バイヤーからのお便り
ありそうでなかったお酒の香りのルイボスティー
みなさん、お茶といえば何を
思い浮かべますか。
小さいころは、一緒に住んでいた
祖父の影響で、緑茶を
よく飲んでいました。
新茶の季節になると、沢山の種類の
茶葉が届くのです。
それを祖父と一緒に、順番に
飲み比べをしていたほどなので、
私の生活の中でお茶といえば、
緑茶しか浮かばないほど。
そんな私が先日出会ったのは、
とても香り高いルイボスティーでした。
アルコールフレーバーのルイボスティー
料理やお茶のワークショップの運営や、
フードコーディネーターとして
活動するSTUDIO HATCHの
藤崎さんが手がけるのは、
万能茶といわれるルイボスティー。
ルイボスティーとは南アフリカの
セダルバーグ山脈一体にのみ自生する
お茶のこと。腸内環境を良好に保ち、
美容や美肌効果もあるといわれています。
万能茶といわれるだけに人気もあり、
ルイボスティー自体は、
珍しいものではありませんが、
藤崎さんが手掛けるお茶の特徴は、
アルコールフレーバーだということ。
お酒の香りがするルイボスティーは
珍しい!というか見たことがありません。
リンゴのお酒「カルヴァドス」、
オレンジとシャンパンのカクテル
「ミモザ」、ホットワインの
「ヴァンショー」、クリーム系の
リキュールの「アイリッシュクリーム」、
甘味の強いリキュール「クレームドカシス」
の5種類のアルコールフレーバーです。
冷めてもおいしいのには理由がありました
茶葉に香りづけをしているだけではありません
実際に飲んでみると、どれもいい香り。
大人っぽいアルコールフレーバーが
鼻を抜けていきます。
そして気づいたのは、冷めても
きちんと香りが消えないということ。
ルイボスティーの深みのある味わいと
フレーバーの両方がいつまでも
残っているのです。
それを藤崎さんに伝えたところ、
「フレーバーティーって、茶葉自体に
香りを付けているだけのものが多いから、
お茶の味が消えてしまったり、
香りが消えてしまったりするんです。
それが嫌だったので、私たちは茶葉に
香りを付けるだけではなく、
様々なアイテムを調合し、
フレーバーを再現しているんです」
とおっしゃっていました。
例えば、ホットワインの「ヴァンショー」。
ホットワインのフレーバーを茶葉に
付けているだけではなく、
そのフレーバーを再現するのに、
酸味のあるローズヒップやハイビスカスを
加え、シナモンやクローブでほんのり
スパイシー仕上げて、ヴァンショーの
フレーバーを再現しているのです。
1フレーバーを作るのにかかった時間は
3か月から4か月!!
その話を聞いただけで、手間が
かかっていることが充分に伝わりますが、
忠実にフレーバーを再現するのに、
何度も何度も試作を繰り返したのだそう。
フレーバーティーの中には、
お茶の色をしているだけで、
薄く香りが付いているだけのものが
結構あるので、お茶と香りの両方が
きちんと生きているものって
なかなか無いんです。
これは本当にいい出会いでした。
フレーバー毎に、おいしい飲み方が
あるようで、これはコラムに書かなければと
一生懸命メモを取る私を見て、
「楠さん、大丈夫ですよ。全てのお茶には
フレーバーの説明と、淹れ方を書いた
カードを入れているんです。」と藤崎さん。
美味しく飲んでほしいという藤崎さんの
気持ちがこもったカードは嬉しいですね。
フレーバーに迷った時は?
とはいえ、5つのフレーバーの中で
どれを選んでいいのか、迷ってしまう
方もいらっしゃるかもしれません。
ヴァンショーはほんのりスパイシー。
シナモンの香りがお好きな方に
おすすめです。
フルーツの香りがお好きな方には、
ミモザやカルヴァドス、クレームドカシスを
おすすめします。
アイリッシュクリームは、
朝はストレートで。午後はミルクティーで
飲むと全く違う味が楽しめました。
ミルクティーがお好きな方には
こちらがオススメです。
「それでも迷ってしまう!!」なんて方は、
5種類のアルコールフレーバーが
セットになったこちらがオススメ。
ますはこのセットで、お好みのフレーバーを
探すのもいいですね。
5種類のアルコールフレーバー以外に、
癖がなくさっぱりとした味わいの
稀少性の高いグリーンルイボスティー
もご用意しています。
緑茶一本でこれまで来た私に、
ルイボスティーとは何かから丁寧に
おしえてくれた藤崎さんとの時間は、
贅沢で貴重なものになりました。
アルコールフレーバーですが、実際に
アルコールが入っている訳ではないのと、
ノンカフェインなので、お子さんから
妊婦の方まで安心して飲んでいただけます。
注)一部、妊婦の方はお控えいただいた方が
良い商品がありますので、各商品ページの
スペックをご確認ください。
帰省の時の手土産や、御年賀にも
おすすめの一品です。
年末年始、ゆっくりとした時間を過ごす
みなさんのお供になりますように。
ショッピングユニットでバイヤーをしています。
スタイルストアの商品によって、どこかで誰かがちょっとだけ幸せになればいいなと思ってバイイングをしています。それだけが私の大きなこだわりです。