ポータブル扇風機は、持ち運びに便利だけど、風力が物足りない。家庭用扇風機は、風が心地よく機能も充実しているけれど、大きくて移動が面倒。サーキュレーターは、部屋の空気循環に使えるけれど、人が涼むのには風が強すぎる。

それぞれ一長一短ですが、見事にいいところどりをしたのが「LUMENA(ルーメナー)」のFAN PRIME。軽やかさと機能性を兼ね揃えた、全く新しい扇風機です。
コードレスでコンパクト、これ1台でどこでも涼めます

持ち運びしやすいよう、つまみがついています
最大の特徴は、充電式でコードレスというところ。コードを抜いたり刺したりする必要がなく、お部屋の見た目もすっきりします。
大きさは、外出時に使うポータブル扇風機よりも大きく、一般的な家庭用扇風機よりも小さいという絶妙なサイズ感。重さは「950g」と1Lの牛乳パックほどで、片手で持つことができ、部屋間の移動も楽々です。

コードレスかつコンパクトなので、設置場所の幅が広いというのがとにかく便利。たとえば、コンセントが届かないような窓際や、庭仕事やアウトドアなどの屋外、スペースが限られる脱衣所やキッチンなど、一般的な大きさの扇風機であれば使えないような場所でもご使用いただけます。本体を移動させることにストレスがないので、ちょっと涼みたい!という時に、気軽に使えます。
シーンを選ばない風量と機能性
外出時に使えるポータブル扇風機はこれまでもありましたが、家の中で使うには風量が物足りなかったり、首振りができなかったり、と不便な点がありました。そんなお悩みも、FAN PRIMEは見事に解決。

風量は1−4までの4段階調整が可能。1はやわらかく心地よい微風、4は髪がばさばさとなびくくらいの強風です。就寝時や、クーラーと併用して使いたいという時には微風に。帰宅して一刻も早く涼みたい!という時には強風に、とシーンにあわせて使い分けができます。

首振り機能があり、電源をつけっぱなしでも身体が冷えません。首振り機能中に停止した場合は、正面を向いてから止まるという点も気が利いています。

高さ調節や上下の角度設定が可能です。身長160cmのスタッフが足元に置いた時、高さを最大まで伸ばして角度をつければきちんと顔に風が当たりました。狭い場所でも使いやすい仕様です。

4段階(1、2、4、8時間)のタイマー設定ができるので、就寝時に便利。風量やタイマーなどの操作は本体または付属のリモコンひとつで行えます。
遠くまで空気が風が届くから、空気循環にも使える

一般的な扇風機は風が横に広がるため、風の届く範囲は5mほどですが、この扇風機は「サーキュレーターとしても使えるようにしたい」という思いから、風がまっすぐ進むように工夫して作られています。そのため、コンパクトながらも最大風力で約10m先まで風を届けられるというのが驚き。
室内の空気循環を促すことができるので、エアコンの効率をあげたり、部屋干しの洗濯物を乾かすのを助けたりすることができます。
風がやわらかいから、当たりつづけても疲れづらい
更にFAN PRIMEは、風量がしっかりありつつも「風がやわらかく心地いい」という点がすごいところ。
やわらかさの理由は2つあります。

ひとつめの理由は羽の数。一般的なものは4〜5枚が多いですが、こちらは7枚。羽の数が多い分、空気を細かく送りだすことができ、肌当たりがやわらかになります。

もうひとつの理由は、モーターの違い。安価な扇風機は「ACモーター」が使われていますが、FAN PRIMEには高級扇風機に用いられる「DCモーター」が使われています。ACモーターより製品価格が高くなりますが、回転数の制御に優れていて、ゆっくりした回転が得意。つまり、自然の風のようにやわらかい風を作ることができるんですね。
また、DCモーターは静音設計で、ACモーターに比べて消費電力が1/3と、非常に省電力という特徴もあります。風量が最も少ない「1段階」で1日10時間、毎日使ったとしても電気代は1カ月たったの約6円。経済的かつ、静音性にも優れた快適な使い心地を叶えてくれます。
安心して使える充電機能

充電式扇風機の充電可能回数は300−500回ほどですが、こちらは約1000回の繰り返し充電ができます。風量1段階の場合約30時間、4段階の場合でも約4時間の連続使用ができます。もちろん、充電しながらもご使用いただけます。
この製品を作っているのは、NNiNE社というモバイルバッテリーを得意とする韓国の会社です。海外製という点で不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「バッテリーは目に見えないものだからこそ安心して使えるものを作りたい」という思いを元に、モバイルバッテリーを使ったライトや家電製品を作っています。昨今、海外製の粗悪なバッテリーが流通することもある中、品質を最優先にしたものづくりをする信頼のおけるつくり手だと感じました。


色はホワイトとブラックの2色。どちらもマットな塗装で、フレームの内側はピンクゴールドです。

ネック部分はスチール性で、高級感のある仕上がり。機能面だけではなく、無駄がないシンプルな操作性やデザインも魅力です。

このくらいのサイズ感であれば、シーズンオフの保管も省スペースですね。でも、部屋干しの乾燥やエアコンをつけた時の空気循環など一年中活躍するため、夏以外の季節にも出しっぱなしの愛用者も多いんだそう。季節を選ばず生活を助けてくれる、便利な一品です。
充電アダプターについて

LUMENA製品は、バッテリー容量が大きいため「2.0A以上のACアダプター」での充電をお願いしております。パソコンやタブレットなどの充電器であれば2.0A以上であることが多いと思うので、お手持ちのアダプタでの充電も可能ですが、製品との相性によっては、最大まで充電されないということもございます。
そのため、ぜひLUMENA製品とあわせて純正ACアダプター「LUMENA QC3」のご使用をおすすめしております。Quick Charge 3.0という最新の充電規格を採用しており、LUMENA製品のバッテリー性能を最大限活かすことができます。
STAND2とPRIMEの違いについて
同じブランドの「LUMENA コードレス扇風機 STAND2」と本製品を比較される方も多いと思います。それぞれの違いと、選び方のポイントを簡単にお伝えします。
大きさ

左:STAND2 右:PRIME。左の写真はPRIMEの首を一番縮めたところ、右の写真は一番伸ばしたところ。
STAND2は高さ26.8cm、PRIMEは35cm(最小時)。重さは、STAND2は約450g、PRIMEは約950g。どちらもコンパクトですが、STAND2の方がひとまわり小さく、軽いです。STAND2は高さ調節ができませんが、PRIMEは高さ調節が可能です。

左:STAND2 右:PRIME
台座の部分もSTAND2の方が小さめ。デスクの上や洗面所の棚の上など卓上に置く場合は、よりスペースをとらずコンパクトです。
角度と首振り

左:STAND2 右:PRIME を最大まで上に向けたところ
最大まで上を向けた時の角度はこのくらい違います。STAND2は卓上に置くことを想定しているため、上下の角度調整は必要最低限。また、STAND2に首振り機能はありませんが、PRIMEは120度の首振り機能があります。
その他、細かい違いはありますが、「どんな場所で使いたいか」を考えてみていただいて、「卓上」が多い場合はSTAND2、床置きなどそれ以外が多い場合はPRIMEがおすすめ。首振り機能が欲しい方も迷わずPRIMEですね。選び方の参考になりましたら幸いです。