりとした色使いながら、和紙の質感のおかげで柔らかい印象になっており、モダンな部屋にも馴染みます。

約80gと軽量で、小さなピンで壁掛けできるので、賃貸物件でも気兼ねなく飾っていただけます。また立体的な本体と台座が分離でき、本体には裏側から小物を入れられるという、面白い仕様も特徴の一つ。見て楽しむだけでなく、ポチ袋として使ったり、おみくじや一年の目標、願い事を書いて入れたりと、さまざまな使い方ができますよ。

うつわになる鏡餅

ひっくり返すとうつわに変身する陶器製の鏡餅

季節物はオフシーズンに邪魔になる、と避けている方にこそお試しいただきたいのが、こちらの陶器製の鏡餅。ひっくり返すと本体はうつわに、上のオーナメントは箸置きになるというユニークな仕掛けです。うつわの縁は金彩、内側は紅白で、お正月というおめでたい席の食器にぴったり。

また器は入れ子になり、オーナメントも含めてコンパクトに収納できるので、オフシーズンの保管に困りません。もちろん普段使いの食器として使っていただいてもOK。なおオーナメントは鶴、亀、鯛といったおめでたいモチーフから選択できます。ちんまりとしたオーナメントが一生懸命お箸を支えている姿は何ともかわいらしく、うつわとして使っているときも見て楽しめますよ。

鈴木彫刻所/鏡餅

木彫りとは思えない、繊細で柔らかな仕上がりの一木造り

次にご紹介するのは、神社仏閣の建築彫刻などを手がける、鈴木美央さんの手による木彫りの鏡餅。木製とは思えないような、ふんわり、もっちりとした質感で、まるで本物の鏡餅のようです。また表面の繊細なノミ跡が、手仕事のあたたかさを感じさせてくれます。胡粉(ごふん)を使って橙のヘタまで丁寧に色付けされているのも見どころの一つです。

なおこちらは接着剤を使わず、三宝(鏡餅を乗せている台)から橙まで、すべて一つの木の塊から彫り出している一木造り。S・Mサイズにはヒノキが、Lサイズにはヒバが使われており、飾ってしばらくの間は、木のいい香りを楽しめます。せっかくのお正月、見ていて心がほっと和むような飾りを置きたい、という方は要注目です。

鏡餅のオブジェ

ちんまりとしたシルエットがかわいらしいガラス製オブジェ

最後はガラス作家、松野栄治さんによる鏡餅。最大部分が直径約6センチ、高さ約センチと手のひらサイズで、あまり広いスペースを作れない場合にも飾りやすい一品です。小さい装飾ですが、愛らしさと優しい雰囲気で周囲をほっこりと彩ってくれます。

ガラスというクールな印象の素材を使っていますが、お餅の丸みやみかんのあざやかな色合いのおかげで、お正月に相応しい、あたたかみのある雰囲気です。黒い台と赤色の敷布がセットになっているので、届いてすぐ飾っていただけます。なお紙箱入りなので、新年を迎えるにあたってのちょっとしたギフトにもおすすめです。

まとめ

今回は新年の準備として揃えておきたい、お正月におすすめの飾りをご紹介しました。素材やテイスト、サイズ感などはさまざまですが、ふと目に入ったとき、思わず微笑んでしまうような、あたたかみのあるアイテムばかりです。お客様をお迎えするのにもぴったりなので、今年は誰かを招いてお正月を楽しもう、と予定している方もぜひチェックしてみてくださいね。

文・構成/上野智美

このコラムを書いた人

スタイルストア 編集室

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