バイヤーからのお便り

ホットサンドは電気より直火がカリッと仕上がる

2020年02月26日更新

こんにちはバイヤーの菱倉です。先日「ホットパン」撮影時に食べた、「外がカリッ、中がふわっ」の具沢山なホットサンドが忘れられず、ホットサンドメーカーの購入を検討しています。

調べてみると、直火式と電気式があり、電気式の方がひっくり返す必要がないので簡単そうです。そこで、電気式をもっていたスタッフに借りて作ってみましたが、「カリッ」と「具沢山」に仕上がりません。

なぜ直火式の「ホットパン」は「外がカリッ、中がふわっ」、そして「具沢山」なものが作れるのか?その理由が分かりました。

パンがこんがり。耳もカリッカリ!

直火式の「ホットパン」でつくるホットサンドの醍醐味は、こんがり焼けたパンとカリッカリの耳。実は電気式だとそれが難しかったのです。

一般的に直火式は電気式に比べて温度が高く、熱がしっかり通るので、こんがりとパンを焼くことができます。

赤線の外側の溝にパンの耳がピッタリ収まります

そしてホットパンには溝があるおかげで、耳がつぶれず浮いたまま。だから焦げずに焼くことができます。

いつでもカリッカリの美味しい耳を食べられます。

今回試した電気式のホットサンドメーカは耳を切ってからセットするタイプでした

電気式、直火式に限らず、多くのホットサンドメーカーは、耳を切らないといけなかったり、耳を押しつぶさないといけないものが多いです。だから、この耳のカリッカリは作れません。

一度この耳のホットサンドを食べたらやみつきになると思います。

メイン料理になる具沢山ホットサンドが作れる

ホットパン」のもう一つの良いところは、具沢山でハンバーガーみたいな、分厚いホットサンドが作れるところ。今までホットサンドは朝食に食べる、簡易的な温かいサンドイッチという印象でした。でもホットパンで作る分厚いホットサンドを見て、180度考えが変わりました。

左が電気式、右が直火式のホットパンでつくったホットサンド

上の画像は電気式(左)と直火式のホットパン(右)でホットサンドを作ってみたところです。
電気式には6枚切り食パン、ハム、チーズ、トマトが入りましたが、トマトが潰れてしまいぐちゃっとなってしまいました。
一方、ホットパンには、さらに1cm強のアボカドが入り、トマトも潰れませんでした。そして、これだけ具を入れても全くはみ出ませんでした。

具が入るところは深さ約1.8cm。上下で合わせて3.6cm分の具とパンが入ります

なぜ分厚いホットサンドが作れるのか?それは一般的なホットサンドメーカーより深さがあり、耳の内側がプレスされて具を閉じ込めるからです。

分厚いメンチカツも楽々入ります

沢山の具を詰められるから、メイン料理にもなるボリューミーなホットサンドがつくれるのです。

最後に直火式の難点をあげるとすれば、ひっくり返さないといけないところ。でもホットパンのカリッカリの食感とボリュームを得られると思えば苦になりません。

朝食ではベーコン・レタス・エッグ、昼食ではカレーや焼きそば。夕飯ではハンバーグを入れてみてもいいかもしれません。さらにはデザートでイチゴとあんこでイチゴ大福風、また、バナナとチョコとクリームでクレープ風も美味しそうですね。ホットパン一つで妄想が膨らんでしまいます。

このコラムを書いた人

菱倉 慎太郎

スタイルストア バイヤー

菱倉 慎太郎

現代は世のなかにモノが溢れかえり、使っては捨てるを繰り返す大量消費社会です。 そんな時代だからこそ流行に左右されず長く使うことができ、そして愛着が増していくモノを厳選してご紹介していきたいと考えています。