みんなの愛用品
ごみの日が快適になる、生ごみパリパリ生活
こんにちは、バイヤーの畠田です。みなさま、苦手な家事ってありますか?わたしはこの時期の「ごみ出し」が苦手です。住んでいる町では、燃えるごみの回収が週1回。消臭剤を振りかけてみたり、新聞に包んでごみ箱に入れたり、といろいろ工夫はするものの、気温の高い時期はどうしたって、生ごみの臭いが発生してしまいます。ごみ箱の蓋を開けた時の嫌な臭いともわっとした嫌な感じ……袋の口を結ぶ間、無意識に息を止めてしまうのですが、共感してくださる方も多いのではないでしょうか。
もちろん臭いそのものも嫌なのですが、ごみ箱にごみを入れる時になるべく臭いが漏れないように、蓋は全開にせず少しの隙間だけ開けて捨てるようにしたりと、日々の使い勝手にも影響してくることが地味にストレスでした。
そんな夏のごみ問題を劇的に快適にしてくれたのが、温風の力で生ごみをパリパリに乾燥させてくれる「パリパリキュー」。今回、少人数のご家庭にぴったりなラインナップも新たに加わりましたので、使用感とあわせてご紹介します。
生ごみにまつわるストレスが一切なくなった
パリパリキューブのつくり手「島産業」の藤田さんに、初めてお話を伺った時、とても印象的だったのが、「生ごみの問題は、乾燥させたらほとんど解決するんですよ」という言葉でした。今年の6月以降、実際に使っていたのですが、まさにその言葉の通り、生ごみによるストレスから解放された夏でした。
まず、悩みの種だった「臭い」に悩むことが一切なくなりました。これには本当に感動。乾燥させた生ごみは無臭ではありませんが、香ばしい感じで、全く嫌な臭いではありません。嫌な臭いがないということは、雑菌も少ないということ。ごみ箱も衛生的に保つことができ、コバエも湧きませんでした。
乾燥後は手で潰せるくらいパリパリになるので、これまで週1回で生ごみの袋がいっぱいになっていたのが、半分以下の量になり、ごみ出しの負担が減りました。単純にごみ出しの回数を減らすこともできますし、水分を含まないのでごみ袋も軽々。汁垂れを気にすることもなく、燃えるごみの日が億劫ではなくなりました。
環境負荷が気になる方にも
「自分ができる範囲で、プラスチックを消費する機会を減らしたい」というのも、乾燥機を使い始めた動機のひとつでした。長らく、生ごみはスーパーのレジ袋やポリ袋に入れて生ごみ用のごみ箱に捨てていましたが、プラスチック消費削減のためにも、こういった袋類を使わずに生ごみを処理したいなと思っていました。
プラごみ削減の観点だけでなく、乾燥させていない生ごみを焼却した時と、乾燥させたものを焼却した時の、CO2の排出量も大きく変わります。電気の使用によるCO2排出量を含めても、なんと68~74%も削減できるんだそうです。
一消費者が、ごみの輸送・焼却・分解にまで意識を向けることは普段そう多くないと思いますが、こういった形でもCO2軽減に貢献することができるんだなと学びました。実は、パリパリキューは「グッドデザイン賞 2020」をはじめ、「Red Dot DESIGN AWARD 2020」や「GEMARN DESIGN AWARD 2021」など、国際的にも権威のあるデザイン賞を数多く受賞しています。昨今のSDGsを考えた意識の高まりもあり、国を超えて評価されているんだなあと感じます。
自治体としても、ごみの処理費用が大幅に削減できるため、多くの自治体が生ごみ処理機の購入費の一部を負担してくれます。ぜひご購入前にお調べいただいた上で、上手にご活用いただければと思います。
実際の使用感について
使用を重ねると本体自体が汚くなるのでは…と使い始める前は少し心配でしたが、本体はほとんど汚れず、定期的に洗う必要があるのは生ごみを入れるバスケットだけ。これはまるっと水洗いできますし、こういった家電製品にありがちなパッキンなどの洗いにくい部品がないので、手入れが億劫にならず清潔に保てます。
日中おでかけされる場合は、朝に稼働させれば帰宅後にはパリパリに。わたしはいつも夕食後、寝ている間に運転させています。「3時間後」の予約タイマーが設定できるのですが、これが便利で、夕食の片付けが終わったタイミングで3時間後のタイマーを設定しておけば、だいたい就寝前~就寝直後くらいに、ひっそりと稼働を始めてくれます。音はエアコンの稼働音くらいのイメージでしょうか。全く気にならないわけではないですが、すぐそばで眠るのでなければ問題ないと思います。
気になるのが電気代。正確にどのくらいかかっているかはわかりませんが、家族2人でほぼ毎日自炊の我が家の場合、だいたい週4~5回使用、ソフトモード(約16円〜23円)での運転がほとんどです。単純計算だと、月256円~460円くらいですね。ランニングコストとしては結構かかるなあと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、生ごみにまつわるあらゆる不快さから解放されることや、環境への負担減を考えると許容範囲だなと、わたしは思います。ごみの嵩が減ることでごみ袋の消費量も減るので、袋が有料の自治体の場合は、その分の節約にもなりますね。
小人数の暮らしに便利なサイズも登場
先にお取り扱いをしていた「パリパリキュー」に加えて、今回、少し容量が少なめの「パリパリキューブ ライトアルファ」もお取り扱いをはじめました。
機能面はほぼ同じですが、一度に処理できる最大容量が異なり、「パリパリキュー」は最大1000g(1~5人目安)、「パリパリキューブ ライトアルファ」は最大700g(1~3人目安)。ご家族の多い方はパリパリキュー、ご夫婦や一人暮らしの方は、パリパリキューブライトアルファをお選びいただくのが良いと思います。あとは、パリパリキューの方がデザインがシンプルなので、そのあたりでお好みも分かれるかもしれません。
「パリパリキューブライトアルファ」は、パリパリキューと比べて価格もお求めやすく、脱臭フィルタが元々「2個」付属しているという点でも、パリパリライフ入門編としておすすめ。「一度使い始めると、生ごみを乾燥させない生活には戻れない」という声も多いそうですが、その気持ちがよくわかります。夏の間はもちろん、これからも年中活躍してくれそうです。
ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。