バイヤーからのお便り

【比べてみました】どれが一番暖かい?当店の人気毛布9つを徹底調査

2023年12月14日更新

ふんわりとやさしい肌ざわりで体を包み込む毛布は、寒い冬には欠かせない寝具ですよね。

当店では、寒い季節でも暖かく、そして快適に眠っていただくお手伝いができるように、素材やサイズのバリエーション豊富な毛布をたくさんお取り扱いしています。中でも、シルク・ベビーアルパカ・オーガニックコットン・ウールなど、天然素材の毛布は特におすすめです。

しかし、肌ざわりや保温性など、毛布に求めるポイントは人それぞれ。どれか最適なのかをお選びいただきやすいように、この記事では特性や指標をまとめました。みなさんの毛布選びの参考になれば幸いです。

※商品の重量やサイズはシングルサイズのものです。また天然素材のため、同じ商品でも個体差があります。目安としてご覧くださいませ。

01.三井毛織/カシミヤとメリノウールのリバーシブルブランケット

肌ざわり、あたたかさ、蒸れにくさを高レベルで求めたい方に

片面はカシミヤ、片面はウールの2種が使われている、リバーシブル仕様の毛布。カシミヤであたためて、布団の中が存分にあたたかくなったところで、発汗した場合は蒸れることなく、ウールが水分を外に逃がす、これが極上のあたたかさと気持ち良さを同時に堪能できる秘密です。オールカシミヤだとお値段がかなりはってしまいますし、扱いにも気を使うところ。ウール100%だとこの肌触りや軽さは実現しなかっただろうと思うと、よく考えられたいいとこどりのブランケットなのです。

こちらはドライクリーニングでのお手入れ。普段のお手入れとしては直射日光を避け、風通しのいい場所で陰干ししてくださいね。 ドライクリーニングのため、洗いにくいのが気になるという場合は、布団上に掛けてお使いいただくのがおすすめです。

片面 カシミヤ100%(ブラウン)、片面 ウール100%(アイボリー)、たて糸(接結糸)コットン100%/サイズ:約140×200cm/重さ:約1500g

02.三井毛織/シルクの国産ブランケット

肌ざわり最高、価格とのバランスに優れた毛布

まずは、当店の毛布で人気不動のNo.1、シルク製の毛布。シルク独特のきめの細かいなめらかな肌ざわりは他の素材では味わえない感触です。保温力・吸湿力・肌ざわり・価格のバランスが良く、特に肌ざわりを重視する方におすすめです。

ドライクリーニングを推奨していますが、ご家庭での手洗いも可能。ただ手洗いする場合は、乾く前のブラッシングと陰干しで、風合いを保つことができます。シルクは吸湿力が高く、また、独特のなめらかな肌ざわりを感じるため、羽毛布団の内側で掛けるのがおすすめです。

毛羽部:シルク100%、たて糸:綿/サイズ:約140×200cm/重さ:約1100g

03.プレミアムベビーアルパカブランケット

あたたかさと肌ざわりに加え、丈夫さを重視する方に

プレミアムベビーアルパカブランケットは、シルクよりも毛足が長めでカシミヤのようなやわらな肌ざわり。そしてシルクよりも保温力に優れています。毛玉になりにくく、長年使っても痩せづらいのが特徴です。肌ざわりも保温力もどちらも妥協したくない方におすすめです。

シルクの毛布と同じく、ドライクリーニングを推奨で、ブラッシングと陰干しで長く快適に使うことができます。ただ、ベビーアルパカの生産量はアルパカの中でもたった15%と貴重なため、お値段が少し高いのがネック。

保温力・吸湿力ともに高く、肌ざわりも良いので、羽毛布団の上・内側どちらに掛けてもおすすめです。

ヨコ糸(毛羽部分):アルパカ100%、タテ糸:綿100% /サイズ:約140×200cm/重さ:約1200g

04.三井毛織/抗菌加工で洗える無染色ウール毛布

丈夫さと適度なコシを求めたい方に

ウールを100%使用し、上下の生地を接結した、二重織の毛布。生地の間にもたっぷり空気を含むことができるので、よりふっくらと暖かく体を包み込んでくれます。また、緻密に接結されているため、柔らかいけれども丈夫で長持ちするのもポイントです。

ネットに入れて、お家の洗濯機の手洗いコースで洗濯していただけます。生産時に大きめサイズで作り、熱いお湯と石鹸で丁寧に洗っているので、ご家庭で洗っても縮みにくい仕様です。 保温力・吸湿力ともに高く、肌ざわりも良いので、布団の上・内側どちらに掛けても使いやすいと思います。

横糸(毛羽部):ウール100%、経糸(接結糸)は綿100%サイズ:約140x200cm/重さ:約1300g

05.三井毛織/シルクブレンドコットンブランケット

家族分の枚数を揃えたい方、洗濯に気をつかいたくない方に

シルク混で高品質なのにお手頃なのが、こちらのシルクブレンドコットンブランケット。コットンならではのやわらかさとボリューム、シルクならではのなめらかで保温性・調湿性の高いところ、両方の良さが合わさっているのが大きな特徴。コスパに優れていて、冬場以外も長いシーズン使える毛布を探している、という方におすすめしたい一品です。

