インタビュー&ゲストコラム
【つくり手インタビュー】「家事を楽しくするために」とみおかクリーニングが届けたい3つの道具

スタイルストアのラインナップで「洗濯部門」といえば、筆頭にあがるのが、北海道の「とみおかクリーニング」です。私たちに粉末洗剤の威力を知らしめた「オリジナル洗濯洗剤」を始め、プロが作る洗濯道具には「さすがクリーニング屋さんが作っただけのことはある!」と熱い口コミが集まり、リピーターさんが続出。
今回は、ブランドマネージャーである小石川 良美さんに、とみおかクリーニングを紐解くアイテムとして3つの製品を選んで頂きました。それぞれの誕生のきっかけや、とみおかクリーニングならではのこだわりを伺いながら、洗濯や掃除が「義務」ではなく「気持ちが整う時間」になる世界へ、皆さんをお連れしたいと思います。
とみおかクリーニングを紐解く3つの商品
とみおかクリーニング 小石川 良美さんによる、自己紹介とブランド紹介
北海道発「世界一かわいいクリーニング」
こんにちは、とみおかクリーニングの小石川 良美です。私たちのブランド「とみおかクリーニング」は、2005年に誕生しました。「世界一かわいいクリーニング」をコンセプトに、北海道で7店舗のクリーニング店を運営しながら、洗濯にまつわる道具の開発・販売を手がけています。清潔で、きちんとしていて、それでいてどこか親しみがある。クリーニングという少し敷居の高い存在を、もっと日常に近づけたい。私たちのコンセプトには、そんな思いが込められています。

「効果とやさしさの両立」、そして家事を楽しくするために
とみおかクリーニングを代表する製品として「オリジナル洗濯洗剤」「えりそで用の洗濯石けん」「手肌の保護クリーム」の3つを選びました。これらには「効果とやさしさの両立」、そして「家事を少し楽しく、前向きな時間に変える」という共通点があります。
香りの強さでごまかさず、汚れやにおいにきちんと向き合う。その一方で、必要以上のものを足さず、環境負荷を考慮し、長く愛用してもらえるものにする。家事は、どうしても「やらなければいけないこと」になりがち。でも、使う道具が変わるだけで、気持ちが少し軽くなる瞬間があるものです。
今回ご紹介するのは、まさにそんな実感が積み重なって、自信を持ってお話しできる3アイテム。「ただの家事」を「楽しい家事」へ。とみおかクリーニングが大切にしてきた考え方を、いちばん素直に伝えられる道具たちだと思っています。
汚れ落ちもニオイ対策も圧倒的!オリジナル洗濯洗剤
クリーニング工場の「優秀すぎる洗剤」を商品化
この洗剤は、もともとクリーニング工場で使っていたもの。業務用だけあって、汚れやにおい落ちは圧倒的。毎日大量の洗濯物を扱う現場で、「これは本当に優秀だな」と実感していた洗剤でした。スタッフの間でも「これ、すごくいいよね」と話題になる存在だったんです。

皆さんほとんどの方が液体洗剤を使われているので、「粉洗剤」と聞くと溶け残りを心配されることが多いです。でもこの洗剤は、粒子がとても細かいので、お湯ではなく水でもちゃんと溶けます。寒さの厳しい北海道でも、水で問題なく溶けていますから!実際にご使用になると「心配いていたけど、全然大丈夫だった」と安心される方が多いですね。
使用量20g。ここだけは何度でも伝えてきました
この洗剤について、販売当初からずっと伝え続けているのが使用量のこと。一回分は、およそ20gです。料理で使う大匙が15gですから、軽く2杯程度。皆さんが想像するよりかなり少ない量で充分なんです。
粉洗剤というと、「たくさん入れないと落ちない」「計量が面倒」というイメージを持たれている方がとても多いんですよね。昔ながらの粉洗剤だと、スプーンに2杯、3杯と入れていた記憶がある方も多くて、無意識に多く入れてしまう。その結果、「減りが早い」「粉が残る」と誤解されている面もあるんですよね。

とみおかクリーニングのオリジナル洗剤は、30Lで10g、45Lで20gが推奨使用量。しっかり落としますが、泡立ちが少ないので、すすぎは1回でOKです。柔軟剤を使わなくてもふんわり仕上がりますので、使用量は少ない、すすぎも1回、柔軟剤不要、そして洗濯ついでに善玉バイオ酵素の力で洗濯槽もきれいになる…とメリットが多く、手前味噌ですが、意外とコスパの高い洗剤ではないかと自負しています。

「洗剤で生活が変わる経験」がうれしくて
「汚れが落ちた」「においが取れた」。そうした声をいただく中でも、特に印象に残っているエピソードがあります。それが、加齢臭の悩みがなくなったというお話。旦那さんやパートナーの方のにおい、特に枕のにおいに悩んでいる方は意外と多いんですよね。
その方が「この洗剤に変えてから、主人の枕のにおいが気にならなくなったんです。枕に顔を埋められるようになったの!」と話してくださって。私たちの洗剤の効果を、こんなにふうに実感してくださったんだ、と私たちも嬉しかったですね。
洗剤ひとつで、暮らしの中のストレスが減る。「洗剤で生活が変わる」というのは大げさな表現に聞こえるかもしれませんが、実際にそれをお客さまの体験談から確かめられたエピソードでした。
【NO.2】とみおかクリーニング/洗濯石けん えりそで用

