バイヤーからのお便り
つかい手の声から誕生!涼しくて締め付けない、高島ちぢみのリラックスウェア&新色パジャマ
「汗をかいても肌に張り付かないから涼しい」、「軽くて締め付けず、Tシャツを着ている時より快眠できる」とご好評をいただいている、高島ちぢみ生地を使ったシリーズ。
つかい手のみなさまからの声をもとに、単品でお求めいただける5分袖と長袖のプルオーバー、ワイドパンツなどラインナップを増やし、パジャマの改良を行ったり新色も加わりました。高温多湿な日本の夏を快適に過ごせる一着をぜひご覧ください。
生地に凹凸があるから、汗をかいても肌に張り付かず涼しい
実際に高島ちぢみのアイテムを何年も愛用していて実感しているのが、猛暑でも涼しく過ごせるところです。その理由は、江戸時代から作られている伝統織物である高島ちぢみ特有の、シボと呼ばれる生地表面の凹凸に理由があります。
一般的に、汗をかいた後にそれが発散されないと、蒸れてベタベタとしたり、暑くて寝苦しくなってしまうもの。こちらの場合は綿100%の生地の表面に凹凸がある分、汗をかいてもお肌に張り付きません。蒸れにくく麻のようにサッパリとしとした肌ざわりなので、着るだけでとても涼しいんですね。
また、平織りの生地よりも表面積が多いため、吸水力や放湿力が高く、基本的に常にさらさらのまま眠ることができます。
ちなみに当店では、高島ちぢみの中でもゴワつきがなくやわらかく仕上げた生地を使っているので、肌当たりがやさしいところも特徴です。
パジャマの場合は6分丈なので一見すると暑いかな?と思われるかもしれませんが、むしろTシャツなどと比べても、薄手で軽くて風通しも抜群です。
また、お風呂上りに何も着ていない時よりも、むしろ着た方が水分を吸収し発散してくれるのでさらさら涼しく快適に過ごせるなと実感しています。特に、肌と肌がくっつきがちな脇まわりや膝裏や、座った時に椅子と密着しがちな太もも裏やお尻まわりなどが全然蒸れません。朝起きた時も、もちろんさらさらのままですよ。
生地が伸びる&ゆとりのあるデザインだから、突っ張り感がなく寝返りしやすい
つかい手の方からは、「ストレッチが効いていて動きやすいです」「普段麻の布のパジャマを着ることが多いのですが、生地が伸びると動きやすいと実感しました」という声もいただいています。
人は一晩に約30回もの寝返りを繰り返しているといわれています。そのため、睡眠中に大きく腕を上げたり、ごろんと寝返りをして向きを変えたりする時に、体の動きを妨げないようにしています。
この生地はこんな風にかなり伸縮性があるので、寝ている間にどんなポーズをとっても突っ張り感がありません。また、伸縮性がありつつも、洗濯を繰り返した際にダランとしてしまったり、形崩れが起きてしまったりという心配もなくお使いいただけます。
パジャマのトップスについては、脇の下が立体的にデザインされているので余裕があり、腕回りや胴まわりに締め付け感がありません。
生産の手間はかかりますが、寝返りのしやすさを重視したデザインにすることで、ストレスなく眠れるように工夫しています。
つかい手の声にお応えして、単品でお求めいただけるプルオーバー2種類とワイドパンツが新登場しました
ご愛用いただいているつかい手のみなさまからいただいた、「トップス、ボトムスが単品で選べたら嬉しい」という声をもとに、「5分袖プルオーバー」、「長袖プルオーバー」、「ギャザーワイドパンツ」を作りました。リラックスウェアとして、パジャマとしてはもちろんルームウエアとしても着やすいベーシックなデザインで、お好みに合わせてお選びいただけます。
5分袖プルオーバー
5分袖プルオーバーはベーシックな形で、ワイドTシャツのような感覚で着られます。胸囲は120cmとゆったりとしており、アームホールも大きめ。ワンサイズ展開で、7号から13号体型の方まで対応しています(ジャストサイズで着ていただけるのは、9号から11号体型の方です)。
