◯◯の選び方ガイド
ショルダー、トート、肩掛けetc・・・私に最適なバッグの選び方
「どうして女性はバッグを沢山持っているの?」と不思議に感じる男性は多いようです。バッグは女性にとって洋服を選ぶのと同じ。機能面だけでなく、デザインや色にもこだわるからこそ数もあるのですよね。ご自身の生活スタイルにあわせ、素材や大きさ、色などをチョイスしてみましょう。
バッグの選び方をマスターしたい
“私スタイル”に合うかが鍵
バッグ選びは価格や見た目だけでなく、自分に似合うかどうかが一番の鍵。「この洋服に合わせたい」という目的がある時は、全身コーデを完成させてお店へ向かってみましょう。特にパンツやスカート類との相性は大切。どんなテイストを目指すか明確にすると商品を選びやすくなります。
「Encachette(アンキャシェット)」は、ラフなのにキチンと感も出せると定評が高い、今年イチオシのブランド。とろみのあるシャツやワイドパンツとの相性も良く、ラタン素材が夏らしいおしゃれを素敵に演出します。内布はぎゅっとしばれるようになっていて、中身が隠れる構造に。W32×D17×H20cmの大きさは、ペットボトルはもちろん、お弁当もすっぽり入るサイズです。
バッグ選びには“全身像”をチェックして
インターネット通販での買い物時は、バッグ単体ではなく、洋服とのコーデ例が載っているお店がおすすめ。実際に手にすることができないからこそ、細部にこだわった画像は購入者の気持ちを考えている証拠です。色や大きさ、素材、重さ、お手入れ方法などは最低限チェックしたいですね。
たとえば、「MAEVELOUS!(マーベラス)」のトートバッグは薄さが魅力。くしゃっとしたシワを入れる写真を使うことで質感が伝わってきますよね。ポリウレタンとコットンでできたバッグは39gと超軽量級。バッグが重くて手が疲れることはなく、上品な雰囲気を醸し出しています。耐荷重も2kgまでとたっぷり。
カラーで“なりたい私”を手に入れる
バッグは私を演出するサブアイテム。だからこそカラーの効果を取り入れたコーデをしてみましょう。たとえば黄色系から連想されるイメージは、明るさやユーモア心、好奇心などポジティブなものが多いですね。デニムやボーダーとの相性も良く、活発な雰囲気を印象づけられます。洋服にイエローはちょっと・・・という方でも、バッグならば取り入れやすいのです。
「leatheria(レザリア)」のバッグは豚革製、かつ珍しいマスタード色。革なのにまるで布のような質感で、ウォッシャブルという合理性もあり、珍しいアイテムです。帆布のように使用できるのに、革独特の質感や光沢も感じられ、一度で二度おいしいバッグとして人気があります。
“ブランド”は意外とチェックされている
女性はブランドに敏感で、さりげなくロゴをチェックしているそう。ブランドにはそれぞれカラーがあるので、その人の趣味嗜好が把握できるからです。たとえば、「Lino e Lina(リーノ・エ・リーナ)」であれば、おしゃれな都会派ナチュラルテイストという位置づけ。知る人ぞ知る部分もマニア心をくすぐります。
Lino e Linaはリネンのエプロンが有名ですが、同質感のトートバッグ類も人気です。使い込むうちにクタクタっと柔らかくなるリネンは気軽に洗濯もでき、いつでも清潔を保てるメリットもあります。お買い物バッグや図書館通いなど、普段の生活に適しています。
大容量のバッグはなにがおすすめ?
ティアドロップ型のかわいいバッグ
レディースもののバッグは、トートやハンド、ボストン、クラッチなど、コンパクトなものが好まれています。メンズものによくあるティアドロップ型はなかなかお目にかかれず、諦めてしまう方も多いのでは?