白くするけど、蛍光増白剤は不使用なんです
次にご紹介したいのは、襟袖用の固形石けん。こちらは洗濯洗剤の後に開発したアイテムです。粉末洗剤と併用してくださる方がとても多いです。俳優の常盤貴子さんも北海道での撮影を機に弊社を知ってくださり、セットで愛用してくださっているんですよ。
洗濯用固形石鹸ということで、必ず比べられるのが、あの有名な「青い石けん」。店頭に立っていると、「あの青い石けんと何が違うの?」とによく聞かれるんです。いちばん大きな違いは、蛍光漂白剤を使っていないことです。

蛍光漂白剤は、白くする力がとても強い成分です。白いシャツや靴下だと、洗った瞬間に「おお、白くなった」と感じやすい。一方で色柄ものに使うと、色が抜けたり、風合いが変わったりと衣類を傷めるリスクもあります。
えりそで用石けんは、汚れが特に強い部分に使うものです。だからこそ、「とにかく白くする」方向に振り切ることもできたと思います。でも、とみおかクリーニングとしては、それは選びませんでした。汚れ落ちと、衣類へのやさしさ。そのバランスを崩したくなくて、ギリギリまで成分を調整して今の形になりました。
真っ白にするために、必要なのは「こする」こと
もうひとつ、必ずお伝えしているのが使い方です。この石けんは、塗って終わりではありません。汚れに石けんを当てて、きちんと「こする」ことが大切です。蛍光漂白剤の力で一気に白くする石けんではない分、汚れそのものに直接アプローチしてあげる必要があります。その分、汚れが落ちていく感覚が目に見えて分かるんですよね。
スタッフの中に、白いキャンバススニーカーをこの石けん一つで洗った子がいます。石けんをつけてブラシでこすって、水ですすぐ。それだけで、くすんでいた白さが戻りました。店頭で「これ、この石けんで洗ったんです」とスニーカーをお見せすると、皆さん本当に驚かれます。
正直、部分洗いは少し手間がかかります。だからこそ、汚れの強い部分だけに使っていただきたい。ひとつ持っておくと、いざというときに頼れる存在になる石けんだと思っています。
【NO.3】とみおかクリーニング/手肌の保護クリーム

コンセプトは「働く手を本気で守る」
この保護クリームを作ろうと思ったのは、社内を見渡したときに、手がボロボロの人が本当に多いと感じたことがきっかけでした。クリーニングの受付で伝票を扱う人、洗濯や仕上げ作業をする人、倉庫で作業する人。水や洗剤に触れる機会が多く、手を洗う回数も自然と増えます。家事をする人も同じですよね。ハンドクリームを塗っても、すぐに手を洗わなきゃいけなくて、結局またカサカサに戻ってしまう。そんな状態を、みんな当たり前のように受け入れていました。

「働く手を本気で守る」それがこのクリームのコンセプト。だから、一般的なボディケアというよりは、手肌を保護するという発想で開発を進めました。香りがあってはならないし、すぐ取れてしまうようなものでもダメ。 洗剤や石けんと同じように、毎日の仕事や家事の中で使うものだからこそ、本気で突き詰めたいと思ったんです。
面倒な「塗り直しの手間」をなくしたい
ハンドクリームを使う方々からよく聞くのが「塗り直すのが面倒」という声です。塗った直後はベタつくし、料理や作業の前には使いづらい。手を洗えば、また最初から。結果的に、「荒れるのは仕方ない」とあきらめてしまう方も多いと思います。
この保護クリームで目指したのは、そうした塗り直しのストレスを減らすことでした。一度塗ったら、何度も塗り直さなくていい。香りも残らない。ベタつかず、作業の邪魔にならない。 「ハンドクリーム」とは少し違う立ち位置のものを作りたかったんです。

実際、仕事の合間や家事の合間に使っても、すぐに何かに触れられる。この「気を遣わなくていい感じ」は、使ってみて初めてわかる部分かもしれません。手荒れそのものを治すというより、荒れにくい状態を保つ。その発想が、このクリームの軸になっています。
店頭で試した人が「これいいね」と戻ってきてくれる
保護クリームについておもしろいのが、店頭でサンプルを使った人が、数時間後にお店に戻ってくるか率の高さなんです。「さっきのクリーム、やっぱりいいですね」と来てくれる方が本当に多いんです。時間が経ったあとに「あ、まだ潤ってる」と実感して頂いている証拠なのかな…と。女性だけでなく男性からの反応もとても良く「こういうの探してた!」と言われることも多く、世の中にこれだけハンドクリームはあるけれど、手荒れや乾燥にお悩みの方は尽きないのだなと実感します。
毎年あかぎれに悩んでいた方からは、「保護クリームを使い始めてから、あかぎれになりにくくなった」という声もいただきました。保護されている時間が長い分、手肌にダメージが加わる時間が短くなる。その積み重ねが、違いとしてあらわれているのかもしれません。
無香料で、見た目もとてもシンプル。でも、毎日手を使う人の暮らしに、確実に寄り添ってくれる。「なくても困らないけど、一度使うと手放せなくなる」。そんな道具として、このクリームも働く手を支えるお手伝いができているようでうれしく思っています。
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以上、とみおかクリーニング小石川 良美さんに語って頂いた「家事を楽しくする3つの道具」のお話でした。
私自身が、小石川さんのお話を聞いたことをきっかけに、液体洗剤を洗濯洗剤(粉末)に変え、ハンドクリームを保護クリームに変えたユーザーの一人。とみおかクリーニングには実直で誠実、そして自然というイメージがありますが、その製品はすごくハイスペック。汚れを落とすという効果をきっちり保持しながら、環境負荷が低い、コストパフォーマンスが高いという条件を満たした完成形を実現する姿勢が本当に素晴らしいなと思います。
「クリーニング」の名の通り、彼らのメインは洗濯やお掃除関連製品。一方で、働く手のための「保護クリーム」なんていう意外な名品があることも、あらためて皆さんにお伝えするいい機会になりました。
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