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蒸れを解消し、寝心地を改善できたベッドパッド

2021年04月10日更新

こんにちはバイヤーの菱倉です。
僕は寒がりなのと就寝中に体が冷えるとだるくなってしまうため、冬は毛布+羽毛布団、暑い時期でも毛布または薄手のケットが欠かせません。ただ、掛けすぎなのか明け方に寝具内が蒸れ、不快で熟睡できないこともしばしば。

そこで使い始めたのが調湿機能に優れたウールのベッドパッドです。蒸れにくく、明け方に目を覚まさなくなったことに加え、ふかふかなので、硬いと感じていたマットレスの寝心地も改善できました。

今回、6か月以上使って感じたことをご紹介します。

季節を問わず寝具内が蒸れなかった

僕は残暑が残る時期からウォッシャブルウールべッドパッド使い始めたのですが、暑い時期も寒い時期も関係なく、寝具内が蒸れにくくなり熟睡できるようになりました。また、ウールだから背中が熱い、汗を大量にかく、という事もなかったです。

特に暑い時期はエアコンをつけているとき、つけていないときで寝室の湿度や温度が大きく変わりましたが、どちらの場合も寝具内は蒸れにくい状態を保っていました。

娘の行動にもその効果が表れていて、以前は就寝中に暑さや蒸れで布団や毛布を蹴とばしていたのですが、こちらのベッドパッドを使い始めてからはその回数が減り、夜中に目を覚ますことも減りました。

ウール製品というと寒い時期に使用するイメージがあるかもしれません。しかし、実はウールは天然素材の中でもトップクラスの調湿・調温機能から、「天然のエアコン」とも呼ばれていて、1年を通して活躍する繊維です。

ウール繊維の表面はうろこ状に重ね合わされていて、湿度に合わせて開閉する性質があります。湿度が高いとうろこが開いて湿気を繊維内部に吸収し、乾燥すると内部の湿気を放出しつつうろこを閉じます。そのため、暑い時期は汗による湿気を吸収することで蒸れを防止して爽やかに感じ、空気が乾燥する冬場は湿度を保つことができます。アウトドアブランドの機能性を重視するウェアで、夏用のTシャツにウールが使われるのも納得です。

ふかふかで寝心地が良くなった

蒸れが解消できた他に良かったことは、寝心地がとても良くなったことです。ウールは「天然のスプリング」と呼ばれることもあり、ベッドパッド自体はふかふかなのですが、体をしっかりと支えてくれる安心感があります。

そのふかふかでありながら弾力がある理由をつくり手に聞いたところ、ウール独特の「クリンプ」と呼ばれる縮れにより、ほかの繊維にはない高い弾力性と復元性が生まれるからでした。また、つくり手の丸三綿業では独自のスチーム&ドライ加工技術により、一般的なウール綿より弾力性やへたりにくさがアップしていることも大きな要因です。

ベッドが固いと感じている方や、ベッドのウレタンがヘタってしまった方にもおすすめです。

自宅で洗濯できるからお手入れが楽

ウール製品というと自宅で洗濯できないイメージがありますが、こちらは防縮加工を行っているため、ご自宅で洗濯機での洗濯が可能です。洗濯方法はネットに入れるだけなので、とても簡単でした(洗濯機によって洗濯方法は変わるため説明書をお読みください)。つくり手によると、洗剤は中性洗剤がよく、中でもおしゃれ着洗いだとふっくら仕上がるのでおすすめとのことでした。

これからの蒸し暑くなる時期は、麻のシーツを掛けて使用し、接触冷感で暑さをやわらげつつ、寝具内はドライな環境をキープしていこうと考えています。
蒸れや寝心地が気になる方、こちらのウォッシャブルウールベッドパッドはちょうどいい中厚なので両方に対応できておすすめです。

このコラムを書いた人

菱倉 慎太郎

スタイルストア バイヤー

菱倉 慎太郎

現代は世のなかにモノが溢れかえり、使っては捨てるを繰り返す大量消費社会です。 そんな時代だからこそ流行に左右されず長く使うことができ、そして愛着が増していくモノを厳選してご紹介していきたいと考えています。