「HEALTHY BACK BAG(ヘルシーバックバッグ)」のヘルシーバックバッグは、人間工学に基づきデザインされており、Sは主に女性用、Mは男性用にとユニセックスの使い方ができる優れもの。肩掛けにも斜めがけにも対応し、中を開けずともポケットに小物を出し入れ可能です。海外旅行用のバッグとしても重宝。特にペットボトルの差込口が便利との呼び声が高いです。
通勤やビジネスに便利なアイテム
「通勤通学にはある程度の容量ときちんと感がほしい」と考える人は少なくありません。ビジネスの場合は、床にバッグを直置きできたり、スーツにもあわせられるなど、ブランド重視というよりは、品質の良いアイテムが好まれる傾向にあります。
質の良いバッグをつくる東京・台東区のブランド「Squeeze(スクイーズ)」のバッグは、牛革製のしっかりタイプ。バッグの底面には鋲が打ってあり、自立できる安定型です。定番型だからこそ、明るめのカラーでも落ち着きを感じます。
老舗KAGURAYAの一風変わったバッグ
大きなバッグは荷物を入れるのが大前提。だとしたら、本体の重さは最小限に抑えたいのが本音です。岡山県倉敷産の畳のヘリ材を使用して作れらた台形トートは、老舗「KAGURAYA(かぐらや)」のもの。重量は280gとそこそこ軽いのに、2泊3日用の荷物も入る収納力があります。
日本古来の素材を利用し、和の雰囲気も醸し出す大型トートバッグは、人と被らないデザインも魅力の1つ。購入されたお客様からは「自慢できるバッグ」との呼び声も高いアイテムです。
肩掛けのバッグはどれが人気?
3WAY使用可能な紙袋型鞄
肩掛けバッグはコンパクトでかわいい分、容量が入らないのがデメリット。「Vassele(バッセル)」の紙袋型鞄は、豚革で紙の質感を現しつつ、開くと紙袋型に変身する3WAY仕様です。トート、セミショルダー、肩掛けと、自由自在に形が変えられます。わずか300gの軽さだからか、紐もスマートでほっそり。女性らしいシルエットが演出できますね。
異素材だから長く使えるバッグ
おしゃれな雑貨類が豊富な「中川政七商店」では、異素材を組み合わせた肩掛けバッグが人気です。持ち手の部分は布、バッグ底部はラフィアというヤシの植物の葉でできていて、2素材のメリットが感じられます。ラフィアはマチがなくても自立し、安定感のある底を作り出します。布の持ち手は劣化しにくく、肌触りもゴツゴツせず滑らか。
長時間持ち運んでも疲れにくく、夏らしさと頑丈さ、すっきりしたデザインが魅力です。手で持って歩いても床を引きずる事はありません。ブローチをバッグにつければオンリーワンに早変わりします。
肩紐とバッグの関係について
一般的な肩紐の長さは、ショルダーならばバッグ本体が脇から15cm〜は離れています。斜めがけバッグの場合は、バッグ本体が腰〜お尻あたりにくると使いやすいそう。
「Encachette(アンキャシェット)」の新作かごバッグは、紐の長さが肩から45cm離れている珍しいアイテム。この余裕があるからこそ、片手でさっと荷物を取り出せるそう。ラタンで編まれたバッグはしっかりしていて頑丈な造りで、シンプルなファッションによく合います。持ち手がブラックでシックだからか、落ち着いた雰囲気も出せますね。ありそうでなかったデザインを取り入れるのもバッグの選び方の1つです。
おしゃれを演出するコツは?
革アイテムに注目する
バッグは大きくわけるとフォーマルとカジュアルの2種にわけられますが、カジュアルな洋服とあわせたフォーマルタイプこそ、大人女性向けのスタイル。「sunao(スナオ)」のPapagenaは、まるっとした形がかわいらしいハンドバッグで、デザイナー河本氏によるオールハンドメイドのアイテムです。牛革独特のつやっとした質感は、編まれた模様から溢れ出ていますね。このテカリこそが大人女性の魅力。シンプルさと上質感があわさっているので、デニムやTシャツ類のカジュアルとあわせてもすっきりまとまるのです。
革製品はONとOFFどちらでも使用できます。
ファッション小物を巻いてアクセントを
シンプルなバッグは使い勝手が良い反面、なんだか地味になりがち。スカーフやコサージュ、リボン等を巻きつけるとぱあっと華やかな印象に変身します。コツは、コーディネートに含まれている洋服の色とおそろいにしたり、幾何学模様や花柄を取り入れてみても。
「sasakihitomi」さんのスカーフはまるで童話の中から飛び出してきたかのようなかわいらしい絵柄。バッグから取り外して首に巻いたり、ストールとして寒さ対策に利用すれば、おしゃれと利便性を兼ね備えられます。
使わなくなっても二次利用したい
バッグ類はほころびやすれ等ができるとお蔵入りの可能性があるアイテム。外には持って出れなくても、自宅で二次利用をして再度楽しんでみましょう。モロッコで昔から愛されているマルシェバッグは、底が安定したどっしり型。水草を使用して編まれているため、通気性もあって蒸れにくいのが特徴です。持ち手があるからこそさっと運べ、掃除も移動もらくらくに。バブーシュやスリッパを入れてお部屋に飾ってみると素敵です。