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革製バッグ持つならどれ?牛革や豚革など、種類別メリットとデメリット
革製のバッグが欲しい時、まず悩むのは素材について。牛革は一般的ですが、よくよく調べてみると豚革や馬革なんてものもあります。そこで今回は、牛革と豚革、馬革について比較してみました。革製バッグのメリットだけでなく、デメリットも合わせてご紹介します。
1.牛革バッグのメリットとデメリットについて
牛革バッグのメリットは、耐久性と高級感
革製バッグ=牛革という図式が成り立つほど、牛の革は最も普及している素材です。光沢があり高級感も感じさせますから、仕事やフォーマルな場で安心して持てますし、分厚くて耐久性に優れているのも良いところ。また、カジュアルな装いでも牛革バッグと合わせればピシッとするように、しっかり感がうれしくなるアイテム。大人女性におすすめのバッグ素材です。
牛革バッグのデメリットは、カビと重量感
一方、牛革のデメリットは、価格や重量感、カビやすい点でしょうか。
牛革はどうしても輸入に頼るため価格があがってしまいます。また、しっかりしているがゆえに重い。何時間も持ち歩くのには適していません。そして一番困るのはカビ。高温多湿な日本では、牛革はカビやすいそうです。カビが好む条件(20〜30℃・湿度70〜80%・風通しの悪い場所)を避けつつ、消臭防カビスプレーなどを使って日々のお手入れを欠かさぬようにしましょう。
牛革バッグのアイテム例1
牛革バッグはカチッと感が出るアイテム。カラーコーディネートに気を使ってワンランク上の大人女性を目指しましょう。スッキリ見える色使いは「3色使い」がポイントです。ベース6(色が一番多い部分):アソート3(ベースを補佐する部分):アクセント1(変化を持たせる部分)の割合を心がけてみてください。ベースはモノトーンだとコーデしやすくなります。
牛革バッグのアイテム例2
3色コーデの場合、柄の入ったアイテムはどう扱うのか。たとえば、バッグに柄が入っている時は洋服を無地にしましょう。この場合は、アクセントがホワイト地の牛革バッグ、ベースがグリーンのコートになります。柄が入っている時は6:3:1は特に意識せず、柄物のバランスだけを考えるとすっきりコーデが完成します。
2.豚革バッグのメリットとデメリットについて
豚革バッグのメリットは、柔らかくて軽くカビにくい
豚革はピッグスキンとも呼ばれ、唯一国内で自給自足できる革製品です。豚革は安価で機能性に優れ、耐久性にも優れています。軽くて加工もしやすく、椅子や車の内装、最近ではバッグや財布なども作られていますよ。スタイルストアで人気のPOMTATA財布はピッグスキン製です。
豚革バッグ最大のメリットは洗えるところ。「leatheria(レザリア)」のウォッシャブルレザードロップトートバッグなら、市販の中性洗剤で自宅メンテナンス可能です。革のしっかり感も残しつつ、いつでも清潔にしておけるのはうれしいですね。
豚革バッグのデメリットは、毛穴とさわり心地
豚革のデメリットは、独特の毛穴とさわり心地と言われています。馬革や牛革のようなつるっと感はなく、毛穴がそのまま開いているのが特徴なのです。この穴があるからこそカビにくくて通気性が良いのですが、気になる方はいらっしゃいます。豚革アイテムを購入時は、事前にご確認くださいね。
豚革バッグのアイテム例1
豚革の良さは、カジュアルな雰囲気を醸し出すところ。デニムなどと合わせてラフなファッションコーディネートがおすすめです。生地の薄さが休日スタイルにマッチしていますよね。紙袋にしか見えないと話題のショルダーバッグ紙袋型鞄も、実は豚革製のバッグ。男性も女性も使えるユニセックスバッグは、1つ手元にあると重宝します。
豚革バッグのアイテム例2
くたっとした質感を活かすなら、クラッチバッグとして使用してもおしゃれですね。「WRINKLED(リンクルド)」のクラッチバッグは、パソコンケースやポーチとして利用してみてはいかが?革なのに軽くて通気性も良く、折りたためるのがとっても便利です。独特のシワがヌケ感を出してくれるので、大人女性が持つと雰囲気がより一層良くなります。
3.馬革バッグのメリットとデメリットについて
馬革バッグのメリットは、しっかりしているのに安価で軽い
馬革は豚革と同様にピンとこない素材かもしれませんが、私たちの生活に根付いているアイテムです。たとえば、コードバンは馬のお尻の部分を使った高密度な革で、メンズ鞄やランドセルなど、しっかりしたアイテムに多様されています。レディースものだとトートバッグやベルト、バッグの持ち手などに使われていたりしますよ。馬革のメリットは、牛革に比べて薄いのに生地がしっかりしている点、それと安価で軽い点です。
馬革のデメリットは、バッグとしてはあまり流通していない
馬革バッグのデメリットは、牛ほど流通していないところ。しなやかな馬革はソファなどのインテリアグッズに、お尻の革=コードバンはメンズものに加工されてしまうからです。馬革のショルダーバッグやトートバッグを見つけたら、これこそチャンスかもしれません。
馬革バッグのアイテム例1
「azzuni(アズーニ)」の馬革トートバッグは、馬のショルダー部分の革を使用したとても珍しいバッグ。タンニンなめしとクロムなめしの両方を行なっていて柔らかい質感が特徴です。W380XH300XD140mmの大きさで重量は約950gとずしっとしていますが、2泊3日程度の旅行にも最適のサイズ。男性へのプレゼントとしても人気です。
馬革バッグのアイテム例2
同じazzuni製でもカラーが変わると印象も違って見えますね。レッドだと存在感も抜群になります。馬革製は容量の大きい革製バッグをお探しの方に人気があります。年齢性別問わず使えるのも良いですね。
革バッグのお手入れ方法
クリーム1つで楽ちんメンテナンス
革のバッグ類は定期的なお手入れが必要になります。何工程もあるとついサボりたくなる方は、清掃やメンテが楽になるMARIACREMAを使ってみましょう。100%天然の成分でできており、手やティッシュ、布でアイテムを拭き取ればバッグのお手入れが完成です。原材料はホホバオイルや蜜蝋、エッセンシャルオイルなどです。塗る前になにかするということもなく、少量を取ってバッグに刷り込むのみ。汚れ除去からワックス、防カビまでがセットでできてしまいます。
布や金属にも使える便利さ
旅先でも使えるようにとリップチューブタイプのアイテムもあります。バッグや靴などの革製品だけでなく、スエードやハラコ、エキゾチックレザー、金属にまで使えるので重宝します。サイズはS・M・L・チューブと4種類あるので、ご自身の生活スタイルに合わせて使ってみると良いですね。
たかが革、されど革。革製品は生活にかかせない品の一つです。メンテナンスも混みで革アイテムを大事にしていきましょう。牛・豚・馬それぞれに良い面悪い面があります。使う目的やシーンによって使い分けてみてくださいね。