バイヤーからのお便り
暮らしに寄り添う服、motone

スタイルストアで「エンゲイシャツ」を販売開始したのは2021年のこと。「家事のユニフォーム」というキャッチコピーの通り、暮らしの真ん中で活躍する服は、当店のつかい手にすぐに広まり、今ではワンピースやアウターも含めて様々なアイテムをご紹介しています。
縫製工場のファクトリーブランドであるmotoneのアイテムは、上質な素材と縫製レベルの高さ、普遍的なデザインでまさに定番として愛用できるものばかり。シャツアイテムを中心に、冬から春へ移り行く季節のはざまで活躍するものが多いのも特徴です。
これからの季節に特におすすめのアイテムと、唯一無二の魅力を持つmotoneがどうやって生まれたのか、何を大切にしているのかもあわせてご紹介していきます。
ミュージシャンがシャツを作り始めるまで

motoneのつくり手、根本さんは、もともとは音楽を仕事にされていました。今も現役のミュージシャンでもあります。お父様が縫製工場(有限会社サンユーニ)を営まれていたものの、根本さん自身が服作りを始めたのは震災後のことだそう。2012年にmotoneを立ち上げました。
「洋服のことは好きでしたけど、何も分かんない状態だった」と語る根本さん。服づくりは全て現場で学びながら、得た知識を営業に生かす、という繰り返しを続けてこられたそうです。
motoneができたきっかけは、「シャツにリブ付けたら面白いんじゃない?」という友人の一言。ブランド設立当初は、サンユーニ全体では他社製品の縫製がほとんどでしたが、コロナ渦を経て今では7割がmotone製品となったそうです。
ちなみに根本さんの特技は「空想」だそうで、小さいころから色々なことをイメージすることが好きだったそう。「こういうアイテムがあったら」と頭の中でイメージして形にしていく行為は、この特技が生かせているかもと思っているそうです。
大切にしていることは機能性・希少性・耐久性

motoneが商品開発で大切にしているのは3つ、「機能性・希少性・耐久性」です。
motone=袖口のリブ、というくらいに特徴的な仕様は、ただのデザインではなく、家事や作業をしている時に袖口がずり落ちないという機能性を目指したもの。
布帛のアイテムにリブをつけるデザインは、当時「世の中でありそうだけど、実は、なかったんじゃないかな」という仕様でしたが、それをファクトリーブランドが定番として作り続けている、そんな希少性も重要。
そして、日常の中で長く着られるための耐久性。縫製工場のファクトリーブランドならではの、縫製クオリティの高さ(縫製歴50年!という方もいらっしゃるのだそう)によって長く着られる製品が生まれます。袖口のリブも交換が可能です。
冬から春へ、季節の変わり目に活躍するアイテム7選

motoneのアイテムは、しっかりとした生地・程よい厚みのものが多く、冬から春へ向かう季節のはざまにも頼りになります。
寒い時期は上に羽織りアイテムを合わせて、または保温力のあるインナーを重ねて暖かくしてお出かけしたり、暖かくなれば1枚でさらりと着たり、カットソーの上に羽織ってアウターとして着たりと、着回し力の高さも魅力。そんな色々なコーディネートができるおすすめアイテムをご紹介します。
定番シャツは、秋から春にヘビロテしている人多数
motone/エンゲイシャツ2nd
motone/エンゲイシャツ2nd コットン100%

もともとは園芸家の「こんなシャツがあったら」というリクエストに応えて誕生したエンゲイシャツですが、「よりシンプルなデザインも欲しい」という要望に応えて生まれたのがこちらの「エンゲイシャツ2nd」です。
袖のリブはもちろんのこと、かがんだ時に背中が見えない絶妙な着丈、ポケットの中のものを取りやすい脇のスリットなど、とにかく家事や作業がしやすいデザインがつかい手の支持を集めています。

生地の廃盤により、綿麻素材の「エンゲイシャツ2nd」は在庫限りとなりますが(ホワイトは完売。カーキ, ブラック, ネイビー, グレージュを販売中です)、今シーズンより新生地の「エンゲイシャツ2nd コットン100%」が誕生しました。まずはホワイトの販売を開始しています。
従来の綿麻生地に比べて、生地が若干薄手になり軽やかな風合いが増しました。綿100%の生地ですので丈夫で扱いやすいのもポイント。数ある生地の中から選んだこちらの生地は、「ナチュラルな風合いがある」のが決め手だったそうです。