元々、「シルク素材で、お手入れが楽な毛布があったら」という声に応えて作られたもの。洗濯に強いと言われているコットンの比率が高いので、普通の洗濯洗剤を使っても大丈夫。洗濯機の手洗いモードもOKなので、気を使わずお洗濯できます。他と比べて少し軽めで肌ざわりもやわらかいので、肌に触れる側にかけるのがおすすめ。羽毛布団の上にかければ、羽毛の膨らみを妨げずにあたたかさを保ってくれます。肌ざわりもやわらかいので、もちろん肌に触れる側にかけても。

コットン90%・シルク10%/サイズ:約W140×H200cm/重さ:約1100g

06.LOOM&SPOOL/コットンニューマイヤー毛布

ふわふわ・もふもふが好きな方に

長めの毛足はあたたかい空気を多く含むことができ、コットンとは思えないほどあたたかいです。洗濯機のご使用も可能なので、ご自宅で洗濯をしたい方にもおすすめです。

至福のふわふわを感じたいなら、羽毛布団の内側で掛けた方が良いです。ただ、保温力が高いため上に掛けるのもおすすめです。放湿力が動物性の繊維(シルク、べビーアルパカ、ウール)に比べ少し低いため、汗っかきの方は羽毛布団の上に掛けた方がいいかもしれません。

パイル糸(お肌に当たる毛羽部分):綿100%  地糸:ポリエステル100%/サイズ:約140×210cm/重さ:約1350g

07.LOOM&SPOOL/SERENEウォッシャブルウール ニューマイヤー毛布

もふもふ感、あたたかさ、機能性、全てを最強レベルで求めたい方に

保温性に優れたウールをふわふわの両面起毛で編み上げた、あたたかさと肌触りを極めたニューマイヤー毛布。繊維が長く良質な梳毛糸の中でも、特に羊の脇腹の柔らかい部分で作られています。その肌触りはふわふわ、もふもふ。掛けた瞬間から極上の心地よさに包まれます。

ウォッシャブル仕様なので、ご自宅で洗えるのも嬉しいポイント。ウールは洗うと繊維が絡み合って縮みやすいため、家庭での洗濯が難しいものが多いですが、こちらは防縮加工が施されているから縮みにくい仕様です。 もふもふの肌触りの良さを感じていただきたいので、肌に触れる布団の内側でご使用いただくのがおすすめ。

パイル部分/ウール100%、地糸/ポリエステル100%/サイズ:W150×H200cm/重さ:約1700g

08.mina×KLIPPAN/ウールブランケット

北欧のアートな毛布、リビングでも使いたい方に

大人の羊よりも、繊維が細かくてやわらかく、巻き毛が多い生後6-7か月の仔羊。その仔羊から初めて刈り取った毛を使っているため、空気をたっぷり含んであたたかいです。ウールだとチクチクしそうですが、全くそんなことはなく、ふわふわとした肌ざわり。mina perhonenの世界観を表現した柄は、掛けるだけで空間を素敵にするので、ソファでのご使用もおすすめです。ただインテリア性が高いためか、価格が他と比べて高いのがネック。

ご自宅での手洗いが可能です。また、ブラッシングをすると長く風合いを保つことができます。

柄が特徴なので、せっかくなら布団の上に掛け、柄を表に出して使うのがおすすめです。また、保温力・吸湿力・放湿力が高いので羽毛布団の内側で掛けても良いのですが、顔まわりにやさしい肌ざわりを求める方は外側に掛けてお使いください。

ラムウール100%/サイズ:約130×180cm/重さ:約1360g

09.電気掛敷オーガニックコットン毛布

とにかく寒がりの方に

電気毛布は布団に入ったときの凍える寒さが苦手な方におすすめです。一般的な電気毛布は、化学繊維を使ったものが多く蒸れやすいですが、こちらはオーガニックコットンを使用。蒸れにくく、肌触ざわりがやわらかです(電熱線が入っているので全体的には少しかため)。

また、電磁波を99%カットするので、妊婦さんやお子様でも安心してお使いいただけます。今回ご紹介した毛布の中で、肌ざわりでは劣ってしまいます。しかし、布団に入った瞬間からあたたかく、そのまま快眠できるので、一度使い始めたらやめられないと思います。

洗濯機はご使用できませんがご自宅での手洗いが可能です。
発熱したあたたかさを羽毛布団で覆うと、熱を逃がさずより効果的なので、内側で掛けるのがおすすめです。

オーガニックコットン100%/サイズ:約130×188cm/重さ:約1800g

アクリルやポリエステルなどの化学繊維の毛布は安価であたたかく、一見とても良く思えます。しかし、吸湿力がないため、布団の中が汗で蒸れてしまい熟睡できないことも。

当店では、毛布で最重要とされる「保温力」と同じくらい「吸湿力」も大事だと考え、保温力と吸湿力に優れている天然繊維のものをおすすめしています。

ぜひお好みに合った天然繊維のあたたかさや快適さを体感してみてくださいね。

このコラムを書いた人

菱倉 慎太郎

スタイルストア バイヤー

菱倉 慎太郎

現代は世のなかにモノが溢れかえり、使っては捨てるを繰り返す大量消費社会です。 そんな時代だからこそ流行に左右されず長く使うことができ、そして愛着が増していくモノを厳選してご紹介していきたいと考えています。