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日本の手仕事再発見!「中川政七商店」で揃えるおしゃれ雑貨
今回ご紹介する「中川政七商店(なかがわまさしちしょうてん)」は、質が良くておしゃれな雑貨を扱っていると話題のショップ。「日本の工芸を元気にする」というスローガンのもと、商品開発や職人のサポートを行っています。ものの値段は、原価と職人の技術、ブランド、デザインなどが関係しています。中川政七商店の歴史や理念、商品づくりへの情熱を知ると、新たな発見がうまれるかもしれません。
中川政七商店のアイテムが人気な理由
日本の工芸をサポート
株式会社中川政七商店は、1716年に奈良で創業したお店。現在「遊中川」「中川政七商店」「粋更」などのブランドを持ち、おしゃれな雑貨を扱っています。
中川政七商店にスポットライトが当たったのは、総業300年を機に掲げた目標がきっかけでした。後継者不足や賃金問題で苦境に立たされている伝統工芸を元気にしたい、100年後に工芸大国日本と言われるような土台を作りたい、といった理念が多くの人に支持されたのです。
つくり手とつかい手の良好な関係を作ろう
中川政七商店は企業コンサルティングに着手し、どうやったら商品が売れるのか、手に取ってもらえるのかを職人たちと考え、伝統工芸を現代風にアレンジして世に送り込みました。たとえば、長崎県の波佐見焼(HASAMI)などがそう。つかい手とつくりり手の双方にメリットがある良好な関係になった結果、現在の中川政七商店スタイルが確立しました。
技術に対するリスペクト
中川政七商店が大切にしているのは、技術や職人に対するリスペクト。温故知新の精神を持ち、ものが生まれるストーリーも商品価値の1つとして考えています。美術品は愛でるものですが、美しい工芸品は生活の中に溶け込めます。実用的にもなれるのです。そう考えると「中川政七商店のアイテムは高い」という考えが変わってきますよね。
1.「遊中川」の人気アイテム
奈良発!蚊帳を大判ふきんにしたら大ヒット
それでは、中川政七商店で扱うアイテムを見ていきましょう。
「遊中川(ゆうなかがわ)」は、麻を中心とした雑貨類を扱っているライン。たとえば、ごあいさつふきんは奈良県特産の蚊帳生地で作られています。蚊帳は現代生活にはそぐわないけれど、ふきんは毎日使うもの。グラスやお皿もふけるよう、30cm×30cmの大きさに設計しました。色がカラフルで540円とリーズナブル。丈夫で速乾性があり、毛羽立ちしにくいと評判のふきんです。
奈良発!花ふきんは風呂敷やストールにも使える
花ふきんは58cm×58cmと更に大きいサイズ。もはやふきんと呼んでよいのかわからないほどですが、薄手なので何層にも折って使えるのが特徴です。こちらも奈良県産の蚊帳生地を使っています。綿100%で吸水性と速乾性が高く、ストールや風呂敷の代わりにも使用できますよ。
奈良発!靴下メーカーが作るアームカバーが優秀
奈良県は靴下生産が全国1位の土地柄。靴下製造のノウハウを活かした商品開発にも乗り出しました。夏の日焼け対策に便利なアームカバーは、柔らかくてつけ心地抜群。肌にぴたっと吸い付くような触り心地が癖になると評判で、プレゼントにも喜ばれています。大きさは54cm、価格は1,836円です。
山梨発!矢羽根柄を用いたストールがかわいい
山梨県に伝わる伝統技法矢羽根柄。矢印のような模様が目を引くおしゃれな伝統工芸です。ストールとして活用したら、現代風のデザインへ早変わりしました。真ん中にはビーズチェーンがついていて、肩から落ちにくい構造にもなっています。ちょっとした心遣いは女性の胸に突き刺さりますよね。中川政七商店のプロデュース力の高さが伺えます。
2.「中川政七商店」の人気アイテム
定番アイテムだからこそ質の良さが光る
店名と同じ「中川政七商店(なかがわまさしちしょうてん)」は、暮らしの道具を中心に扱ったブランドで、日々の生活に機能的で美しさを感じさせるアイテムを揃えています。
たとえば、空紡糸のボーダーカットソーなどは良い例ですね。空紡糸とは、空気の力を使い、中と外の硬さに変化を与えてた糸のこと。洗濯には強く、着心地抜群のカットソーができあがりました。ボーダーの洋服は定番品だからこそ、長く使えて着やすいのが一番。価格は8,100円、サイズはMサイズのみですが、カラーはブラックとグレーの2色から選べるようになっています。
5,000円台で叶うおしゃれなラフィアトートバッグ
ここ数年、夏になると人気が爆発するのは、ラフィアを用いたバッグ類です。特に中川政七商店のラフィアバッグは例年好評で、タイプによっては入手が困難な場合もあるほど。ラフィアとリネンの横長トートバッグはスタイルストアでも大人気です。ラフィアは天然の素材で、通気性がよく夏のお出かけにぴったり。持ち手部分はリネンになっているので、柔らかなさわり心地です。異素材を合わせ、互いの長所をつなぎ合わせているのが良いですよね。
丸底ミニバッグ(5,184円)、横長トートバッグ(10,840円)、フラットショルダー(11,800円)など、3種類のバッグがあります。ご自身の好みに合わせて選んでみてください。
ありそうでなかったバスタオルハンガー
中川政七商店の強みは、企業とのコラボ。業務用クリーニング店が手がけたバスタオルハンガーは、その道のプロが考えたからこそ使いやすいと評判の品です。写真を見ただけではびっくりしていまいますが、幅72cmは実に使いやすいサイズです。マンションやアパートのベランダでも問題なく使えますし、なにしろ場所を取りません。トイレマットやキッチンマット、デニムを干すのにも便利ですよ。価格は1,944円。プレゼントにもおすすめです。
ゴミ袋が内側で固定できるゴミ箱
ゴミ箱は各部屋に1つはある雑貨類ですが、ゴミ袋のせいでおしゃれに見えづらいですよね。デザインやカラーが素敵でも、ピロッと飛び出たビニール袋ですべてが台無しにもなってしまいます。そんな時におすすめしたいのは、袋が固定できるごみ箱。内側の溝にわっかをはめるだけのシンプルな造りが、ゴミ袋のピラピラを上手に隠してくれるのです。「たったそれだけのこと」なのに、お部屋の印象が何倍も素敵になってしまいますよ。価格は3,780円です。
3.「粋更」の人気アイテム
奈良と言えばシカ
「粋更(きさら)」は2006年に立ち上げられたブランドラインで、伝統的な和のモチーフを題材にしたアイテムを扱っています。
たとえば、中川政七商店の本拠地奈良県は、シカが有名ですよね。シカをモチーフにした鹿クリップは1瓶840円とお値段も手頃で、プレゼントとして喜ばれています。事務仕事や勉強に思わず使いたくなるキュートなデザインは、SNS映えもばっちり。カラー用紙にぴたっとつけ、絵画のようにも遊べますよ。
蒸しタオルとして使うとエステ級の心地よさが生まれます
日本人が大好きな言葉の1つに「しっとり」があります。この文字が使用されているだけで、つい見てしまう人も多いのだそう。そんな心理的描写を練り込んだ米ぬかしっとりたおるは、レーヨンでできた蚊帳生地を何層にも重ね、独特の風合いを醸し出します。米ぬかエキスが1〜2ヶ月は持続しますから、使い始めは顔専用の蒸しタオルとして使うと良いそうです。価格は1,512円です。
中川政七商店のアイテムは、どれもこだわりの品ばかり。商品の裏にあるストーリーや職人の想いをぜひ感じてみてください。