バイヤーからのお便り
汗問題に冷え問題、みんなのアップデート体験レポート【後編】
こんにちは、スタイルストア店長の柳沼です。当店では、2023年6月にユーザーインタビューを実施いたしました。事前アンケートを含めますと、400名を超えるお客さまにご協力頂き、オンラインインタビューをご快諾頂いた10名のお客さまと直接お話をさせて頂きました。
インタビューやアンケートにおいて、皆さまから頂いた「私のアップデート体験」が非常に興味深く、お客さまからも「スタッフやスタイルストアユーザーさんのアップデート体験をもっと知りたい!」とのリクエストを複数頂きました。本コラムは、皆さまへのお礼とご報告を兼ねた、インタビューにご協力頂いた方々のアップデート体験のご紹介(コラムでのご紹介をご快諾くださった皆様、ありがとうございました)後編です(前編、中編はこちら)。
「股に汗かくよね」と笑い合う、インナーパンツのアップデート体験
「スタイルストアさんってリピーターさんが多いですよね、私は買い物の時に必ず『つかい手の声』を参考にするので、読んでいると『あ、この方別の商品でも拝見したかも……!』って方が結構いらっしゃるんですよ」と話してくださったTさん(40代)。愛用品として、LUMENAのコードレス扇風機やDRESS HERSELFの2wayカーディガンを挙げてくれましたが、柳沼と一番盛り上がったのがメリヤクーのインナーパンツシルク。
Tさんも、私が言われると嬉しい台詞「バイヤーさん達、よくこんなの見つけてくるなーと思いますね」とのお言葉をかけてくださったのですが、その代表商品がこちらのインナーパンツだったそうです。
「今までも一応ペチパンツは持っていたんですけどね、結局あれって化繊のものが多いし、汗は吸ってくれないんですよね。で、股にはりつく。ちゃんと汗を吸って放湿性もある、こんな夏用のインナーがあるんだ!と思って、3枚まとめ買いしました」(Tさん)
このインナーパンツは柳沼自身も愛用中。私は以前、真夏の打ち合わせで麻のパンツを穿いていた際、鼠径部に汗をかいていて、席を立った瞬間に股の汗染みが目立った、という超恥体験があり……それでインナーパンツを買ったんです、なんてお話も。「股に汗かくよねー」と笑いつつ、夏用絹製インナーパンツというスグレモノについて語り合う楽しい時間でした。
切れ味復活!しなるシャープナーはピーラーやはさみの救世主
そんなTさんがもう一つ「こんな商品があるんだ!」と感心しながら買って愛用していると紹介してくれたのが「しなるシャープナー」です。
「包丁を研ぐ道具はあるけど、家の中に包丁以外の刃物ってけっこうありますよね?それで、あ、これならピーラーも砥げるのか!と思って買いました。替え刃のないピーラーは、切れなくなったら買い替えることを前提にしているのだろうけど、今の時代、なるべく物を捨てたくないでしょう?」(Tさん)
そうなんです!これはスタッフ一同も画期的!と感激した製品で、ハサミ、ピーラー、スライサーなどを研げるシャープナー。
当店のキッチン道具のラインナップの中でも、そんなに目立つ存在ではないのですが、ぜひ多くの方に知って頂きたい名品の一つです。なので、Tさんに「期待を裏切らず、活躍しています」と紹介頂けて、嬉しい気持ちになったのでした。
冷えは大敵との教えに、アンクルウォーマーが心強い味方です
Sさん(50代)は、出産時に助産師さんから「女性の身体にとって冷えは大敵、1年を通して足首は決して冷やさないように」とアドバイスを受けたそうです。以来、その教えを忠実に守る中、内側シルクのアンクルウォーマーを買ってよかった製品として挙げてくださいました。
「寝るときに足首に着けて、パジャマの裾を入れ込むようにして、肌が出ないようにしています。裾のめくれ上がりも防げて、冷気が入ってスース―することもなく、快適に眠れます」(Sさん)
ちょっと油断すると、夏場でも冷たくなる「足」。何枚も重ねる冷え取りソックスほどハードルは高くなく、簡単に着脱ができて、パッと冷え対策ができるアンクルウォーマーは重宝しますよね。10年以上温活を続けてこられたSさんに、太鼓判を押して頂けたということが、このウォーマーの優秀さを表わしているように感じました。
そしてもう一つ、Sさんが「買ってよかったもの」として挙げてくださったのが「tetra 8号帆布 ビーズクッション レギュラーサイズ」です。
「まず本体が軽いのと、座っても良し、もたれかかって本を読んでも良し、使っているうちにへたってきたなーと思ったらビーズの補充もできる。カバーも洗える、と大満足で愛用しています。最初から一緒に補充用ビーズを買えばよかったと思ったぐらい!」(Sさん)
巷には、お手頃価格のビーズクッションも多く存在しますので、15,400円(税込、2023年7月末現在)という価格に一定期間購入を悩まれる方も少なくありません。が、適度な堅さでちゃんと体を支えてくれるtetraには「やっぱり買ってよかった!」の声が多く届いています。Sさんのお宅でも、長くリラックスタイムの相棒として活躍しますように。
「これからも日本の名品発掘を!」英国からのエールに歓喜
最後のお客さまとしてご紹介するAさんは、なんとイギリス在住。知人の方にアシスト頂きながら、長年スタイルストアでお買い物をしてくださっている書家さんです。英国で暮らしているからこそ、日本の良いものを暮らしに取り入れたい、現地の人にも紹介したいとの思いをお聞かせいただきつつ、買ってよかった愛用品としてご紹介頂いたのは、モートンの「エンゲイシャツ」でした。
こちらはその名の通り、園芸家の方のリクエストに応えて開発されたシャツ。イギリスといえばガーデニングの本場ですが、Aさんが着用していて現地の方にも「それいいね!」と度々褒められた、という嬉しいエピソードを教えて頂きました。
もう一つ、来客にも日本のこだわりの製品に触れてもらうきっかけになっている、とご紹介頂いた愛用品が「脱げにくい綿麻のスリッパ」です。
なるべく天然繊維のものを使いたい、かつサイズもしっくりくるもの、となるとやはり現地調達が難しいこともあり、わざわざ日本から取り寄せてお使い頂いているとのこと。Aさんのご主人(英国の方)に合うサイズがないとのことで、当店の18周年記念でXLサイズを制作したことも直接お話しできて、我々にとっても思い出深いインタビューの時間となりました。
Aさんとのインタビューは、チーフバイヤーの中井が担当しました。Aさんに「セレクトを信頼している。これからも日本の名品を発掘し、紹介する、その意義深いお仕事を頑張ってくださいね」と言って頂き、感激の涙をこらえるほど、そのお言葉が励みになったと教えてくれました。本当にありがとうございました。
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インタビューにご協力頂いた皆さま、改めまして貴重な機会とお話を、本当にありがとうございました。お一人お一人との時間を思い出しながら本コラムを書いていたら、ついつい長くなり、3部作にまでなりましたが、こちらで完結となります。皆さんにフィードバックいただいた内容は、品揃えやサイトのUI改善、コンテンツリクエストを含めまして、一つ一つ実施や改善、導入に向けて検討を行っています。
また、皆さんと直接お話することが、こんなにも楽しく嬉しく、学び多きことを実感し、また折に触れてこうした機会を設けさせて頂けたらと思っておりますので、今回残念ながら予定が合わなかった皆さまも含め、また次回お話しできることを楽しみにしております。
今後ともスタイルストアをどうかよろしくお願いします。ありがとうございました。
大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。