バイヤーからのお便り
ひんやりおいしさが続く、夏のすずがみのススメ
2017年08月01日更新
毎日暑い日が続いていますね。
夏のこの時期、普段よりも食卓や
おやつの時間にちょっと登場回数が
多くなるうつわがあります。
それが、紙のように薄い「錫」のうつわ、
「すずがみ」。
金属でありつつとても薄くて柔らかいので
すっと曲げることができ、自分の好きな形を
作ることができると大人気のこちら。
自在に曲げることができるのはもちろん、
熱伝導が良いので、冷蔵庫に少し入れて
おくだけであっという間に冷たくなる
という特徴もあります。
だから、冷たいまま食べたい冷菜や
お刺身、お菓子などを盛るのにぴったり
なんですね。
今回は、今の時期におすすめな
すずがみの使い方をご紹介したいと思います。
夏は冷やして
ゼリーや果物をのせて
冷やして食べたい、和菓子
溶けやすいチョコレートやチーズ用に
こちらはインテリアコーディネーター
でありライターのくろだあきこさんに
教えていただいた使い方。
コンビニのチョコレートも美しく
おいしそうで、コーヒーのおともに
ぴったりです。
「チーズのフレッシュさも長持ちしている
気がします」とのこと。
冷菜やお刺身もおいしく
その他、お菓子やおかずのうつわとして
季節の上生菓子をのせてもきれいです
茹で野菜を盛るだけで美しく見えます
何度も金槌で叩くことで、しなやかな強い製品に
すずがみは、何度も圧延を繰り返し
金槌で叩いて作られています。
金属の密度が高くなることで、
しなやかな強い製品に仕上がるそう。
そのため曲げたり戻したりと、
自在に使えるのですね。
普段はもちろん、おもてなしの席にも
出番が多い一品。
贈り物にしましたというつかい手の方も
多いうつわです。
いつもの暮らしがちょっと心地良くなるようなものやこと、つくり手の思いやものづくりのストーリー、その地域ならではの話をお伝えしたいなと日々考えています。