◯◯の選び方ガイド

突然の雨をさらりと防ぐ。使いやすい折り畳み傘の選び方

2020年10月06日更新

荷物が多くて傘を持つ余裕がないときや、雨が降るか降らないかはっきりしないとき。携帯しやすく、必要なときにさっと使える折り畳み傘があれば、快適に雨を防ぐことができます。

とはいえ折り畳み傘の特性上、長傘とはまた違った点が気になることも多いもの。携帯性がいまいちだったり、デザインや作りがチープだったりすると、雨の日を楽に過ごすためのアイテムのはずが、逆にストレスになってしまいますよね。

今回は使いやすい折り畳み傘の選び方と、当店で取り扱っているおすすめの商品を、3つご提案いたします。便利に使える折り畳み傘が一つあると、にわか雨の多い季節はもちろん、荷物の多い通勤・通学中や旅行中なども活躍してくれますよ。

折り畳み傘の選び方

まず最初に、折り畳み傘の選び方から。快適に使うために、ぜひチェックしたいポイント3つを取り上げています。

お悩み1:重かったり大きかったりで、結局は邪魔になってしまう

一般的な折り畳み傘と比べて、より小型・軽量なものを試してみてください

折り畳み傘といえば、やはりコンパクトで持ち歩きやすいのが最大のメリット。ですがサイズや重さ次第では、「結局かさばってしまう」「小さめのバッグを使っているから入らない」という結果になってしまうこともあります。

一般的な折り畳み傘は、200~300g台の重さのものが大半です。また長さは30~40cmほどはあるのが普通。携帯性を重視したい方は、それより軽く小さいかどうかを一つの基準にしてみてください。

例えば20cmちょっとのサイズであれば、小さいバッグにも入れやすくなります。重さが100g前後、またはそれ以下であれば、持っていてもほとんど負担を感じないはず。あわせて撥水性が高ければ、何度か振るだけで水を落とせて、より持ち運びやすくなります。

お悩み2:すぐに傷んでしまって、買い替えが激しい

親骨とあわせて、生地と糸、傘袋にも注目すると丈夫なものが見つかりやすくなります

錆びやほつれ、風雨による破損は、長傘より小さく軽量な折り畳み傘にはつきものの悩みです。長く使える商品をお探しの場合は、親骨の素材とあわせて、生地や糸、傘袋をチェックしてみてください。

親骨は耐久性のあるグラスファイバー素材などがおすすめ。それに加えて、糸や布地にほつれにくい工夫がしてあったり、傘袋の中に水が溜まりにくい設計になっていたりすると、より理想的です。錆び、カビ、ほつれを防ぎ、痛みを防ぐことができます。

さらにブランドによっては、パーツの交換や修理を行ってくれる場合も。折り畳み傘そのものの丈夫さに加え、アフターサービスも充実していれば、さらに長く使うことができるでしょう。

お悩み3:シンプルすぎたりチープだったりするデザインだと、使う気が起きない

長傘にも見劣りしない、洗練されたビジュアルの折り畳み傘もあります

折り畳み傘というと、デザインがなんとなくチープ、シンプルすぎる、というイメージをお持ちの方も多いと思います。ですが持ち歩くのが楽しくなるような、おしゃれなデザインの折り畳み傘もありますよ。

例えばブランドこだわりのテキスタイルや、高級感のある生地を使っている商品。またはカラーバリエーションが豊富で、顔まわりをぱっと明るく見せてくれる、華やかな色も揃っている商品など。

実用品なので、もちろん耐久性や持ち運びやすさも重要ですが、デザインが気に入らなければ、そもそも持ち歩きたくなくなってしまいます。どんなこだわりを持ってデザインされているかにも、ぜひ注目してみてくださいね。

使いやすくて頼りになる、おすすめの折り畳み傘

pentagon LARGE

超軽量、なのに丈夫。持ち歩くのが負担にならない

荷物をなるべく軽くしたい方におすすめなのが「pentagon」です。「72」「LARGE」という2つのサイズがあり、72は約72g・全長21cm、LARGEは約79g・全長23cmと、一般的な折り畳み傘と比べて圧倒的に軽く小さいつくりになっています。

72・79gというと、Lサイズの卵1つ分の重さとほぼ変わりません。常にカバンに入れっぱなしでも負担にならず、雨の日特有の「傘のせいで荷物が増えて重くなる…」というお悩みを解消してくれるはず。また小さめのカバンを使っている方でも持ち運べます。

撥水性が高く、何度か振るだけでほとんどの水滴が落ちるので、傘袋や手が濡れてしまって収納しづらい、という不快感とも無縁。携帯しやすさに関しては、文句のつけどころがない折り畳み傘です。

軽くて小さいというと「脆いのでは?」と心配になるところですが、こちらの商品は風速15m/sにも耐えられるほど頑丈。風に向かって歩けないほどの日でも、壊れる心配をせずに使うことができます。

軽さと丈夫さが両立されているのは、骨の角度の設計や最適な素材の開発など、1からこだわって作られているからこそ。同一素材を使っただけでは同じ強度は得られない、稀有な一品です。

