巻物なしでは外出できない寒い日が続いています。当店で人気のカシミヤの巻物たちが必需品となる季節です。スヌードやストール等、今年もたくさんのカシミヤの巻物のラインナップを取り揃えていますが、共通点はどれもコスパがいいという所。それも安価な商品によくある「安かろう悪かろう」ではなく、上質なうえで、よそのものよりも買いやすい価格なんです。極上の肌触りで蒸れのない快適な巻物はいかがですか。

上質なのにコスパがいい理由

当店でお取り扱いするカシミヤの巻物と言えば、この4種類。northpeace farmのカシミヤチェックストール（左上）、当店オリジナルのカシミヤストール（右上）、Heart of Mongolia（ハートオブモンゴリア）のスヌード（左下）、el alto/カシミヤ100%ネックウォーマー（右下）。いずれも、8000円台～1万円台とコスパがいいのが共通点。同質のカシミヤの巻物というと、3万円前後のものが多いので、比較すると約3割ほど安いんです。

その秘密は、こちら。通常だと店舗にストールが入るまでの間に、商社やメーカーが関わります。ですが、当店でお取り扱いするブランドはいずれも、自分たちで現地に赴き、カシミヤの原毛を買い付け。そのまま現地工場で商品にして持って帰ってきて販売するんです。余計な仲介が入らない分、コストが抑えられるという仕組みなんですね。

カシミヤの巻物を使い続けた時の変化

コスパがいいとはいえ、カシミヤの巻物は、安くはないお買い物。経年変化が気になる方も多いと思います。こちらは私のカシミヤストールです。左のキャメルはワンシーズンで3回ほど巻いているもの。右のライトグレーのものは、シーズンになるとほぼ毎日巻いているものです。同じ畳み方をして並べて、使用頻度の高いライトグレーのほうがふっくらとしているのがわかると思います。

実はこれがカシミヤの特徴の一つ。使い続けると滑らかな表面がふわっとするんです。ウールよりも柔らかい上、使い続ければ続けるほど、巻き心地が良くなっていくのがカシミヤのいいところ。その肌触りの良さから、ついつい手にしてしまいます。

ストールとスヌードの選び方

カシミヤの巻物、なんだか良さそうだし買ってみようかな……と思った方が迷ってしまうポイントが、スヌードとストールのどちらがいいのかです。外出の際に巻くのであれば、どちらもほぼ同じ。大きく違うのは、屋内での使い方だと思います。

ストールは肩掛けができるのがいいところ。自宅で仕事をする際や読書や映画鑑賞など、ゆっくりと過ごす時に肩からお腹まですっぽりと暖かく覆ってくれます。

当店でお取り扱いするカシミヤのストールで代表的なのは、northpeace farm（左）のものと、当店オリジナルブランド（右）のもの。

northpeace farmのカシミヤチェックストールは、サイズが190cm×60cm。一般的なストールとほぼ同じサイズ感です。とはいえ、チェック柄という他にはない華やかさがあるのがいいところ。シックなコーディネートの差し色としてストールを楽しみたい方におすすめです。

当店オリジナルブランドのほうは一般的に大判と言われる200cm×70cmというサイズですが、滑らかな質感で高級感があるので、シンプルに一重巻きするだけでサマになります。カシミヤの巻物の定番として、1本は持っていたいアイテムだと思います。

一方スヌードは、スポッとかぶるだけ。運動量が多いシーンで活躍します。例えば、洗濯ものを干すとき、お料理をする時、ごみ捨てをする時など。寒いけど、ストールだとちょっと裾が垂れて邪魔になるようなシーンで便利です。

当店でお取り扱いするカシミヤのスヌードで代表的なのは、Heart of Mongolia（ハートオブモンゴリア）のスヌード（左）、el alto/カシミヤ100%ネックウォーマー（右）です。

Heart of Mongolia（ハートオブモンゴリア）のスヌードは、畔編みで編み立てた柔らかい肌触りです。
幅33cm、長さが70cmあるので、しっかりとボリュームが出て首回りをあたためてくれます。

el alto/カシミヤ100%ネックウォーマーは、ブランドが独自にあみ出した独特な型ですが、首に程よくフィットし、冷気から守ってくれるのがいいところ。上質なホワイトカシミヤの毛を使用しているので、薄い水色やピンクなどの発色が美しいのも特徴です。

上質な巻物は外出時だけではなく、おうちで過ごす時間も暖かく、快適にしてくれるアイテムです。用途に合わせてストールとスヌードを使い分けるのもいいなと思います。

自分に、また大切な方に、極上の肌触りとあたたかさをプレゼントするのはいかがですか。

楠 美冴登

ショッピングユニットでバイヤーをしています。
スタイルストアの商品によって、どこかで誰かがちょっとだけ幸せになればいいなと思ってバイイングをしています。それだけが私の大きなこだわりです。