みんなの愛用品
揃えておいて損はない、下ごしらえの定番道具
こんにちは、バイヤーの畠田です。
年の暮れも目前。今年は自宅で時間をかけて料理をされる方も多いのではないでしょうか。おせちづくりは、つくる料理の種類が多い分、家の中の調理道具をフル活用しますよね。なんだか一年の集大成のような行事だなと思います。
鍋やフライパンなどのメインとなる調理器具や、器やお重といった華やかな道具に比べると、影を潜めがちな存在ですが、料理の時に大切なのが「下ごしらえ」の道具です。切った材料を置く、調味料を測って混ぜる、といった下準備をスムーズにすることで、調理全体が効率よく進むなと思います。
キッチンに立つ時間が増えるこの機会に、わたしが実際に使ってみて、揃えておいて損はないなと思う下ごしらえの道具2つを紹介したいと思います。
「一旦置いておく」シーンに、スタッキング角バット
おせちづくりは、水にさらす、調味料に漬け込む、乾物を戻す、塩抜きをする、アクをぬく……といった「一旦置いておく」シーンが本当に多いです。そんな時に活躍するするのがこのバット。同時に調理する品目も多いため、いくつあっても足りないくらいだなと思います。
スタッキング角バットの良いところは、ほとんどの下ごしらえがこなせる程よいサイズ感。まな板を広く使うために切った材料をうつしたり、お肉の下味をつけたりするのに、大きすぎず小さすぎない、ちょうどよい大きさです。
揚げ物をする時は3つ並べて、卵、小麦粉、パン粉をそれぞれに入れて使います。一般的なバットよりも高さがある分、パン粉がこぼれにくく、まわりも汚れにくいところがお気に入りです。
材料をフライパンや鍋にうつした後も、使った菜箸やトング、レードルなどの一時置きとしても活用するので、調理中は常に1~2個を出しっぱなしにしてある状態です。
一般的な下ごしらえの道具として使われる「ボウル」はサイズ違いで揃えられている方が多いと思いますが、スタッキング角バットはサイズが1種類。だからこそ、重ねて保管できてサイズを選ぶ手間がない(上から順に手にとれる)というのが、とても使いやすいなと思います。
わたしはバット3つ、ざる3つを最初に揃えましたが、バットは食材を入れたまま冷蔵庫で保存することも多く、下ごしらえに使うことを考えるとあと2つくらい買い足したいなと思っています。個人的な体感としては、ざるの数量の倍くらいバットがあると、ちょうどいいかなと思います。まずはバットとざるそれぞれ1~2つほど、あとは使う頻度を見ながら少しずつ買い足していくのがおすすめです。
「測る、混ぜる、和える」に下ごしらえボウル
スタッキング角バットと同じく下ごしらえの一軍道具ですが、また違う役割を担うのが、「下ごしらえボウル」です。ボウル型で目盛りと注ぎ口がついているので、液体と相性が良いのがポイント。卵を溶いたり、調味料を測って混ぜたり、そのまま食材と和えたりといったシーンには、スタッキング角バットよりもこちらの方が使い勝手が良いです。
下ごしらえボウルは最近買い足したもの。それまでは、随分前に間に合わせで買った小さなステンレスのボウルを使っていたのですが、使い始めて5年目の今年、なんと縁の部分が割れました。縁が巻いているつくりなので水が溜まりやすく、少しずつ傷んでいたのだと思います。
洗う時にスポンジがひっかかったり、手を切りそうで危なかったので、かねてから気になっていた下ごしらえボウルに買いかえたのですが、その使い心地の違いに驚きました。
まず安定感が違います。重量感があるので、一番小さな下ごしらえボウル 9に、柄の長いやくさじを入れっぱなしにしてもしっかり安定します(中に調味料を入れなくても倒れません)。少し縦長の形なので混ぜる時に中身がこぼれにくく、口がついているので調味料の切れも抜群。縁は巻いてないので洗った後に水もたまらないですし、今度こそ長く使っていけそうです。
更に、あわせて使える蓋が販売開始になりました。これで、ボウルの中で和えたものをそのまま保存したり、冷蔵庫の中でスタッキングしたりしやすくなりました。3サイズある下ごしらえボウルに対して、蓋のサイズは1種類。どのサイズでも兼用できるようになっているというのが嬉しいです。
こういう下ごしらえの道具を揃える前は、手元にある器などで代用していたのですが、洗い物の時に割れないように気を使ったり、使いたいと思った時にすぐに手にとれる位置に収納できなかったり、やっぱりなんだかんだ使いにくさがあったなあと思います。
毎日のご飯づくりは、時間に追われて少しの不便さにも目を瞑って調理をしがちですが、年末は「今、キッチンで使いにくいところはどこだろう」と考えながら料理をする予定。じっくりとキッチン全体の見直しをするのが今から楽しみです。
ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。