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石探しからデザインまで!ご褒美アクセサリーの制作秘話
今年も残すところ、あとわずかになりました。毎年この時期に発売するのは、一年頑張った自分へのご褒美になるような、天然石のアクセサリーです。昨年のルビーに続き、今年のご褒美アクセサリーとして販売を開始したのは、アメシストとシトリンの2種類が混ざったアメトリンというバイカラーの天然石。制作をお願いしていたLa mascotte(ラマスコット)が完成に至るまで何度も試作を重ねたこちら。こちらのコラムでは、普段お見せすることのない、石探しから販売までの裏側をご紹介します。
天然石との出会い待ち
天然石のアクセサリーの販売は、とにかく石との出会いが全て。どんなに前もってデザイナーさんと打ち合わせをしていても、素敵な石との出会いが無ければ、販売には至りません。
当店がLa mascotteに「今年も例年通り、年末に向けて、一年頑張った自分に買ってあげたくなるようなアクセサリーを作ってほしい」とオファーをしたのが今年の3月。ただ、今年はウィルスの影響で、輸入が長い期間ストップしていた事もあり、デザイナーが石屋に何度足を運んでも、なかなか素敵な石に出会えずにいました。
ようやく、これだ!!と思うものを見つけたのは10月も半分を過ぎた頃。アメシストとシトリンという2種類の天然石が混ざったアメトリンという素敵な天然石と出会ったんです。
こちらが石屋さんで撮影したアメトリン。まだカットを施す前の状態ですが、アメシストのパープルとシトリンのイエローが混ざった不思議な色合いがなんとも素敵。こちらを見つけたのは、なんと当店とデザインの最終打ち合わせをする3日前の事でした。
デザインの打ち合わせ
急いでこの石にカットを施してもらい、いよいよ当店とのデザインの打ち合わせです。
こちらは商談の際にデザイナーさんが描くデザイン画のごく一部。「シンプルだけど、存在感が欲しい」という当店のリクエストをもとに、デザイン画を描いていきます。デザイン画をもとに、形だけではなく、何の天然石とコーディネートするのか等も、話し合いながら、実際に組み合わせながら決めていきます。
例えばピアス。シンプルですが、フックと石の間のチェーンは何mmにするか、その間に小さな石を入れるかどうか、肌の上に乗った時にどう見えるのか等、細かく決めていきます。上の画像は、試作品でボツになったもの。採用されたデザインと比べると大きな変化が無いように見えますが、小さなこだわりとセンスが出るのは、こういう細かいポイントだったりします。こういう最後の調整はデザイナーの腕の見せ所なんです。
こちらは普段あまりお見せしない工程。デザインが決定したら、カットを施したたくさんの石の中から、映える石を選んでいくんです。アメトリンの場合は、パープルとイエローがきちんと1つの石の中に混ざっているのが魅力なので、どちらかの色しか主張していない石は、省いていきます。
そこからさらに、ネックレス用、ピアス用と分けていきます。ピアスはなるべく左右の色のバランスがいいようにと、セットを組んでいきます。この工程を経て、ようやく制作に入るんです。
完成したのがこちら。パープルとイエローの女性らしい天然石を、大人の女性が身に着けてもかわいくなりすぎないようにとデザインされているので、大人っぽく仕上がっていると思います!
こうやって完成にいたったのが、今年の「ご褒美シリーズ」だったんです。今年は、自粛をしながら、常に周りに気遣いながら生活した方が多いと思います。
いつも以上に頑張った1年だったのではないでしょうか。そんなみなさんの気持ちが明るくなるようなアクセサリーになればいいなと思います。
ショッピングユニットでバイヤーをしています。
スタイルストアの商品によって、どこかで誰かがちょっとだけ幸せになればいいなと思ってバイイングをしています。それだけが私の大きなこだわりです。