ちなみに、パジャマは脇下に立体裁断を施しておりAライン気味ですが、こちらの5分袖プルオーバーと次にご紹介する長袖プルオーバーは、脇はストレート型。パジャマとして着てももちろん良いですが、よりルームウエアとして着やすいデザインです。身幅がワイドなので締め付け感はなく、ストレッチをする時にもストレスなく行うことができます。
長袖プルオーバー
長袖プルオーバーは、「夏場はエアコンをつけていて寒いから、長袖のトップスが欲しい」というリクエストにお応えして作りました。春や秋にも重宝します。
こちらも身幅が120cmとゆとりがあり、着丈の後ろがヒップラインにかかるように少し長めにデザインしているので、ストレッチをした時もお腹が見えにくいですよ。
ギャザーワイドパンツ
ギャザーワイドパンツは、生地をたっぷりと使いゆったりとしたデザインにすることで、風通しが良くストンと落ち感が出るように作りました。ウェストにギャザーがたくさん入っていますが、膨らみ過ぎて太って見えないように、形やギャザーの分量を工夫をしました。
お届け直後は生地のハリ感があるので少しお腹まわりに生地がたまって見えるかもしれませんが、洗っていくうちにやわらかくなり、より自然な落ち感が出ると思います。
両サイドにポケットを付けているのでちょっと携帯電話を入れたい時にも便利です。
パジャマのボトムスと比べると二回りほどゆったりとしています。睡眠中に足を曲げたり、ごろんと寝返りをして向きを変えたりする時に、体の動きを妨げません。
パジャマ、汗とりもんぺパンツに新色登場&一部改良しました
パジャマに新色ミントグリーンが登場&内側の当て布の色を変えました
パジャマは、顔色が良く見えるやさしいミントグリーンが加わりました。日本人の顔まわりが明るく見えるように、何パターンも色出しを行い、一番あたたかくやわらかな雰囲気に見えるオリジナル色に染めていただきました。
濃い色の場合、洗濯後に他のものの繊維やホコリが目立つという声をいただいていましたが、こちらはそのご心配なく着ていただけます。
また、肌当たりがやわらかくなるようにトップスの胸元~首まわりの内側に綿100%のあて布を使っていますが、あて布の生成色が目立つという声をもとに、パジャマの色となるべく同系色か違和感がない色に2024年生産分から改良しました(例:ネイビーの場合、あて布もネイビー。ただし、商品によっては切替途中の場合、あて布が生成色のものをお届けすることもございますためご了承くださいませ)。
汗取りもんぺパンツに新色ブルーが加わりました
あまりの着心地の良さと蒸れにくさから、ロングスカートの下に着る汗取りインナーとして重宝した経験から作った「汗取りもんぺパンツ」。
白いスカートの下に穿いても透けにくいライトグレー、ルームウエアとしても活躍するネイビーに加えて、鮮やかなカラーのブルーを作りました。
一般的なもんぺは裾にかけてすぼまっていくテーパード型が多いのですが、膝下をストレート気味にして、より足にフィットして汗を吸いやすいように、かつ一枚で着ても膝下がきれいに見えるように仕上がっています。
ちなみに、高島ちぢみのシリーズは、薄手なので光にかざすと多少透け感がありますが、生地の凹凸による陰影があるため、インナーの色を注意いただければお家で着ていただく分には1枚で着ても透け感はそこまで気にならないと思います。ライトグレーの場合は、下着の色が濃いと透ける場合がありますので、もし1枚で穿く場合は響きにくい色を着ていただくのがおすすめです。
ウェアは、軽くてコンパクトに畳めて、洗濯してもすぐ乾くから、旅行の際も大活躍してくれます。
この他にも、高島ちぢみのシリーズは、「汗とりぺチコートパンツ」や、ふんどし型で体を締め付けないから快眠できる「おやすみショーツ」、さっぱり&シャリ感が気持ち良い「敷きパッド」もご用意しています。
これから迎える夏日を快適にしてくれるアイテムたちを、ぜひこの機会にご覧ください。
いつもの暮らしがちょっと心地良くなるようなものやこと、つくり手の思いやものづくりのストーリー、その地域ならではの話をお伝えしたいなと日々考えています。