なお壊れにくい折り畳み傘ですが、万が一破損してしまった際は、購入後1年間は無償(送料のご負担のみ)での修理が可能。1年以上経ってからでも有償の修理は可能なので、長く使い続けられる折り畳み傘でもあります。

えらび手のコメント:基本pentagon 72(親骨50cm)は女性、pentagon LARGE(親骨54cm)は男性におおすすめですが、一般的に女性は親骨55~60cm、男性は60~65cmの傘がスタンダードとされているので、いずれも小振りなサイズです。「毎日持ち歩くから少しでもコンパクトに」という方はpentagon72、「大きさも欲しい」という方は男女問わずpentagon LARGEがおすすめです。(バイヤー・畠田有香)

小宮商店/折りたたみ傘 甲州織 かさね 55cm

熟練の職人が手仕事で作る、一生ものの折り畳み傘

小宮商店の「かさね」は、熟練の職人による手仕事で丁寧に作られた、美しく頑丈な折り畳み傘。奥深い光沢のある「甲州織」に加工を施し、傘に適した生地に仕上げることで、高い撥水性と耐久性を実現しています。

希少な小幅のシャトル織機を、傘の幅に合わせて織っているのも大きな特徴の一つ。一般的な傘の生地に比べ、ほつれが生じにくくなっています。さらに生地と傘骨の縫い合わせ、露先の取り付けなどには、撚ったうえに蝋引きした糸を使用。撥水性とほつれにくさをより高めています。

傘袋の先端に穴があいており、水滴を外に出すことができるので、カビや臭いが発生しにくいというメリットも。長く使うための気遣いがいくつも散りばめられており、パーツ交換や修理も可能なので、一生ものの傘として付き合うことができます。

使うのが楽しみになるような、美しいたたずまいも魅力的。開いたときのドーム型のシルエットは、張りがあって上品です。この形は絶妙なゆとりのある張り加減によるもので、傘骨と生地への負担をかけず、なおかつ美しい立ち姿に仕上がっています。

内側に華やかな色が使われており、顔まわりを明るく見せてくれるのも嬉しいところ。生地そのものの光沢感、重厚感も美しく、ジメジメとした暗い雨の日も、洗練された装いで気持ちよく過ごせます。

折りたたむ際に内側が外にきて手が濡れないようになっていたり、長傘のように持つこともできたりと、細かい使い勝手も抜群。長く愛用するのにふさわしい、上質な一品です。

えらび手のコメント:機能と美しさを兼ねた折りたたみ傘は、重さやコンパクトさでは見劣りするかもしれません。しかし、生地の耐久性や劣化させない工夫、修理ができるなど、長く使える良さがあります。熟練した職人の技術を感じ、使うたびに愛着がわいてくる。雨の日が待ち遠しくなる一生ものの傘はいかがでしょうか。(バイヤー・菱倉慎太郎)

Knirps/ミディアムデュオマチックセーフティ NUNO

「NUNO」とのコラボモデル。美しいテキスタイルを楽しむ

こちらはドイツ生まれの折り畳み傘「Knirps(クニルプス)」と、「テキスタイルに新しい息吹を」がコンセプトのブランド「NUNO」とのコラボモデルです。

数千点に及ぶオリジナルテキスタイルを発表し、大胆な構図やモダンな色使いが海外からも注目されているNUNO。その魅力がいかんなく発揮されたこの折り畳み傘は、シックな色使いながら、ぱっと目を引く美しいデザインに仕上がっています。

上の写真でご紹介した「雨」のほか、「白雨」「暴れ雨」「しぶき」「濃霧」といったデザインも展開。レア感のある限定モデルなので、自分用としてはもちろん、大切な方へのギフトとしてもおすすめです。

折り畳み傘としての使い勝手も優秀です。自動開閉機能付きですが、シャフトの不意な飛び出しがないため、安心して開くことができます。また石突が平らなので、壁や地面に押し当てて、スムーズにシャフトをしまうことも可能。

しっかりとした撥水加工が施されており、閉じた後はばさっと払うだけで、かなりの量の水分を切ることができます。濡れたままだと傘袋にもしまいにくいので、これは嬉しい特徴ですよね。

8本骨なので耐久性も充分。「折り畳み傘だと豪雨の日にはちょっと…」という方にもお使いいただけます。

えらび手のコメント:NUNOによる独創的なグラフィックは、山川草木に降りそそぐ恵みの雨や、漢字の「水」、「氷」からイメージされています。シンプルですが目を引くデザインで、傘を開くたびにクニルプスの構造美との調和を堪能できます。(バイヤー・菱倉慎太郎)

まとめ

使いやすくて見た目も美しい折り畳み傘が見つかれば、うっとうしい雨の日も、ちょっぴり楽しくなるかもしれません。携帯しやすさや丈夫さ、さらにデザインにも注目して、ぜひご自身にぴったりの一本を見つけてくださいね。

文・構成/上野智美

このコラムを書いた人

スタイルストア 編集室

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