パターンが身体に合っていて肩や腕回りなどの窮屈感がなく、1日中動きまわりましたが、どんな体勢にもフィットしてくれました。身体のラインを拾わず、でも重くはない絶妙な厚み。袖口リブも主婦にはほんとにうれしい。
洗濯をしてみて、手触りがやさしくなり、これからの定番になる予感しかないですw
秋〜早春にかけて普段着として着ています。ホワイトは冬にカーディガンと合わせることも多いです。
Мはかなり長めだったので、何かの下に着るならSサイズの方が合わせやすいです。


1枚で着るのはもちろん、上にカーディガンを重ねたり、またはインナーにタートルネックなどを合わせて重ね着を楽しむという方も多いようです。
motoneのアイテムはユニセックスのサイズ展開なので、
Sサイズ:レディスS・Mサイズ
Mサイズ:レディスLサイズ
となります。11号体型の方まではSサイズがおすすめです。
襟付きならこちら、明るいカラーが嬉しい
motone/コットンリネンベーシックシャツ

シャツ作りを得意とするmotoneに、スタイルストアのために作って頂いたのがこちらの「コットンリネンベーシックシャツ」。家事のしやすさはそのままに、シャツらしさを堪能できる襟をつけていただきました。

シャツには珍しい、ライトグリーン、ライトピンク、イエローベージュといった明るい色もそろえているのが特徴です。冬から春にかけてはダークトーンの服がどうしても多くなってしまいますが、こんなきれいな色を取り入れると気分も明るくなります。
エンゲイシャツ2ndに比べるとやや薄手、寒い時期は上にウールなどのあたたかいカーディガンを重ねて着るのがおすすめです。

袖がリブ素材ってカッコ悪くない?と思いましたが、家事楽の一文に惹かれて購入。着てみると気にならない、割烹着を着ての家事も、袖がサッとまくれて楽です。リネンだから?ほんのり暖かい。
エンゲイシャツよりも薄手で柔らかく、着心地が良いです。生地は薄めですがリブはシッカリ厚いので、着る時期を選びそうです。(リブのため風が通らず、夏には暑い)
最近明るい色が好きで、リブまで同じ色が良かったのでピンクとイエローを選びました。大人にも合うピンクで、気分が上がります。

暑がりの方などは、リブがしっかりしている分夏には暑いというお声も頂いているので、冬から春先に向けてが一番活躍する時期かもしれません。
スプリングコートにもなる前あきワンピース
motone/コットンリネンスタンダードワンピース

透け感のない中厚手のコットンリネン素材を使用した「コットンリネンスタンダードワンピース」。冬はハイネックやニット、春は薄いカットソーをインナーに、夏はノースリーブの羽織りにと、長く着まわすことのできるのがこちらのワンピースです。


プルワンピースも大好きですが、こちらは前が開くので着こなしの幅が広がり、さまざまなアレンジを楽しめるのが気に入っています。
ワンピースとしても羽織りとしても使えるので、特に旅行時に大活躍でした。


シルエットがやや大きかったのですが、薄手のコートとして使用するので問題なし。秋口から使用して、冬でも季節はずれの暖かい日などに気軽に羽織れて重宝しました。スプリングコートとしても着ようと思います。皆さん仰るように、袖口のリブが便利です。

前あきだからこそ、コーディネートの幅が広がるワンピースです。
布帛だから、春まで使える
motone/ファブリックカーディガン
motone/ランバーベスト

ウールのアイテムは春先になると季節外れに感じることもありますが、「ファブリックカーディガン」と「ランバーベスト」はポリエステル素材。

薄手ですが、裏地がわずかに起毛していて、ほんのりとあたたかい着心地です。

毛玉ができにくい抗ピリング加工を施したウォッシャブル素材。乾きも早くイージーケアも魅力です。寒い時期はアウターの下に重ねて、春先はカットソーの上に羽織ってと、優秀な羽織りアイテムです。
バランスのとりやすい、コンパクトなシャツジャケット
motone/カバーシャツ

最後にご紹介するのは、シンプルなスタンドカラーのシャツです。中厚でのしっかりした生地ですが柔らかい肌触りで、シャツとしても羽織りとしても着やすいのがポイント。大きなパッチポケットがついているので、スマホだけ入れて身軽にお出かけもできます。

長すぎない着丈なので、バランスがとりやすくスタイルアップも叶います。

「おしゃれな人に着てもらいたいっていうわけじゃなくて、うちの服を着てかっこよくいてほしい」、そう根本さんは語ります。当店のつかい手は流行にとらわれすぎず、自分に必要なものは何かをしっかり考えてお買い物をされていますが、そんな芯のある方が多いからこそ、motoneの服をかっこよく着こなしてくださっているのだと思います。

ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。